瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

Anne Morrow Lindbergh“GIFT FROM THE SEA”(7)

新潮文庫1746『海からの贈物』(7)
 ②六十七刷と②六十九刷について。
 カバー表紙・表紙折返し・背表紙は一致する。よって、7月12日付(5)に追加しても良かったのだが、大きく異なる点もあるので別に立てて置く。
 カバー裏表紙、右上の紹介文については5月20日付(1)に追加した注に触れたように、①②「カバー 二見彰一」の紹介文を、③にて「Photo by Grant Peterson」に改装するに際して改めたのだと思っていたのだけれども、②六十九刷で既に紹介文は③と同じものに書き換えられていたのであった。
 カバー裏表紙折返しは横組みで、最下部の「カバー 錦明印刷  デザイン 新潮社装幀室」は一致。上部が明朝体太字の「|新潮文庫 海外のノンフィクション|」であるのも同じだが、上下の横線が②六十七刷(5.1cm)は②六十九刷(5.3cm)に比して短く、下に列挙される書目も全体に小さくなっている。この「新潮文庫 海外のノンフィクション」については、6月21日付(3)及び6月22日付(4)に述べたように、まづ③のカバーにあるものに注目して、③【1】【2】【3】【4】の4種に分けて見たが、②についても裏表紙折返し「新潮文庫 海外のノンフィクション」を基準にして②【1】【2】に分けても良いかも知れない*1
【1】裏表紙紹介文旧 裏表紙折返し目録16点20冊
  ・六十七刷
【2】裏表紙紹介文新 裏表紙折返し目録13点17冊 
  ・六十九刷
 ②【2】の書目は6月22日付(4)に示したので②【1】の書目を示して置こう。

アパネイルレディング  世界をだました男/カーソン  沈黙の春カポーティ  冷血/キニーリー  シンドラーズ・リスト/クランシー  トム・クランシーの原潜解剖/グリック  カオス ―新しい科学をつくるクロウ  さよならバードランド/―あるジャズ・ミュージシャンの回想―/ゴーズ  敵中漂流/セーガン  人はなぜエセ科学に/騙されるのか(上・下)チャップリン  チャップリン自伝(上・下)ドロズニン  聖書の暗号/ハプグッド  マサチューセッツ工科大学ブラム  暗闘(上・下)―ジョン・ゴッティVS合衆国連邦捜査局フリーマントル  ユーロマフィア(上・下)ラベルクルーガー  アポロ13ランシング  エンデュアランス号漂流


 クランシー、ハプグッド、ラベル/クルーガーの3点3冊が②【2】に引き継がれていない。
 本体、目録10頁で7頁めまで一致、残りの3頁は「新潮文庫最新刊」。奥付の異同はそれぞれの発行日のみ。(以下続稿)

*1:もちろんこれ以前の②のカバーも含めて番号を振るべきであるが、見ていないものが多いと思われるので仮に「新潮文庫 海外のノンフィクション」に限った。