瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

宮澤賢治の文庫本(18)

・角川文庫1631『セロ弾きのゴーシュ』(5)
 2015年7月19日付(4)の続き。
 改訂十八版のカバー裏表紙、左上、バーコード1つめ「9784041040027」は改版四十八版・改版五十版・改訂新版・改訂八版に同じ。2つめは「1920193005141」その下に「ISBN978-4-04-104002-7/C0193 \514E/定価本体514円(税金)」、右上にはゴシック体横組みの紹介文は2015年7月17日付(2)のカバー裏表紙中央にゴシック体縦組みで入っていたものにほぼ同じで異同は3箇所、改行位置は「|」で示した。

楽団のお荷物だったセロ弾きの|若者・ゴーシュが、夜ごと訪れ|る動物たちとのふれあいを通じ|て、心の陰を癒やしセロの名手|となっていく表題作。
また「やまなし」「シグナルと|シグナレス」「氷河鼠の毛皮」「寓|話 猫の事務所」「雪渡り」「グ|スコーブドリの伝記」など、賢|治が生前に新聞・雑誌に発表し|た名作・代表作の数々を収める。
解説・小倉豊史/別役実


 奥付、改訂八版は「発行所――株式会社角川書店」のみだが、改訂十八版は「発売元―株式会社角川グループパブリッシング」云々が追加されている*1。改訂八版「印刷所――暁印刷 製本所――BBC」改訂十八版「印刷所―暁印刷 製本所―本間製本」*2。縦組み部分最後の断り書、改訂八版は5月7日付「壺井栄『二十四の瞳』の文庫本(12)」に紹介した角川文庫14733『二十四の瞳』改訂六版に同じ*3。改訂十八版は角川文庫14733『二十四の瞳』改訂十版に同じ。改訂八版には1行分空けて1字下げで「定価はカバーに明記してあります。」とあるが、改訂十八版では同じ1行は匡郭左辺の左、下詰めに配されている。匡郭下辺の上下にある文字は、ISBNコードが改訂八版10桁だったのが改訂十八版13桁となっている*4
 改訂八版と改訂十八版の、1頁7点の目録「角川文庫ベストセラー」10頁は一致*5。(以下続稿)

*1:10月26日追記】改訂十六版も同じ。

*2:10月26日追記】改訂十六版「印刷所―暁印刷 製本所―BBC」。

*3:10月26日追記】改訂十六版も同じ。

*4:10月26日追記】改訂十六版も13桁。

*5:10月26日追記】改訂十六版も恐らく同じ。