瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

森川直司『裏町の唄』(3)

 12月25日付(2)の続きで、まづ本書の細目を見て置こう。
 5頁(頁付なし)は「目次」の扉、6~10頁(頁付なし)に細目、6頁1行め「まえがき」のみゴシック体で頁を示さない。1行分空けて「入 学 13」の如く頁を示す。2字の題は1字分空白を挟んで、3字分にしてあるが1字題は「堀 153」となっている。3字以上の題は詰めている。6頁には10項、7頁にまづ3項、1行分空けて9項、8頁にまづ8項、1行分空けて4項、9頁にまづ10項、1行分空けて2項、9頁に11項。合計57項。これらの切れ目は本文でも、枠のある阿木氏のイラストを挟んで切れ目のようになっている。すなわち、まづ11頁(頁付なし)は先生に引率されて土手を歩く小学生たち、蝶が舞い菜の花が咲き、蓮の葉に蛙。裏は白紙。
 本文中にもイラストがあってこれも全頁イラストだが枠がないのが異なる。
 以下の細目には仮に番号を打って置く。題は4行取り3字下げのゴシック体でやや大きい。
【1】「入 学」13~16頁
【2】「遠 足」17~20頁
【3】「運 動 会」21~23頁
【4】「旗 日*1」24~29頁(絵27頁)
【5】「食 べ」30~34頁
【6】「男 女 組」35~
【7】「予 習」38~39頁
【8】「エチオピア」40~42頁
【9】「赤 マ ン ト」43~45頁
【10】「大富小学校」46~50頁(絵49頁)
【11】「差しおさえ」51~53頁
【12】「ラジオ体操」54~56頁
【13】「大水*2」57~58頁
 59頁(頁付なし)枠のあるイラスト、男児2人とその間に女児1人、浴衣を着てしゃがんで、左の男児が線香花火、周囲は太く墨線で宵闇を示す。上部は白いまま。
【14】「物売り」61~73頁
【15】「門づけ*3」74~76頁
【16】「歌わせて頂戴」77~78頁
【17】「お竹さん」79~83頁(絵83頁)
【18】「駄菓子屋」84~87頁
【19】「賭けごと」88~92頁
【20】「アイスキャンデー」93~95頁
【21】「花 火」96~98頁
【22】「写 真」99~102頁
【23】「紙 芝 居」103~107頁(絵106頁)
【24】「遊 戯*4」108~111頁
【25】「す も う」112~114頁
【26】「定額電燈」115~117頁
【27】「木ッ端拾い*5」118~121頁
【28】「おとむらい」122~124頁
【29】「縁 日」125~131頁
【30】「お 祭 り」132~135頁(絵133頁)
 137頁(頁付なし)枠のあるイラスト、材木が積まれ、筏が浮く木場の景、人影なく生き物は蜻蛉1匹。
【31】「活動写真」139~144頁
【32】「東京音頭」145~146頁
【33】「霊 巌 寺*6」147~149頁(絵149頁)
【34】「浄心寺の空地」150~152頁
【35】「堀」153~156頁
【36】「ト ン ボ」157~159頁
【37】「メ ダ カ」160~162頁
【38】「佃の渡し」163~167頁
【39】「葛 西*7」168~171頁
【40】「浜園公園」172~174頁(絵174頁)
【41】「猿江公園」175~178頁
【42】「プ ー ル」179~183頁
【43】「馬 力」184~185頁
【44】「市 電」186~189頁
 191頁(頁付なし)枠のあるイラスト、路地のごみ溜めから溢れた生ゴミをあさる白犬。
【45】「裏 通 り」193~196頁
【46】「共同水道」197~200頁(絵200頁)
【47】「質 ぐ さ」201~203頁
【48】「立ちん坊」204~206頁
【49】「掃 き 屋*8」207~209頁
【50】「ツクツク坊や」210~213頁
【51】「パーマネント」214~215頁
【52】「銭 湯」216~219頁
【53】「おしるこ」220~223頁
【54】「火の用心」224~226
【55】「自 動 車」227~230頁
【56】「夏 の 夜」231~234頁
【57】「大捕りもの」235~238頁(絵236頁)
 次いで奥付、裏は白紙。(以下続稿)

*1:ルビ「はた び」。

*2:ルビ「おお みず」。

*3:ルビ「かど」。

*4:ルビ「ぎ」。

*5:ルビ「こ ぱ」。

*6:「目次」には「霊厳寺」とあり。

*7:ルビ「か さい」。

*8:ルビ「は」。