瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

常光徹『学校の怪談』(008)

講談社KK文庫『学校の怪談』(5)
 奥付の前の、情報源について示した頁の確認の続き。
 学校の怪談4』の「参考文献」には、次の4点が挙がる。頁付があり黒丸に白抜きで「182」。既刊分に取り上げられていたものを仮に太字にして示した。

「不思議な世界を考える会会報」17号〜29号 岩倉千春・常光徹・平石亘・米屋陽一・渡辺節子
「恐怖体験に関する資料」上田渡
「高校生が語る現代民話」久保孝夫(『研究集録大妻』第6号)
『くそっ! なんてこった』ジャン・ハロルド・ブルンヴァン(行方均訳) 新宿書房


 続く、ゴシック体の「ありがとうございました(敬称略)」は、これまでは人名よりも若干大きい程度だったが、「参考文献」と同じ大きさに昇格(?)している。55名が列挙されるが五十音順ではなくなっている*1。どういう順番なのかは説明されていない。41名が女性らしい。――こう人数が増えて来て、かつ五十音順に並んでないとなると、誰が何度名前が挙がっているのか、表を作って整理しないことには見落としそうなので、しばらくそちらの方は点検しないで置く。
 学校の怪談5』の「参考文献」には、次の4点が挙がる。

「不思議な世界を考える会会報」17号〜32号 岩倉千春・川西美仁・常光徹・納所とい子・平石亘・/
  藤田ひお子・米屋陽一
「現代のハナシに関する資料」樋口淳(一九九二年)
「道南民話の旅」久保孝夫(『箱館昔話』 一九九三年)
『悪魔のほくろ』ロルフ・ヴィルヘルム・ブレードニヒ編 池田香代子・真田健司訳 白水社


 初めて一部の資料について、纏められた年もしくは発行年を入れている。そして『学校の怪談4』のブルンヴァンに加えて、ここでブレードニヒが登場する。「ありがとうございました(敬称略)」は順不同、何故か人数が減って23名(うち12名が女性らしい)。
 学校の怪談6』の「参考文献」には、次の6点が挙がる。

「不思議な世界を考える会会報」17号〜35号 岩倉千春・針谷美智子・三原幸久・米屋陽一・渡辺節子
「民話と文学の会かいほう」73号 大島広志
『ジャンボジェットのネズミ』ロルフ・ヴィルヘルム・ブレードニヒ編 池田香代子・鈴木仁子訳/
 白水社(一九九三年)
『ピアスの白い糸』池田香代子・大島広志・高津美保子・常光徹・渡辺節子編著 白水社(一九九四)
『日本昔話大成』全十二巻 関敬吾編 角川書店
『日本怪談集』今野圓輔編著 社会思想社(一九六九年)


 続く、ゴシック体の「ありがとうございました(敬称略)」は順不同で39名、うち23名が女性らしい。(以下続稿)

*1:五十音順を止めたのは、はがき(愛読者カード)の姓名欄に振仮名を書かせなかった(或いは、書く欄は作ってあったが書かずに送ってくる児童が多かった)ためか。