瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『こども妖怪・怪談新聞』(4)

 昨日の続きで「別冊家庭画報」の『こども怪談新聞 学校編』と『こども妖怪新聞』の装幀、今回は見返しについて見て置く。
 この2冊の見返しには、赤の単色刷でカルタのイラストがあり、これは『こども妖怪・怪談新聞』に紺色単色刷で引き継がれている。すなわち『こども妖怪・怪談新聞』の見返しには、1頁に縦5枚の5列、但し見開きの右頁の右上2例の1枚めが空いていてここに題、左下2列も5枚めが空いてイラスト、すなわち1頁に23枚ずつで見開きで46枚。表紙見返しは「妖怪/カルタ」、裏表紙見返しは「学校の怪談/カルタ」である。
 「別冊家庭画報」の『こども怪談新聞 学校編』と『こども妖怪新聞』は、表紙見返し及び裏表紙見返しに1頁に4枚×4列、すなわち4頁に16枚ずつで合計64枚、読み札は『こども妖怪・怪談新聞』と同じく46枚なので18枚余計な札が挿入されていることになる。
 まづ、表紙見返しの右上隅の1枚が題の札で『こども怪談新聞 学校編』は「学校の/怪談/カルタ」、『こども妖怪新聞』は「妖怪/カルタ」と題する。
 以下、縦に50音順に読み札を並べ、『こども怪談新聞 学校編』と『こども妖怪新聞』ともに表紙見返しには「ぬ」まで。
 そのうち、読み札に続いて、まれに読み札の前に絵札が挿入されているのである。表紙折返しにはそれぞれ8種、『こども怪談新聞 学校編』は「い」「か」「き」「せ」「ち」「て」「な」そして左下隅の「ぬ」、『こども妖怪新聞』は「え」「お」「さ」「し」「す」「そ」「て」そして左下隅の「ぬ」。裏表紙見返しは「ね」からで、絵札はそれぞれ9種、『こども怪談新聞 学校編』は「ね」「ほ」「む」「め」「ゆ」「よ」「り」「わ」そして左下隅の「ん」、『こども妖怪新聞』は「の」「ふ」「ほ」「む」「め」「も」「ゆ」「ら」「わ」。読み札の前に絵札があるのは『こども怪談新聞 学校編』の「せ」、『こども妖怪新聞』の「の」「む」で、絵札が横に並ばないように配置を変えているようである*1
 「別冊家庭画報」の2冊では読み札はに50音、絵札はに白抜きで50音、『こども妖怪・怪談新聞』は絵札がないので読み札にに白抜きで50音、文字は題を除いて全て明朝体である。読み札の内容にはかなり無理のあるものもあるが、妖怪に甚だ興味がある訳ではないので触れないで置く。(以下続稿)

*1:現在手許に『こども怪談新聞 学校編』がなく、不完全なメモに拠っているので「せ」だけかどうか、心許ない。再確認の機会を得るつもりである。