瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(4)

・『シナリオ・たけしくん、ハイ! 』(4) 口絵写真②
 口絵写真について、昨日の続きで『シナリオ・たけしくん、ハイ!の2頁めから。
 2頁め上「おなじみの信濃屋で竹次郎に勧められて酒を飲むたけし。」
 2頁め下「欲しくてたまらない電気機関車を喰い/入るように見るたけし。」
 3頁め上「仕事に出かける竹次郎を機嫌よく送り出す真利子。こんなに仲のいい二人の様子はまず珍しい。」
 3頁め下「当人は大真面目なのに、なぜか、/いつも人から笑われてしまうたけし。」教室の中。
 4頁め上「いさかいの絶えない西野一家の中でいつもクッション役をはたす祖母の菊。義太夫の師匠でもある。」
 4頁め下「友だちの誕生パーティーに出かけた/たけしの御乱行。」
 5頁め上「たよりない父親竹次郎にかわって、父親役を果たす母の真理子。いかにも下町の庶民の母親らしい。」真理子は誤植。
 5頁め下「決してぜいたくな食卓ではないが、/心豊かな食事。」
 6頁め上「ウキにうるしを塗る竹次郎の手元を見つめるたけし。そんな父子の様子を母がやさしく見つめている。」
 6頁め下「隣りの源治をまじえて西野一家の勢揃/い。秀二郎の高校合格祝いの夜。」
 7頁め上「担任の山口先生にとってたけしは手のつけられない腕白生徒。しかし、そんなたけしが一番かわいくもあるのだ。」
 7頁め下「信濃屋の常連が集まっている。またし/ても無学な竹次郎の渋い顔。」
 8頁め上「西野ペンキ屋を訪れた原作者の北野武。刷毛を持つ手つきがなかなか板についているように見える。」上段の写真のうち、これのみ周囲に余白あり。板塀の入口に楷書で「ペンキ塗装西野」と書いた木札。
 8頁め下「たけし役の小磯君が少年時代の北野武に似ていることに一番驚いたのはもちろん原作者本人だったとか。」下段の写真のうちこれのみ上段と同じ大きさで、キャプションは上に添える。
 続いて『シナリオ・続・たけしくん、ハイも見て置こう。
 1頁め上「スタジオ収録終了のスタッフ、出演者の記念写真。三列目中央のネクタイ姿が和田智充プロデューサー。」1列めの前に横書きの大看板「銀河テレビ小説/「続 たけしくんハイ 」/昭和61年6月」。総勢75人で屋根の辺りに「ペンキ塗装 西野」の楷書の表札を掲げ、その脇に2人で「でんわ足立(八八)三四二一」と、最上部横書き、番号は縦書きで書いた、下2桁の右に刷毛、左にペンキの容器のイラストを添えた看板を掲げ持っている。
 1頁め下「一年ぶりの再会を果たす原作者とたけし役の小磯君。原作者はずいぶんやせ、小磯君も少し大人びたように見える。」『正』8頁めの写真と同じ大きさでキャプションは上に添える。撮影場所も同じだが、楷書の「ペンキ塗装 西野」は、同じ位置だが木札ではないようだ。(以下続稿)