瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

宮澤賢治の文庫本(11)

新潮文庫4192『新編 銀河鉄道の夜』(3)
 青いカバーの掛かった①四十九版を見た。そこで2015年8月16日付(05)で見た、①三十六刷や②六十二刷等と同じ表紙のカバーが掛かっている①四十九刷を借りて来て、比較して見た。後者を仮に通常カバーと呼ぶことにする。
 カバー表紙、文字は明朝体横組みの銀文字で、上部左寄りに「銀河鉄道の夜/宮沢 賢治」、中央やや上にやはり左寄りで「ginga tetsudou no yoru/kenji miyazawa」、下部左寄りに「shincho bunko」とある。
 カバー背表紙もやはり銀文字で、配置はほぼ同じだが、最下部の「\400」はやや上にある。
 カバー裏表紙、中央の横線と右上の紹介文はない。左上のバーコード2つは一致、周囲を長方形(×cm)に白く抜く。中央左の3行は同じだが銀文字になっており、1行めの定価は小さくなっている。1行めと2行めの間は通常カバーの2〜3行めと同じくらい空く。ISBNコードの2行めとCコード等の3行めの間は詰まっている。
 カバー表紙折返し、上部の著者紹介は白抜きで写真はなくなっている。
 カバー裏表紙折返し、上部に通常カバーの裏表紙右上にあった紹介文が白抜きで、同じ字配りで入る。通常カバーでは鍵括弧の縦線が行の幅の半分であったのが、このカバーでは行の幅いっぱいになっている。下部左寄りに「カバー印刷 錦明印刷/デザイン Onuki DESIGN」、右下隅に角切三角形があったと思われるが私の見た本では何故か切除されていた。
 このOnuki DESIGNのカバーが掛けられた時期だが、2015年8月24日付「宮澤賢治『注文の多い料理店』(1)」で見た、黒地のカバーの掛かった新潮文庫4193『注文の多い料理店』②四十三刷が刷られた平成23年(2011)であろうか。2015年2月17日付「新潮文庫『江戸川乱歩傑作選』(1)」では平成22年(2010)としていたが訂正する。尤も、同じ時期に一斉に行われたという証拠もないのだけれども。(以下続稿)