瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

チェーホフの文庫本(1)

岩波文庫32-622-3『可愛い女・犬を連れた奥さん 他一篇神西清 訳(1)
・1940年10月11日第1刷発行
・1967年10月16日第18刷改版発行©(122頁)
・1976年10月20日第27刷発行 ¥100*1
・1979年4月20日第30刷発行 ¥100*2

・1985年11月11日第37刷発行 定価200円*3
・1986年8月20日第38刷発行 定価200円
・1988年4月15日第42刷発行 定価200円
・1989年9月20日第45刷発行 定価252円
・1994年4月15日第53刷発行 定価301円
・1996年4月5日第55刷発行 定価301円*4
可愛い女(ひと)・犬を連れた奥さん 他一編 (岩波文庫)

可愛い女(ひと)・犬を連れた奥さん 他一編 (岩波文庫)

・1940年10月11日第1刷発行
・2004年9月16日改版第1刷発行(139+5頁)定価400円
 岩波文庫チェーホフは、湯浅芳子(1896.12.7〜1990.10.24)訳は改訳されたが神西清(1903.11.15〜1957.3.11)訳は改版されて出ている。
 改版前の第38刷・第42刷・第45刷・第53刷を比較して見た。
 カバー表紙は同じ。
 カバー背表紙の最下部、第38刷・第42刷「200」第45刷「260」に太い下線。第53刷「310」に太い下線。
 カバー裏表紙、中央の壺印は同じ、第38刷は最下部左寄りに「定価200円」のみ*5。第42刷は最下部左寄りに「ISBN4-00-326223-9 C0197 \200E/定価200円」、第45刷は最上部左寄りに「ISBN4-00-326223-9 C0197 P260E/定価260円(本体252円)」、第53刷は左上にバーコード2つ「9784003262238/1910197003106」右上に「ISBN4-00-326223-9/C0197 P310E/定価310円(本体301円)」とある。
 カバー表紙折返し、第38刷・第42刷は2011年5月23日付「柳田國男『遠野物語』の文庫本(14)」の【2012年8月30日追記】に見た岩波文庫33-138-1『遠野物語・山の人生』第14刷及び2013年1月30日付「森鴎外『ヰタ・セクスアリス』の文庫本(3)」に見た岩波文庫31-005-3『ウィタ・セクスアリス』第53刷、2013年9月9日付「太宰治『走れメロス』の文庫本(10)」に見た岩波文庫31-090-1『富嶽百景走れメロス 他八篇』第37刷に同じ。
 第45刷の広告は、2012年5月14日付「小泉八雲『怪談』の文庫本(01)」の【2015年1月12日追記】の、岩波文庫32-244-1『怪談』第56刷に同じ。左下のマークとその説明は第42刷に同じ。ちなみに第42刷のカバー裏表紙折返しの広告は岩波文庫32-244-1『怪談』第53刷に同じ。
 第53刷は『広辞苑』第四刷の広告。
 カバー裏表紙折返し、私の見た第38刷は切除されている*6。第45刷の広告は2012年7月28日付「幸田露伴『五重塔』の文庫本(1)」の岩波文庫31-012-1『五重塔』第79刷に同じ。第53刷は「ワイド版 岩波文庫」の広告。(以下続稿)

*1:10月4日追加。

*2:2018年8月12日追加。

*3:7月24日追加。

*4:2019年6月11日追加。

*5:6月19日追記】これと同じカバーの掛かった第42刷を見た。カバー表紙・カバー背表紙・カバー表紙折返しも同じ。【8月16日追記】第37刷のカバーはこの第42刷のカバーに一致する(ようだ)。カバー裏表紙折返しが切除されている第38刷のカバーも、一致するものだったと思われる。

*6:6月19日追記】投稿当初に見ていた、カバー裏表紙にISBNコード等の入ったカバーの掛かった第42刷についてメモし忘れていた。新たに見た第42刷に掛かったカバーは、中島文雄・忍足欣四郎編『岩波新英和辞典』の広告である。