瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

田辺貞之助『うろか船』(2)

 それでは昨日の続きで10の章について「目次」を眺めて置こう。
 1章め、13〜61頁「頭のなかの空地」*1、「目次」では8頁1行め、明朝体で大きく章題を示し、「……」で繋いで下部に半角漢数字で頁を示す。2〜10行めには、2字下げで、

   頭のなかの空地  (一三)   性のめざめ   (三七)
   ある自殺     (一五)   ボーナス談義  (四〇)

の如く、2段組で17節を挙げる。節題と括弧(漢数字は半角)の高さは揃っており、下は1行めの「……一三」の漢数字の上で揃っている(以下の章も同じ)。これは以下の章も同じである、なお、下にはかなりの余白がある。
 2章め、62〜117頁「波のまにまに」*2、「目次」では8頁11行め〜9頁3行め、6節でここは

   波のまにまに……………………………………………六二
   教師と学生………………………………………………六九
   「川柳」女の一生…………………………………………七九
   ミイラの花………………………………………………八九
   女の型……………………………………………………九八
   初日の出を見ざるの記……………………………… 一〇七

となっている。
 3章め、118〜131頁「翻訳雑感」*3、「目次」では9頁4〜6行め、7節で、

   翻訳繁昌記――学生と訳本――訳者と出版社――訳者の種類
   ――訳者は役者――翻訳の批評――翻訳のむずかしさ

の如く示す。
 4章め、132〜143頁「風流小話ざんげ」*4、「目次」では9頁7〜9行め、5節でここのみ3字下げで下にズレている。

    無邪気な面白さ――一言一句もおろそかにするな――わかる
    話、わからない話――擬音の味――江戸小話のニュアンス


 この章も前の章と同様に示す。
 5章め、144〜169頁「幼き日のことども(砂村風物詩)」*5、「目次」では9頁10行め〜10頁2行め、章題の括弧内はやや小さい。ここも1章めと同様に、9節を上下2段に5行に示す。
 6章め、170〜191頁「ことわざについて(N・H・K趣味の手帳)」、「目次」では10頁3行め。
 7章め、192〜209頁「ラジオ歳時記」*6、「目次」では10頁4行め。
 8章め、210〜227頁「映画について」*7、「目次」では10頁5〜8行め、この章は3節、「目次」では2章めと同様に示す。
 9章め、228〜246頁「学生の性倫理」、「目次」では10頁9〜11行め、6節で、

   序説――現代学生の貞操――学生貞操論――トルストイ
   「男と女」――女子学生の場合――結語

と、3・4章めと同様に示す。
 10章め、247〜273頁「男と女の九章」*8、「目次」では10頁12行め。
 白紙が1頁あって、奥付、奥付の裏は目録で7点7冊。(以下続稿)

*1:12月16日追記】細目は12月9日付(3)に示した。

*2:12月16日追記】細目は12月9日付(3)に示した。

*3:12月16日追記】細目は12月10日付(4)に示した。

*4:12月16日追記】細目は12月10日付(4)に示した。

*5:12月16日追記】細目は12月11日付(5)に示した。

*6:12月16日追記】細目は12月13日付(6)に示した。

*7:12月16日追記】細目は12月14日付(7)に示した。

*8:12月16日追記】細目は12月15日付(8)に示した。