瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(147)

・青木純二の経歴(15)「青木純二」での執筆活動
 国立国会図書館サーチ及び国立国会図書館デジタルコレクションにて検索した結果を示して置く。もちろんこんな作業は青木氏の存在に気付いた段階で済ませていたのだが、どのように示すか、考えあぐねて今に至ってしまったのである。
 検索結果を纏めただけで、原本を確認した訳ではない。単著は含めていない。再録・再販らしきものも除いた。それやこれやの確認のため、「国立国会図書館限定」公開の雑誌も多いことだし遠からず国立国会図書館に出掛けたいと思っているのだけれども。
・「日本アルプスの伝説」「太陽」30巻9号(大正13年7月1日・博文館)120~130頁
・「夢幻詩「酒顚童子」/(美しい雛僧から惡鬼に)『諸國物語』(大正13年8月10日・朝日新聞社)83頁2行め~84頁*1
・「農村婦人の生活 泥の中の悲鳴」「女性改造」3巻11号(大正13年11月・改造社)162~177頁
・「墓場を発く男 変態性交者の数々」「性公論」第2巻第6号(大正14年2月・性公論社)*2
・「農村描写泥の中で踊る人々」「太陽」11 号(大正14年・博文館)*3
・「大蟹と大蛇」「金の鈴」第2巻第3号(大正15年3月1日・金の鈴社(新潟))*4
・「中学生」11巻3号(大正15年3月・研究社)*5
・「信濃の義民助彌(実説講談)「農業世界」21巻11号(大正15年9月・博友社)142頁
・「スキーロマンス 栄光の雪の丘へ」「少女の友」20巻3号(昭和2年3月・実業之日本社)34頁
・「若い女を奪はれた農村」「実業の日本」30巻9号(昭和2年5月・実業之日本社)53~56頁
・「首斬役人だつた男は語る」文芸春秋」7巻2号(昭和4年2月・文芸春秋)157~164頁
・「農村伝説 雨乞ひ物語」「農業世界」24巻10号(昭和4年8月・博友社)173頁
・「寛永畸聞象の見世物」「全関西婦人連合会」6巻8号・通号57号(昭和4年8月・全関西婦人連合会)54~61頁
・「日本アルプスに二千万円の宝窟」「朝日」11月号・通号11号(昭和4年11月・博文館)408~413頁
・「その後の絵島」「全関西婦人連合会」7巻1号・通号62号(昭和5年1月・全関西婦人連合会)20~23頁
・「薩摩の処女」「ポケツト講談」12巻5号(昭和5年・ポケツト講談社*6
・「黒部渓谷秘話」「実業の日本」33巻13号(昭和5年7月・実業之日本社)122~123頁
・「輝く村・幸福な村――農村巡礼(その一)「実業の日本」33巻21号(昭和5年11月・実業之日本社)34~37頁
・「輝く村・幸福な村――農村巡礼(その二)「実業の日本」33巻22号(昭和5年11月・実業之日本社)42~47頁
・「輝く村・幸福な村」「実業の日本」33巻23号(昭和5年12月・実業之日本社)206~210頁
・「浄瑠璃坂の仇討」『日本仇討』(昭和7年・春江堂)30~頁
・「蒙古襲来」『日本国難史』 (昭和7年・春江堂)2~頁
・「幸福な村、輝く郷」「農業世界」27巻4号(昭和7年3月・博友社)205~頁
・「幸福な村、輝く郷」「農業世界」27巻5号(昭和7年4月・博友社)138~頁
・「幸福な村、輝く郷」「農業世界」27巻6号(昭和7年5月・博友社)201~頁
・「幸福な村、輝く郷(続)「農業世界」27巻9号(昭和7年7月・博友社)131~頁
・「幸福な村、輝く郷」「農業世界」27巻10号(昭和7年8月・博友社)164~頁
・繁田清四郎 写真「ヨコハマ((特輯・2)カメラは踊る夏のステップ)「アサヒカメラ」16巻2号・通号89号(昭和8年8月・朝日新聞社)170頁
・「栄光の村・幸福の郷――自力更生めぐり「実業の日本」36巻19号(昭和8年10月・実業之日本社)96~99頁
・「酒池肉林の大蕩児」「話」1巻9号・12月特輯号(昭和8年12月1日・文芸春秋社)265~272頁
・栗原清一・繁田清四郎・青木純二「横浜の今と昔」「アサヒカメラ」19巻5号(昭和10年5月)613~616頁
・「世界大統領物語」「雄弁」32巻6号・6月号(昭和16年6月1日・大日本雄弁会講談社)161頁
・「烈日の南方戦線現地通信」「婦女界」65巻5号(昭和17年5月・婦女界出版社)60~62、63~67頁
・「翼に捧ぐる増産魂」「実業の日本」47巻3号・通号1105号(昭和19年2月・実業之日本社)44~47頁
 大正13年(1924)から昭和19年(1944)に及んでいる。うち、「アサヒカメラ」については2019年10月26日付(140)に、青木氏と横浜との関わりを示唆するものとして言及した。
 中には同名異人の著述が含まれている可能性もあるが、大体に於いて『山の傳説 日本アルプス』著者の青木純二の著述と見て誤らないであろう。ルポルタージュや小説(コント)それから戦意高揚の文章まで書いているが、「日本アルプスの伝説」「信濃の義民助弥」や「黒部渓谷秘話」は『山の傳説 日本アルプス』と内容の関連がないか、注意される。(以下続稿)

*1:2024年2月21日追加。

*2:8月19日追加。

*3:9月30日追加。

*4:2月7日追加。

*5:2月7日追加。

*6:2月7日追加。