瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

田中康弘『山怪』(1)

 最近「山怪」と云う本が売れていることは知っていた。

 しかしながら私は、度々述べたように体験談が苦手なので、と云うか、2016年1月14日付「子不語怪力亂神(1)」に述べたように、体験談を聞いても対処に困ること、それからもう1つは2011年1月1日付「森鴎外『雁』の年齢など」の冒頭に述べたのと同様の理由で、売れている本を読もうと云う気分にならないこと、主にこの2つの理由で、しばらく何と読むのかも分からないような按配で過ごしていたのである。
田中康弘『山怪 山人が語る不思議な話山と溪谷社・252頁・四六判並製本
山怪 山人が語る不思議な話

山怪 山人が語る不思議な話

・二〇一五年六月一六日 初版第一刷発行・定価1200円
・二〇一五年六月一六日 初版第一刷発行・二〇一五年六月二八日 初版第三刷発行・定価1200円*1
・二〇一五年六月一六日 初版第一刷発行・二〇一五年七月一〇日 初版第四刷発行・定価1200円*2
・二〇一五年六月一六日 初版第一刷発行・二〇一五年七月二一日 初版第五刷発行・定価1200円*3
・二〇一五年六月一六日 初版第一刷発行・二〇一五年八月 八 日 初版第七刷発行・定価1200円*4
・二〇一五年六月一六日 初版第一刷発行・二〇一五年八月三〇日 初版第八刷発行・定価1200円*5
・二〇一五年六月一六日 初版第一刷発行・二〇一五年九月一六日 初版第九刷発行・定価1200円*6
・二〇一五年 六 月一六日 初版第 一 刷発行・二〇一五年一一月一九日 初版第一〇刷発行・定価1200円*7
・二〇一五年六月一六日 初版第 一 刷発行・二〇一七年五月一五日 初版第一四刷発行・定価1200円
 見返しに「SANKAI」とあって読みが分かるが、「さんかい」では三階・散会・山海・山塊・産科医など同音異義語が多いので、私は自然な感覚としてこれらと紛れる読み方はしないだろうと云う気がして「やまかい」のように思っていたのである。「やまかい」なら山峡と「ホトヽギス」の山会くらいしか思い浮かばない。
 それはともかくとして、第一刷と第一四刷の異同は、本体の奥付、第一刷発行日の左の空白に第一四刷の発行日の1行が追加されたのみらしい。
 私の見た第一四刷には半透明の帯の一部(表紙側)が保存してあって、カバー表紙では左下に明朝体白抜きで入っていた著者名に重ねるように黒の明朝体で著者名を入れ、その右側に赤の明朝体横組みで大きく「ついに10万部突破!! 」字は綺麗に横に並ばず上下して大きさにも違いがあるが注記しない。「ついに」の右に赤の太枠(0.9×4.8cm)にここのみゴシック体で「各紙誌大絶賛!!」とある。そして下部に「山で働き暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な体験。現代版遠野物語として話題の書!」とある。
 画像検索すると、この帯には異版が幾つかあることが分かる。共通するのは著者名のみである。
 赤の部分は当初、上部に第一四刷では最下部に追いやられている紹介文が、やや大きく「山で働き暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な体験。現代版遠野物語」と入り、その下に大きく「猟師」とあったようである*8
 その後、私の見た第一四刷までの間に3種は刷られているようである。今度、帯を保管している図書館で確認して見ようと思っている。
田中康弘『山怪[弐] 山人が語る不思議な話山と溪谷社・254頁・四六判並製本
(山怪 続編) 山怪 弐 山人が語る不思議な話 続編

(山怪 続編) 山怪 弐 山人が語る不思議な話 続編

・二〇一七年二月七日 初版第一刷発行・定価1200円
・二〇一七年二月 七 日 初版第一刷発行・二〇一七年二月二一日 初版第二刷発行・定価1200円*9
・二〇一七年二月 七 日 初版第一刷発行・二〇一七年二月二五日 初版第三刷発行・定価1200円*10
 『山怪』と比較するに、カバーの装幀はほぼ同じ。奥付の異同は、発行年月日に関わる箇所とISBNコード、上左に小さく横組みで担当者が列挙されるが、4行めに「校正:後藤厚子」が追加されていること。(以下続稿)

*1:8月12日追加。

*2:3月25日追加。

*3:4月25日追加。

*4:7月21日追加。

*5:9月9日追加。

*6:3月17日追加。

*7:6月13日追加。

*8:6月13日追記】初版第一刷の帯を見るに、これと一致している。背表紙側・裏表紙側・折返しについては3月17日付(4)に紹介した初版第九刷の帯に同じ。

*9:5月19日追加。【6月13日追記】初版第一刷との異同は、奥付の初版第一刷の発行日の左の余白に、初版第二刷の発行日が追加されていること。

*10:8月12日追加。