瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松山ひろし『真夜中の都市伝説』(2)

 12月18日付(1)の続き。
 その後、文庫版『怖すぎる都市伝説』を見た。
・文庫ぎんが堂『怖すぎる都市伝説』2013年4月10日第1刷発行・定価600円 イースト・プレス 245頁
 文庫版『怖すぎる話』は未見。但し『怖すぎる都市伝説』に省略した話が存するのに対し、Amazon詳細ページの商品紹介などを見るに『怖すぎる話』には話の省略はないらしいので、差当り単行本『3本足のリカちゃん人形』を紹介して置けば足りるであろう。カバーや扉、目次や奥付・参考文献などは追って『壁女』と比較しつつ述べることにして、今は章立てを見て置きたい。
 各話ごとに明朝体の本文に、頁を改めて一回り小さいゴシック体の「解説」が附され、半分くらいの話には児嶋都によるイラスト1頁(頁付なし)が挿入される。稀に本文の余白に「解説」が入っているものもある。そこで以下、細目に本文と解説の頁と(必要があれば行も)、イラストが挿入されているものは〔 〕に頁を示した。
・『3本足のリカちゃん人形』
「プロローグ 合掌*1」3〜6頁〔5頁〕
第1部 深夜の怪談」13〜72頁
 「第1夜 助けて」14〜16頁〔17頁〕18頁
 「第2夜 テケテケ」19頁〔×〕20頁
 「第3夜 校舎の白い手」21〜22頁〔23頁〕24頁
 「第4夜 星を見る少女」25〜26頁〔27頁〕28頁
 「第5夜 ランニング幽霊」29〜32頁〔31頁〕33頁
 「第6夜 足売りババア」34頁〔35頁〕36頁
 「第7夜 ちょっと待て!」37〜39頁〔40頁〕41頁
 「第8夜 友だちだよな」42〜43頁〔×〕44頁
 「第9夜 赤いクレヨン」45〜47頁〔×〕48頁
 「第10夜 赤い部屋」49〜51頁〔52頁〕53頁
 「第11夜 霊感少女」54頁〔55頁〕56頁
 「第12夜 警告」57頁〔×〕58頁
 「第13夜 開けてくれ」59〜62頁〔×〕63頁
 「第14夜 おんぶ」64〜65頁〔×〕66頁
 「第15夜 今度は……」67〜70頁3行め〔×〕70頁4〜12行め
 「第16夜 兄の誤算」71頁〔×〕72頁
第2部 怖い噂」73〜123頁
 「第17夜 ベッドの下」74〜75頁〔76頁〕77頁
 「第18夜 電気をつけたら……」78〜79頁〔×〕80頁
 「第19夜 ストーカー」81〜82頁〔×〕83頁
 「第20夜 リカちゃん電話」84〜86頁〔×〕87頁
 「第21夜 3本足のリカちゃん人形」88頁〔カバー〕89頁
 「第22夜 だるま女」90〜92頁〔93頁〕94頁
 「第23夜 買った女」95頁〔×〕96頁
 「第24夜 山道の親子」97〜99頁2行め〔×〕99頁3〜10行め
 「第25夜 タクシーの幽霊」100頁〔×〕101頁
 「第26夜 山小屋の怪」102〜103頁〔×〕104頁
 「第27夜 レイプされた新妻」105頁〔×〕106頁
 「第28夜 ショッピングセンターのトイレで」107〜108頁〔×〕109頁
 「第29夜 爪の跡」110〜111頁〔112頁〕113頁
 「第30夜 自殺写真」114〜115頁〔×〕116頁
 「第31夜 甘い罠」117〜118頁〔×〕119頁
 「第32夜 ルージュの伝言」120頁〔×〕121頁
 「第33夜 アイ、アム、エイズ」122頁〔×〕123頁
第3部 危ない伝説」125〜161頁
 「第34夜 ミミズバーガー」126頁〔127頁〕128頁
 「第35夜 味の素の原料」129頁〔×〕130頁
 「第36夜 コーク・ロア」131頁〔×〕132頁
 「第37夜 失踪した作業員」133頁〔×〕134頁
 「第38夜 かに道楽の秘密」135頁〔×〕136頁
 「第39夜 首ちょんソアラ」137〜138頁4行め〔×〕138頁5〜10行め
 「第40夜 日焼けサロン」139〜140頁〔×〕141頁
 「第41夜 シリコン・バルーン」142頁〔×〕143頁
 「第42夜 角膜融合」144頁〔×〕145頁
 「第43夜 TDLの地下カジノ」146頁〔×〕147頁
 「第44夜 TDLの誘拐団」148〜149頁〔×〕150頁
 「第45夜 動かない赤ちゃん」151〜152頁〔×〕153頁
 「第46夜 電子レンジの中の猫」154頁〔×〕155頁
 「第47夜 ラッキーストライク」156頁〔×〕157頁
 「第48夜 ロールスロイス伝説」158〜160頁〔159頁〕161頁
第4部 奇妙な話」163〜212頁
 「第49夜 岡田有希子幽霊騒動」164〜167頁〔×〕168頁
 「第50夜 有名人の死亡説」169〜172頁〔×〕173頁
 「第51夜 芸能人のかつら疑惑」174〜175頁〔×〕176頁
 「第52夜 深夜の砂嵐」177〜178頁2行め〔×〕178頁3〜9行め
 「第53夜 地図から消された村」179〜180頁〔×〕181頁
 「第54夜 くっついたトラック」182頁〔×〕183頁
 「第55夜 チョーキング・ウーマン」184頁〔×〕185頁
 「第56夜 消えた赤ちゃん」186頁〔×〕187頁
 「第57夜 ヘルメット」188頁〔189頁〕190頁
 「第58夜 ゴーカート」191頁〔×〕192頁
 「第59夜 見ないで!」193頁〔194頁〕195頁
 「第60夜 蜘蛛にかまれた傷痕」196頁〔×〕197頁
 「第61夜 凍りついた耳」198頁〔×〕199頁
 「第62夜 未来の夫」200〜201頁〔×〕202頁
 「第63夜 紫の鏡」203〜204頁5行め〔×〕204頁6〜14行め
 「第64夜 Q33NY」205〜206頁2行め〔×〕206頁3〜12行め
 「第65夜 さとるくん」207〜208頁〔×〕209頁
 「第66夜 サッちゃん」210〜211頁〔×〕212頁
「エピローグ 牛の首」213〜217頁
 確かに、項目を眺めただけでも文庫版が「怖すぎる」などと改題したことは適当でなかったと思う。(以下続稿)

*1:ルビ「がっしょう」。