瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

桂米朝『米朝ばなし 上方落語地図』(1)

米朝ばなし 上方落語地図
・単行本毎日新聞社・A5判上製本

・昭和五十六年八月 五 日 印刷・昭和五十六年八月二十日 発行(358頁)定価2,000円*1
・昭和五十六年八月二十日 第一刷・昭和五十六年十月 五 日 第三刷 定価2,000円
講談社文庫
米朝ばなし (講談社文庫)

米朝ばなし (講談社文庫)

・昭和59年11月15日第1刷発行(489頁)定価580円*2
1984年11月15日第1刷発行・1990年3月30日第2刷発行 定価583円*3
 初め単行本を借りて愛読していたが、その後、2012年10月4日付「四代目桂文團治の録音(1)」に触れた鈴本演芸場米朝独演会にて、講談社文庫版を購入した。従って私の所蔵本は1頁(頁付なし)扉に黒サインペンで「可つら米朝」のサインが入っている。
 単行本の扉は黒に緑がかった黄色の2色刷で右上に「さくらの宮景」左下に「石和板」と読める。検索してみるに一養亭芳瀧(1841〜1899)六花園芳雪(1835〜1879)と歌川國員が合作した石川屋和助(石和)板の100枚揃の錦絵「浪華百景」の1枚で、右上の赤地の短冊型には「浪華百景」、左下の短冊型には「國員画」とあるが、扉では潰れていて文字が読めない。
 「はじめに」単行本1〜2頁(頁付なし)文庫版3〜4頁。単行本は1行45字、単行本1頁は楷書体の「はじめに」の他に明朝体の本文14行、文庫版3頁は1行42字で明朝体の「はじめに」の他に本文14行、頁の切れ目は一致、単行本2頁と文庫版4頁の異同は5行めの7字下げ「†」10字下げ「*」。13行めは前後1行分ずつ空けて、単行本4字下げ・文庫版3字下げ「昭和五十六年春」。14行めは下寄せ、単行本「桂  米 朝  」文庫版「桂 米朝  」。
 単行本は3頁(頁付なし)「目  次」の扉で、4〜8頁(頁付なし)に太線で上下に仕切って2段組、1段12行、楷書体で地名、その下に小さくオールドスタイルの数字。4頁「はじめに」とあって次に1行分空白。
 文庫版の目次は5〜9頁(頁付なし)で、やはり太線で上下に仕切って2段組、1段12行で明朝体で地名、その下に小さくオールドスタイルの数字。5頁上段1行めは小さく右に寄って「目 次」半行分空けて小さく「はじめに」、従って以下は単行本と同じ配置。最後の頁は上段は6行で太線はその分のみ、下段は2行めまで地名で、単行本8頁は前後1行空けて小さく楷書体「あとがき」、上段6行めの下に明朝体「索  引――巻末」とある。文庫版は明朝体「あとがき」と「索  引――巻末」の間を2行分空ける。文庫版は7行め、段組なしで「解 説 米朝さんを得た幸福   司馬遼太郎」と、次第に文字が大きくなる。単行本は2行分空けて下段に当たる位置(下寄せ)に小さく「装 幀 安 彦 勝 博」姓名は楷書体。
 文庫版10頁(頁付なし)下部中央、明朝体縦組み「単行本『米朝ばなし』 一九八一年八月 毎日新聞社刊」とある。
 中扉(頁付なし)は上部中央に、単行本9頁「米朝ばなし/上方落語地図」題は楷書体・副題は明朝体、文庫版11頁「米朝ばなし――上方落語地図明朝体。裏は白紙。(以下続稿)
1月19日追記】単行本第一刷と第三刷の異同は、奥付の発行日の2行のみ。カバーは同じに見えるが、背表紙の副題「上方落語地図」が第三刷は紫色だが、第一刷は浅葱色である。しかしながらこれは、褪色の結果かも知れない。

*1:1月19日追加。

*2:3月14日追加。

*3:2018年3月14日追記】当初、第2刷のみを見て、この2行を「・1984年11月15日第1刷発行(489頁)/・1990年3月30日第2刷発行 定価583円」としていたが、第1刷を見たことにより改めた。