・北区役所企画部広報課編集発行『北区の歴史』(3)
その後、2月26日付(1)に追加して置いたように、頁数の異なる第十五版を見た。
並製本で表紙は黄緑色。表紙と背表紙の文字は2月27日付(2)に見た第十二版・第十三版に同じ。裏表紙の中央に「KITAKU・C・F」のマークが入っているのがこれまでの版と異なっている。
見返しは本文用紙と同じ紙を貼付。遊び紙にて上下2箇所のホチキスの芯を隠しているのは。従来の版に同じ。
扉(頁付なし)は第五版・第十二版・第十三版と同じ題だが組み直されている。以下の目次・本文も全て組み直されている。
扉の裏は白紙で、その次に「目 次」(頁付なし)。第五版・第十二版・第十三版と比較するに、本編2頁は章の数は同じで頁数が2章めの「先史時代の北区」から異なっている。さらに3頁め「付録」に、新たに1章「続近代化への道」が追加されている。3頁めの裏は白紙。
本編(1〜62頁)の内容は変わっていないようだ。詳しくは別に検討する。
63頁(頁付なし)が「付録 かわら版北区史」の扉で、左上に明朝体縦組みでこの題が入る。第十二版・第十三版も同じ。本文64〜118頁が第五版・第十二版・第十三版に同内容、119〜128頁が(恐らく)この版に於ける増補である。
続近代化への道
昭和四十六年の「新修北区史」刊行以降の北区発展の変遷は著しく、昭和六十二年度から区史/の改訂作業に入ったところである。 この度、このパンフレットの発行が、広報課から(財)北区文化/振興財団に移管されたことを機会に、改訂版「新修北区史」が発行される迄の間、昭和四十五年以/降の主な出来事を年表として掲載することとした。
北区政の主な出来事(毎年の北区ニュース新年号より抜粋)
年 月 主 な 出 来 事
昭和四十五年 一月 赤羽駅西口再開発計画案を発表
「(財)」の括弧は左右に配置されているが再現できないので仮に前後に配した。
以下、1頁20行で最後(128頁7〜8行め)は、
六十四年 一月 七日昭和が終わる
平成 元 年 一月 八日元号平成に変わる
で終わっている。
その次の頁、第五版・第十二版・第十三版のように裏表紙の見返しの遊紙ではなく、1つ前の表面の下部左寄りに奥付がある。縦線(5.5cm)2本に挟まれた間(2.9cm)に、
初 版 昭和四十九年四月 発行
第十五版 平成 元 年二月 発行
北 区 の 歴 史
付録 かわら版北区史
編集発行 (財)北区文化振興財団
とある。左の縦線の左側に「 印 刷 所 杉 山 印 刷 株 式 会 社」とある。
標題は明朝体四倍角。「(財)」の括弧はやはり左右にあって、発行元や印刷所名は発行年月と同じ幅に組まれている。(以下続稿)