瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

赤いマント(219)

お詫び】11月下旬の記事の書名が全て『現代日本怪異事典』となっておりました。書名の校正漏れを指摘したところにこうして間違ってしまい、誠に面目ない次第です。煩雑になりますので一々の記事には断らず、纏めて訂正して、ここに記してお詫び申し上げます。
・朝里樹『日本現代怪異事典』(07)
 さて「赤マント」項の最後は、27頁上段15~17行め、

 このように歴史が長い怪異であるが、最/後に近年語られた赤マントの話の例を記し/ていきたい。‥‥

として、常光徹の『学校の怪談』シリーズ(講談社)から2話、段落を改めて(中段7~17行め)不思議な世界を考える会編『怪異百物語2』とポプラ社編集部編『映画「学校の怪談」によせられたこわーいうわさ』から各1話を紹介している。これら、平成に入ってからの後日纏めて検討する機会を持とうと考えております。近刊予告を『幸若舞曲集』並に打ち続けることに(当ブログ限定ですが)なりそうな『昭和十四年の赤マント』には、そこまで範囲を広げずに纏めてしまおうと思っているのですけれども。‥‥『幸若舞曲集』並とすると8年後に刊行と云うことになってしまいますが、‥‥生きているかどうか。
 常光徹学校の怪談』シリーズについては、一通り収録内容を確認するつもりで、記事の番号を最初から3桁にして置き、講談社文庫版との比較など、幾らかやり掛けてはあるのですけれども、そのままになっております。楽隠居出来たら纏めて済ませてしまいたいと思っているのですが。
 それから不思議な世界を考える会 編『怪異百物語』全10冊についても、会員制で詳細が分からない「不思議な世界を考える会会報」の内容を窺わせるものとして、一覧を作成し掛けたのですが、これも1冊を数本の記事に分割しては不便だと思って、1冊1記事と云う方針を立てたために、2冊めで中断しております。しかし、2017年2月1日付「不思議な世界を考える会 編『怪異百物語』(2)」を検索して、直ちに(89)赤マントさま(61頁右下)の典拠が「『会報』37(1994年12月)」と分かったのですから、このような作業をして公開して置くのも無駄ではなかった、と思ったことでした。
 ポプラ社の『学校の怪談』シリーズは、怪異に遭遇した生徒が女性担任教師に相談したところ、確かめに行ったその優しい担任教師が死んでしまった、と云う、とんでもない展開の「赤いはんてん」を読んで、こういうふうに書いてはいけないのではないか、と思って(稲川淳二のように「赤い半纏」を事実として、後日談を増補して語っている人もいますが)当ブログでも取り上げようと思ったのですが、やはりこの1話だけを取り上げても仕方がないので、念のためシリーズを通覧してどのような方針で執筆・編集されているのか確かめてから、‥‥と思ったために、やはりそのままになっております。
 いえ、平成以降、一部は民俗学者も関わって続刊された幾つものシリーズ、総計で数百冊になろうかと思いますが、これらの取り扱いを考えると頭の痛い問題です。せめて、民俗学者が関わった分くらいは、学者らしくきちんとしたデータを別に公開してもらえないものでしょうか。そうすれば、潤色された児童書の記述をどう扱うか、無駄に(と敢えて言いたい)悩まされることもなくなるのですけれども。――この事典のように、そこを考えなければ、簡単は簡単です。(以下続稿)