瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

Prosper Mérimée “Carmen”(5)

岩波文庫500『カルメンメリメ作/杉捷夫訳
①昭和 四 年 四 月二五日 第 一 刷 発 行
②昭和十一年
③昭和三五年一二月 五 日 第三三刷改版発行
・昭和四六年 二 月二〇日 第四三刷 発 行
 岩波文庫の杉捷夫訳『カルメン』について取り上げた当初、奥付が縦組みで発行日を年号で示し、かつ整理番号が作者別番号になる以前のものを見ていなかった。
 その後、昭和46年(1971)の第四三刷を見たが、5月7日付(1)に追加するのは色々と面倒なので、ここに別に立てて置くことにする。
 以下、手許にある第51刷と比較しつつメモして置く。
 桃色の帯は背表紙側(0.5cm)が、表紙側・裏表紙側それぞれ1.0cm余りとともにブックコートフィルムに包まれて保存されている。幅は6.5cmで最上部に円形(0.7cm)の種蒔く人のマークがあり、その下に半角漢数字のゴシック体太字で「一五五」とあり、以下ゴシック体で「 カ  ル  メ  ン ★  」とある。第51刷は最上部の種蒔く人のマークは同じで、以下は「 カ ル メ ン 五三四-三   ☆」標題は第四三刷より大きく漢数字は半角だが標題に比して太くない。第51刷の帯の別の部分については別に報告する。
 本体表紙、飾り枠の中、上部に中央揃え横組みで「岩 波 文 庫500カ ル メ ンメ リ メ 作杉  捷 夫 訳」とあって、オールドスタイルの算用数字には下線、標題は大きく、作者と訳者の間は詰まるが標題の上下は広く、文庫名の下はやや広く開ける。第51刷は文庫名と標題が一回り大きくなり、下線を附した算用数字は「 32-534-3 」となっている。最下部に「 岩 波 書 店 」に下線、これも第51刷は一回り大きい。
 本体背表紙、最上部の標題と訳者名「  カ ル メ ン  杉 捷 夫 訳」とあって標題がやや大きいのは一致。下部は帯に隠れて見えないが、最下部に「 」が見えている。第51刷の下部には「赤 五三四-  ☆   」とある。
 本体裏表紙、飾り枠の中央、第51刷に「岩波」の壺印のある位置にバーコードが貼付されているため、比較不能
 1頁(頁付なし)扉、第51刷は組み直されているがレイアウトは同じ。匡郭(10.3×6.4cm)は四隅が切れており、文字は本体表紙と同じで算用数字も明朝体。下部中央に「岩波」の壺印。第51刷の匡郭は10.5×6.5cm。
 2頁(頁付なし)は上部に横組みで「CARMEN/Prosper Mérimée」とあるのは一致。
 3〜5頁「訳者序」6頁「改版の序」は一致。
 7頁(頁付なし)中扉、上部中央に縦組みで「カ ル メ ン」とあるが「ル」の1画めの払いが欠けている。第51刷の「ル」は完全である。中扉の裏は白紙。
 9〜103頁、本文は一致。104頁(頁付なし)は白紙。
 105〜106頁「訳 者 註」107〜108頁「あとがき」も一致。
 奥付は全く異なり、中央下寄りに匡郭(7.1×5.0cm)があって、右上に第一刷・第三三刷改版・第四三刷の発行日が3行、1行めの下、やや左寄りに「 カ ル メ ン    」、3行めの下、左寄りにやや大きく「   定 価 ★   」とある。以下は「訳者」が「杉捷夫*1」になっている他は2016年4月7日付「チェーホフ『桜の園』の文庫本(5)」に紹介した岩波文庫4117『桜の園』第二九刷に、匡郭外の文字も含めて同じである。
 「読書子に寄す」の匡郭(11.8×7.1cm)は四隅が切れ、下辺が滲んだようになっている。
 最後の目録2頁は2016年10月19日付「Hans Carossa“Rumänisches Tagebuch”(2)」に紹介した岩波文庫4869-4870『ルーマニア日記』第九刷に同じ。

*1:ルビ「すぎとしお」。