瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

だーくプロ 編著『多摩の怪談ぞくぞくガイド』(4)

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 昨日の続きで、平成12年(2000)7月刊の初版と、平成13年(2001)7月刊の改訂版の1章めを比較して見よう。
 7頁(頁付なし)は1章めの扉で、縦組みで上部中央に明朝体太字「と〜つ◆は人魂型で中に光沢状に淡い人魂型が入る。その下、中央に古印体で2行「数百年の時を超えて響く、無念の幽鬼のうめき声  」とある。8頁(頁付なし)は白紙。
 以下、節には仮に番号を付すことにした。原本には番号が打たれていない。
 初版=改訂版【1】 9〜16頁、まず本文と同じ大きさの古印体で「落城の日、非業の死をとげた死者の怨霊がさまよう」とあって2行めに「八王子城 ……………八王子市元八王子町」題は明朝体太字、地名はゴシック体で本文よりは一回り大きい。ちなみに目次では、2頁2行め「八王子城/八王子市……落城の日、非業の死をとげた死者の怨霊がさまよう」となっていた。本文は2段組で写真も挿入されるが、全て茶色で印刷されている。この節の内容は別に詳しく検討する。*1
 初版=改訂版【2】 17〜20頁、見出しは「続出する事故、ケヤキに取りついた悪霊の恐るべきパワー魔の第三コーナー ……………府中市東京競馬場」。
 初版=改訂版【3】 21〜25頁、見出しは「快楽の宴がいきなり地獄にまっさかさま、谷に響く女たちの叫びおいらん淵 ……………山梨県塩山市塩山市は平成17年(2005)11月1日に東山梨郡勝沼町・大和村と合併して甲州市(!)になっている。
 初版=改訂版【4】 26〜32頁、見出しは明朝体太字で「特設コラム」とあり、2行めは古印体で大きく「これがホンモノ心霊写真だ 」とある。
 初版【5】 33〜35頁、見出しは「闇の底からわき上がり、追いすがる武者の群滝山城 ……………八王子市元八王子町元八王子町にあるのは八王子城跡で、滝山城跡は高月町・丹木町にある。
 改訂版【5】 33〜37頁、見出しは「苦しみ抜いて死んだ怨霊がさまよう和田河原刑場跡 ……………八王子市大和田町」。
 改訂版【6】 21〜25頁、見出しは「歴史を変えた合戦で、おびただしい死骸の山が築かれて……分倍河原古戦場跡 ……………府中市本宿町・分梅町」。
 初版【6】 36〜39頁=改訂版【7】 42〜45頁、見出しは「夜毎、墓から「すってくりょう、すってくりょう」とうめく声が……すってくりょう塚 ……………あきる野市菅生」。(以下続稿)

*1:3月30日追記】28日の投稿時はここまでで力尽きてしまったが、1章めの残りを補って置く。