瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

岡本綺堂の文庫本(07)

河出文庫『風俗江戸東京物語』(1)今井金吾 校註

風俗 江戸東京物語 (河出文庫)

風俗 江戸東京物語 (河出文庫)

・二〇〇一年一二月一〇日 初版印刷・二〇〇一年一二月二〇日 初版発行(430頁)定価930円*1
・二〇〇二年 一 月二〇日 2刷発行・定価930円
・二〇〇四年 九 月三〇日 4刷発行・定価930円
・二〇〇六年 九 月二〇日 5刷発行・定価930円*2
 2刷と4刷、カバー表紙は一致*3
 4刷のカバー表紙を除くカバーレイアウトは5月11日付(06)に取り上げた河出文庫〈綺堂/随筆〉江戸のことば』に同じで、カバー裏表紙折返しは一致。カバー表紙折返し、上部の紹介文と中央やや下・左の顔写真(2.0×2.0cm)も一致。
 2刷りカバー表紙折返し、最上部に黄土色の長方形(1.0×4.8cm)、その下に顔写真(2.7×2.7cm)、その下に縦組み明朝体(氏名はゴシック体)で、

岡本綺堂(おかもと・きどう)
本名敬二。一八七二年、旧御家人を父として東京/に生まれる。東京府中学校を卒業後、東京日/日新聞に入社。記者のかたわら戯曲を書き、/『修善寺物語』『番長皿屋敷』等の名作を発表*4/する。また、小説では一連の『半七捕物帳』/で一般に親しまれた。一九三九年死去。*5
今井金吾(いまい・きんご)
一九二〇年、東京神田生まれ。早稲田大学卒。日本経済新聞社をへて、現在は江戸・街道の研究者に専念。著書に『「半七捕物帳」江戸めぐり』などがある。

とあり、最下部に黄土色の長方形(0.3×4.8cm)のすぐ下にゴシック体細字で「カバー画 歌川広重「江戸名所百景」より/カバーデザイン 澤 俊雄/フォーマット 粟津 潔」と右揃え。
 4刷の紹介文は横組みの明朝体太字(氏名はさらに太字)で、

岡本綺堂おかもときどう
1872‐1939年。本名敬二。旧御家人を/父として東京に生まれる。東京府中学/校卒業後、東京日日新聞に入社。記者/のかたわら戯曲を書き、『修善寺物語』/『番長皿屋敷』などの名作を発表。定/評ある江戸風俗の確かな知識は、人気/を博した捕物帳の嚆矢〈半七捕物帳〉/シリーズ、『三浦老人昔話』などの小/説に遺憾なくいかされている。
今井金吾(いまい・きんご)
1920年、東京神田生まれ。早稲田大学卒。日本経済新聞社を経て、現在は江戸・街道の研究者に専念。著書に『「半七捕物帳」江戸めぐり』などがある。

とあって、今井氏は同文、岡本氏の方は書き換えられているが『番長皿屋敷』はそのままである。
 最下部、5字下げ左揃えで「カバーデザイン◎澤俊雄/カバー装画◎歌川広重「江戸名所百景」より/カバーフォーマット◎佐々木暁」とある。(以下続稿)

*1:9月25日追記】投稿当初未見で「・二〇〇一年一二月二〇日 初版発行(430頁)」としていたのを改めた。

*2:7月22日追加。

*3:8月4日追記】5刷のカバーは4刷に同じ。【8月18日追記】4刷と5刷の異同は、奥付のそれぞれの発行日の1行のみ。

*4:この行の二重鍵括弧開きは半角。

*5:生没年の漢数字は全て半角。