それでは昨日の続きで10の章について「目次」を眺めて置こう。
1章め、13〜61頁「頭のなかの空地」*1、「目次」では8頁1行め、明朝体で大きく章題を示し、「……」で繋いで下部に半角漢数字で頁を示す。2〜10行めには、2字下げで、
頭のなかの空地 (一三) 性のめざめ (三七)
ある自殺 (一五) ボーナス談義 (四〇)
の如く、2段組で17節を挙げる。節題と括弧(漢数字は半角)の高さは揃っており、下は1行めの「……一三」の漢数字の上で揃っている(以下の章も同じ)。これは以下の章も同じである、なお、下にはかなりの余白がある。
2章め、62〜117頁「波のまにまに」*2、「目次」では8頁11行め〜9頁3行め、6節でここは
波のまにまに……………………………………………六二
教師と学生………………………………………………六九
「川柳」女の一生…………………………………………七九
ミイラの花………………………………………………八九
女の型……………………………………………………九八
初日の出を見ざるの記……………………………… 一〇七
となっている。
3章め、118〜131頁「翻訳雑感」*3、「目次」では9頁4〜6行め、7節で、
翻訳繁昌記――学生と訳本――訳者と出版社――訳者の種類
――訳者は役者――翻訳の批評――翻訳のむずかしさ
の如く示す。
4章め、132〜143頁「風流小話ざんげ」*4、「目次」では9頁7〜9行め、5節でここのみ3字下げで下にズレている。
無邪気な面白さ――一言一句もおろそかにするな――わかる
話、わからない話――擬音の味――江戸小話のニュアンス
この章も前の章と同様に示す。
5章め、144〜169頁「幼き日のことども(砂村風物詩)」*5、「目次」では9頁10行め〜10頁2行め、章題の括弧内はやや小さい。ここも1章めと同様に、9節を上下2段に5行に示す。
6章め、170〜191頁「ことわざについて(N・H・K趣味の手帳)」、「目次」では10頁3行め。
7章め、192〜209頁「ラジオ歳時記」*6、「目次」では10頁4行め。
8章め、210〜227頁「映画について」*7、「目次」では10頁5〜8行め、この章は3節、「目次」では2章めと同様に示す。
9章め、228〜246頁「学生の性倫理」、「目次」では10頁9〜11行め、6節で、
と、3・4章めと同様に示す。
10章め、247〜273頁「男と女の九章」*8、「目次」では10頁12行め。
白紙が1頁あって、奥付、奥付の裏は目録で7点7冊。(以下続稿)
*1:【12月16日追記】細目は12月9日付(3)に示した。
*2:【12月16日追記】細目は12月9日付(3)に示した。
*3:【12月16日追記】細目は12月10日付(4)に示した。
*4:【12月16日追記】細目は12月10日付(4)に示した。
*5:【12月16日追記】細目は12月11日付(5)に示した。
*6:【12月16日追記】細目は12月13日付(6)に示した。
*7:【12月16日追記】細目は12月14日付(7)に示した。
*8:【12月16日追記】細目は12月15日付(8)に示した。