瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

菊池規子『わが輩はノラ公』(2)

 昨日の続き。
・JUMP COMICS(2)
 単行本全11巻の題と初版発行日はmanken99のブログ「漫画読書日記」の、2012/03/03「最近購読した漫画289【動物漫画(犬)】」に示されている。
 昨日、1話しか覚えていないと言いつつ、もう1話思い出して注にメモして見たのだが、こちらも妙に覚えていて、ドジで冴えない青年が、ノラ公の後押しで美少女との交際を実現させ、お揃いのセーター(手編み?)を着たところで、と云うことは冬の号に掲載されていたはずだが、それはともかくとして、感激の余り(?)鼻水を出してしまい、これまでだったら女性にドン引きされるところが、彼女は優しくチーンと鼻をかませてあげる、と云うお熱い場面があったと思うのである。
 菊池氏は寡作で活動期間も短い。
 本作以外に読切作品としては、まづ本作連載中の「ぼくのネエタン」がある。
 文化庁「メディア芸術データベース(開発版)」に拠れば「週刊少年ジャンプ」昭和49年(1974)8月19日発行・34号(定価130円・集英社・252頁)107頁より20枚、副題は「<おばあちゃん上京の巻>」であったことが、田川滋の2017年1月8日付のTweetに拠り判明する。田川氏は「‥‥。”少年誌に連載を描く女性(のはず)作家”として嚆矢かな。読切なら矢代まさこもマガジンやジャンプで描いていましたが。」と述べているが、昨日言及した笠間しろうの単行本第1巻巻末解説の題を見る限り、やはり女性であったと断定して良さそうだ。この第1巻の解説と、作者本人に拠る第11巻解説は、作者の人となりを知る上で是非とも確認して置くべき資料となろう。
 「ぼくのネエタン」は「週刊少年ジャンプ」昭和50年(1975)4月21日発行・16号(定価130円・集英社・268頁)にも123頁より20枚、副題「お手柄ネエタン!の巻」が掲載されている。
 それからくだん書房「神保町裏通り日記」2016年12月10日に拠れば、本作連載終了から1年以上経った昭和54年(1979)11月に、「小説ジュニア」1979年11月大増刊(290yen・集英社)に「太くんああ無情」が掲載されている。
 再び連載を持ちたいと希望しつつ果たせなかったのか、それとも別の事情があったのか――「太くんああ無情」までのブランクの存在が種々の想像を掻き立てる。(以下続稿)