瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

朝里樹『日本現代怪異事典』(1)

 本書については3月13日付「田中康弘『山怪』(2)」に書影を貼付し、3月27日付「事故車の怪(7)」に言及した。A5判並製本、3段組で500頁、定価2,200円は強気の価格設定である。版元はこれまでこの種の本を余り出していなかった笠間書院。――出していなかったからこそ手を挙げたように思う。
・平成30年(2018)1月17日 初版第1刷発行
・平成30年(2018)2月2日 初版第2刷発行
・平成30年(2018)2月15日 初版第3刷発行
 初版第1刷と初版第3刷を比較して見たが、カバーは一致、本体は細かく比較していない。
 異同は奥付の発行日が、初版第1刷は1行だったのが初版第3刷は中央揃えで3行に増えていることである。
 ところで私の見た初版第3刷には、扉の前の遊紙に「『日本現代怪異事典』正誤表」(8.5×4.0cm)が貼付されている。
 縦組みで、左右2列・3段の表(8.0×1.2cm)があり、上段(3.4cm)右列(0.5cm)は白、上段左列(0.7cm)に「7・428・455・471ページ 」、中段(2.3cm)右列「   誤   」中段左列「  あおいさん  」、下段(2.2cm)右列「   正   」下段左列「  おおいさん  」とあり、表の左に「右、お詫び申し上げますとともにご訂正をお願い申し上げます。/笠間書院編集部」最後の行は下詰め。
 しかし、今更手書き原稿ではあるまいから、編集部のミスではないのだろう。
 当該箇所を見るに(当然のことながら)初版第3刷も初版第1刷に同じである。その後、修正される(もう、された?)のだろうが、大掛かりな直しになるので、どうなるのかが気になる。詳細については修正された版を見てから確認することとしよう。(以下続稿)
2019年10月8日追記】初版第4刷と初版第8刷については、12月22日付(02)に追加した。他の諸刷についても、しばらく12月22日付(02)に追加して行くこととする。