瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

Antoine François Prévost “L'Histoire du chevalier Des Grieux et de Manon Lescaut” (3)

新潮文庫976『マノン・レスコー』(3)
 本体について、まづ②五十五刷と六十六刷の比較。
 240頁まで一致。1頁白紙を挟んで目録14頁、最後の3頁は「新潮文庫最新刊」。
 異同は1頁め1点め『女ごころ』の著者・訳者が五十五刷「サマセット・モーム/龍口直太郎訳」となっていたのが六十六刷「S・モーム/龍口直太郎訳」となっている。3点め、五十五刷「〈ミュッセ/新庄嘉章訳〉 二人の愛人」が六十六刷「〈A・コルビオ/齋藤敦子訳〉 カストラート」に、3頁め1点め、五十五刷「〈ラファイエット夫人/青柳瑞穂訳〉 クレーヴの奥方」が六十六刷「〈パスカル/津田 穣訳〉 パンセ/(上・下)」に、2点め「〈ユゴー/佐藤 朔訳〉 レ・ミゼラブル」の標題の左、下寄せに小さく五十五刷「(全五冊)」とあったのが六十六刷「(一〜五)」になっている。3点め『ジャン・クリストフ』は五十五刷「〈ロマン・ロラン/新庄嘉章訳〉」が六十六刷「〈R・ロラン/新庄嘉章訳〉」に、また標題の左に小さく、五十五刷「 ノーベル文学賞受賞(全四冊)」とあったのが六十六刷「ノーベル文学賞受賞(一〜四)」になっている。6頁め6点め、五十五刷「〈ボーヴォワール生島遼一訳〉 第二の性(全五冊)」が六十六刷「〈S・モーム中野好夫訳〉 人間の絆/(一〜四)」に、7頁めは五十五刷と六十六刷で一致、4・5点めの「(全二冊)」が六十六刷でもそのままになっている。8頁め1点め『ナナ』は、五十五刷「〈ゾラ/川口篤・古賀照一訳〉」となっていたのが六十六刷「〈ゾラ/〈川口 篤/古賀照一〉訳〉」となっており、標題の左、下寄せに小さく五十五刷「(全二冊)」とあるのは六十六刷「(上・下)」となっている。6点め、五十五刷「〈E・ブロンテ/田中西二郎訳〉 嵐が丘(全二冊)」が六十六刷「〈フィッツジェラルド/野崎 孝訳〉 グレート・ギャツビー」に差し替えられている。9頁めは五十五刷と六十六刷で一致、3点めの「(全三冊)」が六十六刷でもそのままになっている。10頁め2点め、五十五刷「〈モーリヤック/杉 捷夫訳〉 イエスの生涯」が六十六刷「〈ホーソン/鈴木重吉訳〉 緋文字」に、5点め、五十五刷「〈エリカ・ジョング柳瀬尚紀訳〉 飛ぶのが怖い」が六十六刷「〈キェルケゴオル/芳賀檀 訳〉 愛について」に差し替えられており、6点め『かもめのジョナサン』は五十五刷「〈リチャード・バック/五木寛之訳〉」となっていたのが六十六刷「〈R・バック/五木寛之訳〉」となっている。11頁め5点め、五十五刷「〈ルパン/榊原晃三訳〉 ウネルヴィル/城館の秘密」は六十六刷「〈モーリス・ルブラン/堀口大學訳〉 ルパン対ホームズ/ ―ルパン傑作集(Ⅴ)―」に差し替えられ、6点め「郵便配達は/ 二度ベルを鳴らす」は、五十五刷「ジェームス・ケイン/田中西二郎訳」とあったのが六十六刷「J・ケイン/田中西二郎訳」となっている。
 奥付、上部の横組み部分は一致、縦組み部分の異同はそれぞれの発行日、「発 行 者」が五十五刷「佐藤亮一」が六十六刷「佐藤隆信」に、「郵 便 番 号」は五十五刷は3桁であったのが六十六刷7桁に、五十五刷「電話〈業務部(〇三)二六六―五一一一/編集部(〇三)二六六―五四四〇〉/振 替 東 京 四 ― 八 〇 八 番」が六十六刷「電話〈編集部(〇三)三二六六―五四四〇/読者係(〇三)三二六六―五一一一〉/振  替  〇〇一四〇―五―八〇八」に、「乱丁・落丁本」は五十五刷「小社通信係宛ご送付/」であったのが六十六刷「小社読者係宛ご送付/」となっていること。下部の横組み部分の異同は、横線(6.7cm)2本の間(0.8cm)に、五十五刷の2行め左側に「© Sumi Aoyagi 1956」とあったが、六十六刷は「© Mieko Tamaru /  Souko Watanabe 1956」とあり「©」は上に寄り「1956」は2人の名前の間の高さに収まる。(以下続稿)