宇井氏の上方落語関連書も左程読めていないのだが、2月16日付「正岡容『艶色落語講談鑑賞』(23)」に取り上げた『桂米朝集成』全四巻、2月19日付「正岡容『艶色落語講談鑑賞』(26)」に取り上げた*1『桂米朝座談』全二巻を豊田善敬(1954.5.5生)と編集した戸田学(1963.7.21生)*2が、上方落語関係の本を岩波書店から何冊も刊行しているのを、参考までに借りて見ることにした。
・戸田学 編『六世笑福亭松鶴はなし』 318頁・四六判上製本
- 作者:
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/07/27
- メディア: 単行本
・2004年9月3日 第2刷発行・定価3200円
・戸田学『随筆 上方落語の四天王 松鶴・米朝・文枝・春団治』 237頁・四六判上製本・2011年9月29日 第1刷発行・定価2400円
・戸田学『随筆 上方落語 四天王の継承者たち』 229頁・四六判上製本・2013年6月26日 第1刷発行・定価2300円
・戸田学『上方落語の戦後史』 549頁・四六判上製本・2014年7月30日 第1刷発行・定価4600円
これらの本にも細かい人名や、多数の演目が挙がっているのだが、索引がないので確認するには時間の余裕のあるときに通読する必要がある。
他にも漫才師の本が出ているがこれは別に取り上げることにしよう。ただ1点だけ、次の本は装幀から見て『上方落語の戦後史』に続くものと思われるので、ここに上げて置くことにする。
・戸田学『上方漫才黄金時代』 258頁・四六判上製本・2016年6月29日 第1刷発行・定価2600円
『上方漫才黄金時代』と云うと、院生時代に良く聴いた8枚組の次のCDを思い出す。 これは昭和30年代のラジオ放送を一般家庭で録音したもので、2015年11月26日付「山本禾太郎「第四の椅子」(10)」に触れたことがある。(以下続稿)