瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

平野威馬雄『お化け博物館』(4)

 4月6日付(2)に引用したてのり文庫562『幽霊・悪霊ものがたり事典』のカバー裏表紙下部の紹介文の由来を説明して置くことを忘れていた。
 これは単行本各冊のカバー表紙折返し、白地に単郭(18.0×7.0cm)、横組みで最上部に薄い青で「[|化||博||館]」とある。1字ずつ仕切られ(0.7×0.9cm)太字で示した文字の枠は白地、細字で示した枠は淡い青地にゴシック体白抜きだが、再現出来ないので仮にこのように示した。その下、中央揃えで「平野 威馬雄・文平野  琳人・絵」とあって上下を若干広く空ける。その下に明朝体で以下の紹介文。

闇にざわめく死者たちの声を,きみ/はきいたことがあるか!?
ふと夜中に目をさましたとき,うご/めく悪霊ののろいに,きみは気づか/なかったか!?
「そんなものいるもんか!」
きみは,思っているね。でも,そい/つらは,ほんとうにいるんだ。
きみの家にも,悪霊が,トイレに,/天井うらに……。
ほら,きみのうしろにも!!


 初めの2段落は「悪霊のすがた」に変えられている他はそのまま採られているが、脅かすような後半は採られていない。1行空けて、桃色の明朝体でやや大きく「[1]怪奇! 幽霊屋敷の本[2]恐怖! 吸血鬼の本[3]驚異! 幽霊・悪霊の本[4]戦慄! 妖怪・幽霊の本[5]怪異! 魔女と悪魔の本[6]神秘! UFOと宇宙人の本*1」と列挙する。
 カバー裏表紙折返しも各冊共通で、上部に青線(5.5cm)が3本、上の2本の間(0.9cm)にゴシック体で「ハラハラ ドキドキ    / まんがを超えるおもしろさ」、下の2本の間(1.1cm)に赤のゴシック体で「少年SF・ミステリー文庫」とあって、以下、ゴシック体(ルビ明朝体)で20点を列挙する。

1 冷凍死体のなぞ*2
2 地球の狂った日*3
3 裏窓の目撃者*4
4 宇宙船スカイラーク*5
5 暴力のまち*6
6 宇宙の侵略者*7
7 のろわれた山荘*8
8 ペルシダ王国の恐怖*9
9 ハエが夜をねらう
10 合成人間「22X」*10
11 殺しのメロディー*11
12 絶対0度のなぞ*12
13 死者からの声
14 液体インベーダー*13
15 にせ札を追え*14
16 タイムカメラの秘密*15
17 ひきさかれた過去*16
18 未来からきた暗殺者*17
19 クリスマス殺人事件*18
20 宇宙大激震*19


裏窓の目撃者 (少年SF・ミステリー文庫 3)

裏窓の目撃者 (少年SF・ミステリー文庫 3)

 この1点のみ書影が表示されるので参考までに貼付して置く。(以下続稿)

*1:ルビ「かいきゆうれいやしききょうふきゅうけつききょういゆうれいあくりょうせんりつようかいゆうれいかいいまじょあくましんぴうちゅうじん」。

*2:ルビ「れいとうしたい」。

*3:ルビ「くる」。

*4:ルビ「うらまど・もくげきしゃ」。

*5:ルビ「うちゅうせん」。

*6:ルビ「ぼうりょく」。

*7:ルビ「うちゅう・しんりゃくしゃ」。

*8:ルビ「さんそう」。

*9:ルビ「きょうふ」。

*10:ルビ「ごうせいにんげん・エックス」。

*11:ルビ「ころ」。

*12:ルビ「ぜったい・ど」。

*13:ルビ「えきたい」。

*14:ルビ「さつ」。

*15:ルビ「ひみつ」。

*16:ルビ「かこ」。

*17:ルビ「あんさつしゃ」。

*18:ルビ「さつじんじけん」。

*19:ルビ「うちゅうだいげきしん」。