瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

Alexandre Dumas fils “La Dame aux Camélias” (3)

新潮文庫129『椿姫』(3)
 2017年7月17日付(2)の続き。
 ②の本体、六十二刷・七十九刷・八十三刷・八十四刷、335頁まで一致、目録はなく裏が奥付。奥付の異同はまづ縦組み部分、それぞれ発行日の他、「発行者」が六十二刷「佐藤亮一」七十九刷・八十三刷・八十四刷「佐藤隆信」、「発行所」の「郵便番号」が六十二刷3桁、七十九刷・八十三刷・八十四刷7桁、六十二刷「電話〈業務部(〇三)二六六―五一一一/編集部(〇三)二六六―五四四〇〉/振 替 東 京 四 ― 八 〇 八 番」が七十九刷「電話〈編集部(〇三)三二六六―五四四〇/読者係(〇三)三二六六―五一一一〉/振  替  〇〇一四〇―五―八〇八」八十三刷は振替番号がなく空白、八十四刷はHPアドレスが入っていること、そして最後の断り書きの「乱丁・落丁本」の送り先が六十二刷「小社通信係宛ご送付/」七十九刷・八十三刷・八十四刷「小社読者係宛ご送付/」、下部の横組み部分では2行め左、六十二刷「© Yoshiakira Shinjô」七十九刷・八十三刷・八十四刷「© Mitsuo Shinjô」。
 その後、②五十八刷を六十二刷と比較して見た。異同はやはり奥付、大きな異同はそれぞれの発行日のみであるが、よく見ると全体に組み直されている。上の横線(6.7cm)2本の間(0.8cm)は一致するが2本めの下右、五十八刷「テ‐1‐1」が六十二刷「テ‐1‐1」とゆったりしている。下の横線(6.7cm)2本の間は、五十八刷が0.9cmと広く、六十二刷は0.8cmと詰まる。
 ③の本体、八十五刷改版・八十七刷、目録12頁、9頁めまで一致、残り3頁は「新潮文庫最新刊」、奥付の異同は八十七刷の発行日の追加のみ。八十八刷の異同は、八十五刷改版・八十七刷の目録8頁め3点め「〈カポーティ/龍口直太郎訳〉 冷血」と6点め「〈サルトル/伊吹武彦他訳〉 水いらず」がなく、4〜5点め「〈カポーティ/大澤 薫訳〉 草の竪琴/〈カポーティ川本三郎訳〉 夜の樹」を3〜4点めに詰めて、5〜6点めに「〈P・ギャリコ/古沢安二郎訳〉 ジェニィ/〈P・ギャリコ/矢川澄子訳〉 スノーグース」を入れていることと、奥付の八十八刷の発行日。(以下続稿)