瑣事加減

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『イーゴリ遠征物語』(1)

岩波文庫32-601-1 木村彰一(1)
・1983年4月18日 第1刷発行(215頁)定価300円

イーゴリ遠征物語 (岩波文庫 赤 601-1)

イーゴリ遠征物語 (岩波文庫 赤 601-1)

・2000年5月25日 第2刷発行・定価500円
・2009年11月11日 第3刷発行・定価560円
 第2刷と第3刷にはカバーが掛かっている。
 第1刷の帯、表紙側上部にある横組みゴシック体3行の紹介文は、

ロシヤの地を脅かす遊牧民族討伐の遠征に向うイーゴリ侯.その武勲と誉れを叙情豊かに歌いあげたロシヤ中世文学の代表的傑作.

であったが、カバーの紹介文は、

1185年春,南ロシアの侯イーゴリは,かの地を脅かす遊/牧民族の討伐に向かったが緒戦の勝利もつかのま,軍は/潰滅,自身も敵の手に囚われ脱走,帰国した。この不幸/な遠征の事件に基づき,イーゴリ侯の武勲と誉れを抒情/豊かに歌いあげた本書は,ロシア中世文学の代表的傑作/である。中世ロシア語原典からの清新な翻訳。

となっている。
 帯の表紙側下部には、左に円形の種蒔く人のマーク、右に右詰めで「601-イーゴリ遠征物語定価300円」とある。
 帯の背表紙側には「岩波文庫 六〇一- ☆☆☆ 300」漢数字は半角で横が長くなっており、☆は∴型に配される。裏表紙側には太線(8.7cm)が2本あって、上の太線は左端から0.9cmのところから2.3cm切れて「岩波文庫の新刊」、下の太線は右端から0.9cmのところから1.7cm切れて「1983 年4 月」とある。この2本の太線の間(4.7cm)に横組みで4点の紹介。左側3.5cmほどにゴシック体でやや大きく標題が均等割付で入り、その上に分類番号、下に作者・訳者が左寄せで入る。右側4.4cmに明朝体3行の紹介文、3行めの右端にゴシック体で定価。改行位置は「|」で示した。1点めは「赤 442-1ほらふき男爵の冒険ビュルガー編/新井皓士訳」で紹介文は「ご存じミュンヒハウゼン男爵が次から次|へと吹きまくる奇想天外な冒険談.ドレ|ーの挿絵百数十葉を収録.   350 円」、2点めは本書で「赤 601-1イーゴリ遠征物語木村彰一」で紹介文は「遊牧民族討伐の遠征に向うイーゴリ侯の|武勲と誉れを叙情豊かに歌いあげたロシ|ヤ中世文学の代表的傑作.   300 円」、3点め「青 161-1懐 旧 九 十 年石黒忠悳著 」で紹介文は「「近代医学事始」ともいうべき草創期の|苦労話のほか,軍医・徴兵制度・兵食問|題などが興味深く語られる.  600 円」、4点めは「青 162-1武 家 の 女 性山川菊栄」で紹介文は「動乱に明け暮れる幕末の水戸藩を舞台に|下級武士の家庭と女性の日常を生きいき|と描く.《解説=芳賀徹》    300 円」。帯の折返しには何も刷られていない*1。(以下続稿)