瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

閉じ込められた女子学生(08)

 美術大学関連の怪談について、昨日から眺めている2ch(5ch)のスレッド「大学にまつわる怖い話」の続き。――今回、閉じ込められた女子学生の話にはなりませんが、一連の話題ですので題はそのままにして置きます。
 ここまで多摩美術大学の話題で盛り上がっていたのですが、6月4日の午後に「77」番が、

亀だが
>26
そりゃJ子美の間違いだろ。
80年代後半の話。卒制で逝っちゃった4年のヤツが(確か油絵)/屋上で焼身自殺。遺言書が残ってて「世界は開かれた」と/書いてあったそうな。
 
遣水云々は合ってるけど。

と書き込みます。実は前回の最後に触れたように、既に6月1日の午後に「62」番が「屋上焼身自殺はJ美でもあったのよ」と控え目に書いていたのですが、無視された恰好です。
 これに対して同日夜の「78」番めに、この話題を持ち出した「26」番が「どこの美大でも屋上で燃えるのが/流行ってるのナ。」と反応し、日付の変わった6月5日に「79」番が、

>77>78
あんまり有名すぎて都市伝説化しているのでは?
実話なら証拠記事の1つもあって良さそうだ。
ちなみに当方80年代後半T美在学組だが、その頃からすでに/「昔、デザイン棟の屋上でさぁ・・・(ヒソヒソ)」/って感じだったぞ。

と「都市伝説化」と云う語を持ち出しつつ、多摩美術大学では昭和末年にはこの話があったと、時期に言及しております。
 しかしながら女子美術大学勢からの反撃(?)はなく、ここで話がまた立教大学助教授教え子殺人事件に戻り、7月3日の未明に「98」番から「100」番まで、長文が連投されています。仮にこの書き込みをした人のことを「100」番と呼んで置きましょう。
 まづ「98」番に、

T美近くに埋められていたのは、/女装した教授じゃなくて、教授が不倫していた女子大生だと思います。/近くに埋められていたというのは、大学の坂道のことです。/たまやを背にして左側、腕を胸で組まされて胸から下は溶けていたそうです。/衣服は着ており、白いブラウスに黒(または、紺)のプリーツスカート/お名前も存じておりますが、差し控えます。

先に、野猿街道が1車線というのがありましたが、/工事は、1985.6年位だったと思うのですが/当時、まだ殺害現場である教授の別荘が建っていました。/場所はやはりたまやを背に左、街道を250mくらいのぼったところです。

と書き込み、28分後に「99」番、

1983年暮れか84年の春ごろ、アントニオ猪木が10人ほどの子供を連れて/日本各地の心霊スポットを調査するという特番があったのですが/深夜、T美界隈に訪れています。正確には、ドウリョウドウですが/(字がわかりません)霊能書の方が、白いブラウスの女の子を目撃しています。/放送自体は場所を明らかにせず、教授の事件にも触れていませんでした。

1984年の春から、鑓水に2年ほど住みましたが/アパートがその教授の別荘(といっても廃屋)の隣に建っていました。/あとからこの事件の話を聞き、ああそう言えば/2階の○山君が、壁から白い服の女の人が出てくる/から泊めてくれと、時々降りてきたのを思い出し/背筋が寒くなりました。

と話は妙に具体的になり、そして22分後に「100」番、

これもガイシュツですが、鑓水(遣りではありません)/という地名は、血で汚れた刀や槍を池で洗い流したことから/付いたようですが、その池は野猿街道と16号のぶつかったところに/あったようです。
 
あの界隈は、むかしは街道もなく相当閉鎖された場所だったようで/まあ1984年当時もかなりのものでしたが・・・
血の濃いぃ非常に因縁のある場所でもあったようです。/橋本からタクシーで家に帰るとき、深夜などは/戦車道(今あるか知りませんが)から行ってくれというと/よく断られました。/というのも戦車道の外れに、知○○○を持った人などを/間引くための施設があったからのようです。


 これに対して、7月7日午後に「103」番が、

>>99
もう道了堂とT美を界隈としてひとくくりにすんのやめれ。/直線距離にして1,5kmも離れてんだぞ。道了堂は八王子市立高○小のほうがよほど近い。
 
それにさんざん既出の話題を出すな。うんざり。/女殺した教授とは書いてあるけど、女装した教授ってなんだよ。/誰がどこに書いた?それから他人レスもきちんと読めよな。あんた頭、大丈夫か?

と、怒気を含んだ書き込みをしております。前回紹介した「37」番による「72」番めの書き込みに趣旨や根拠が一致するようですので、これは「37」番の書き込みのように思われます。そこでは「63」番による立教大学助教授教え子殺人事件が多摩美術大学の近くだとする(知人の目撃情報を含む)書き込みを、道了堂のことだとして距離を根拠に退けていました。その、自分が決着を付けたはずの話題を無神経に蒸し返されたために、カッとなってしまったように見えます。
 確かに「100」番は、「女殺して」を見間違えて「女装した教授じゃなくて」と書いたり、「ドウリョウドウ」の表記が分からなかったり、「霊能者」を「霊能書」と打ち間違えたまま投稿したり、どうにも不安を覚えさせる書き方をしていることは、間違いありません。2階の住人が殺人事件の被害者らしい幽霊の出現に悩まされて度々泊まりに来た、と云うのも本当かしらん、と思ってしまいます。――しかしながら、殺人事件の現場とされる別荘の隣にあったアパートに2年間住んだ、と云うのですからこれが錯誤だとは、軽々に決められないでしょう。