昨日の続き。
4〜5頁（頁付なし）「ＣＯＮＴＥＮＴＳ」
6頁（頁付なし）は下部に「SPECIAL THANKS TO」として雑誌や個人に対する謝辞。
7頁「1987年 1月―3月／第③学期」の扉*1で、上部にカバー表紙も担当している*2スージィ甘金のイラスト、下部に社会・芸能のトピックが列挙されています。この学期ごとの扉の体裁は以下同じ。
8〜14頁「1987年1月」を例に、体裁を説明して置きましょう。本文は3段組。上段と中段は1段23行・1行19字、下段は脚注。8頁は左側に本文5行、右上、ほぼ上段に当たる位置にはゴシック体横組み4行（右揃え）でこの月のキャッチフレーズ「出版界イチの／公害地帯をめざして／今月から堂々の／新連載だぞ!! 」があり、これは「ＣＯＮＴＥＮＴＳ」にも表記が若干異なるが、ゴシック体縦組み1行で「１月 出版界一の公害地帯をめざして今月から堂々の新連載だぞ!! ………………８ 」の如く示されています。その下、中段から下段に掛けて、「Kongetsu-no UWASA Best 10」として、横線（6.5cm）で区切って左に大きく数字で順位、そして2行に見出しと報告者、「10」位まで並び（順位は石丸氏が付けたものらしい）と「次点」の合計11点が並びます。
本文は雑誌のグラビアページで良く見る（ような気がする）細いゴシック体、まづ前置きが9頁上段4行めまで。
おーす、以前チラリと本誌に登場したこ／とがあったけど、今回からはここに陣地を／もらったので毎月ＧＯ！ ＧＯ！ せまい／土地ながら『投稿写真』イチの公害地帯と／なるべく、モクモクと黒い有毒ガスを吹き【8頁上段】まくるので全員カクゴするように。僕、ジ／ェリー石丸は以前『ＧＯＲＯ』でもやって／おったので、御存知の方よろしくするよう／に。ただし、そっちで投稿してた諸君は特／に誤字脱字に気をつけてほしい。些細な誤【8頁中段】字でその人間の知性がわかってしまうとい／うものだ。と、いきなり講釈をたれてる場／合じゃないぞ。で、１月に僕の元へ入って／きた情報ベスト10は右の表の通りだ。
1行め「本（誌）」の右に小さく「注１」とあり、9頁下段に大きく2行取りで「１」とあって、その下から、
『投稿写真』(考友社出版）の／こと。この本は同誌連載の投／稿欄「５Ｗ１Ｈ」を中心に､『ポ／ップティーン』『ａｎ』『ＧＯＲ／Ｏ』、フジテレビの『パラダイス／GoGo！ 』などに投稿されたウ／ワサで構成されている。
と小さく注記があります。8頁のキャッチフレーズには「新連載」云々とあって、注もその後判明した真相や後日談なので、本文は如何にも連載当時の誌面を再現しているかのように見せていますが、実際には「投稿写真」以外の雑誌への投稿も合わせて再編集したもののようです。なお「投稿写真」の「５Ｗ１Ｈ」の誌面の一部は、後述するつもりですが156頁に示されていて、確かに違っているようです。（以下続稿）
