瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

赤いマント(147)

 鞠村奈緒(元宝塚歌劇団星組、65期生、11.13生)吉池悟(事務局代表、1960.12.1生)の文・写真・検証・取材に拠る、戦前を中心とするWeb Magagine「昭和からの贈りもの「昭和14年の出来事 1939(2015.7.20up)に赤マントの記述があることに気付きました。【1月】の最後に日付を指定しないで5条添えてあるのですが、その1条め、

・この頃東京を中心に「赤マントを着たせむし男が現れて子供を襲う」という噂が広まり、名古屋、大阪まで広まります。

とあります。これまで考証して来た通り、この噂の発生は昭和14年(1939)2月中旬で、1月までは遡らないでしょう。東京中に広まったのは2月下旬、大阪では7月上旬に複数の新聞記事が出ていることは確認しましたが、名古屋での流行を裏付ける資料はまだ見付けていません、と云うか、まだ調査に着手していません。
 最後にある「昭和14年の流行・トピックス」の一覧表にも、

言葉 || パーマネントはやめましょう、ヤミ、赤マント、一日戦死、白紙、抱き合わせ、日の丸弁当、一坪菜園、複雑怪奇

と見えています。(以下続稿)