瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

日本児童文学者協会編『現代日本児童文学作家事典』(1)

 2011年10月12日付「『ほんとうにあったおばけの話』(11)」に、このシリーズの著者について参照した、日本児童文学者協会編『現代 日本児童文学作家事典』(一九九一年十月五日保存版発行・定価六六〇二円・教育出版センター・367頁)であるが、

‥‥。但し、扉に「●日本児童文学別冊●」とあり、また奥付に書名が「現代日本児童文学作家事典・保存版」とあるように、実際の編集時期はもう少々前で「はじめに」は「昭和六十二年十一月」付である。‥‥

と述べたのであるがこれは見落としで、改めて奥付を見るに、縦組みで書名・発行日・編者・発行所が並ぶ左に、小さく

*本書は、「日本児童文学」第33巻第12号(通巻396号・/ 臨時増刊号・一九八七年十二月刊)の保存版です。

と添えてあった。――何故見落としたのか分からないが、当時私の見た「保存版」にこの注記がなかったとも思えないから、見落としたのである。
 さて、この「保存版」のもとになった、月刊「日本児童文学」第33巻第12号(一九八七年十二月一日発行・定価三、二〇〇円・教育出版センター新社・367頁・A5判並製本)を見た。
 書影は画像検索するとヒットするが、最上部に明朝体横組みで小さく1行、

昭和62年12月1日発行(毎月1日発行)第33巻第12号 臨時増刊号 昭和30年12月23日第3種郵便物認可 昭和59年11月20日 国鉄首都特別扱承認雑誌 第7902号 ISSN0549-3358

とある。左上を緑色地(1.9×10.0cm)にして中央下寄りにゴシック体白抜きで「現代」その下に縦長のゴシック体で「日本児童文学/  作家事典」1字の横幅(1.4cm)は同じだが、縦は1行め(1.5cm)が2行め(1.3cm)より長い。「日本」の下には小さく「JAPAN/JUVENILE LITERATURE/AUTHORS' DIRECTORY」と中央揃えで英題が入っている。下部は淡い灰色の正方形(一辺13.0cm)に25個、等間隔に桃色・紺・黄緑色・紫色・緑色・水色の輪郭のぼやけた円に、銀色の○◎に三重丸・四重丸を入れたものが並ぶ。
 「保存版」は青いビニール表紙で皮革風に加工されており、銀文字・中央揃えの細いゴシック体横組みで「現代/日本児童文学/作家事典/・・・」その下に小さく「JAPAN JUVENILE LITERATURE AUTHORS' DIRECTORY/日本児童文学者協会編」と上部にあり、下部に「教育出版センター」とある。背表紙の標題は縦長で表紙よりも大きく「現代 日本児童文学作家事典  ■」■のところには左下を指した矢印のようなマークがあって、その下に横並びでごく小さく2行「教育出版/センター」とある。裏表紙には文字はない。
 表紙裏は偕成社の広告で「講座絵本・児童文学の世界全2冊」。「保存版」は水色の見返し。
 1頁(頁付なし)扉から367頁までは「保存版」に一致*1
 367頁の裏が奥付で、上部の蜻蛉のイラストは一致。下部が異なる。(以下続稿)

*1:訂正もあるだろうがそこまで細かく確認していない。