瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

いまに語りつぐ『日本民話集』伝説・現代民話(16)

・「現代民話」の出典⑨~内輪の資料(3)
 昨日の続き。今回は順に列挙して置く。
⑮『噓のようなホントの話』編集:高津美保子(細目:7月19日付(07)
・二〇〇二年に矢部敦子が話し、高津美保子が記録
⑮七
・一九八〇年ごろに林義明が話し、高津美保子が記録
⑮十四
・一九九三年に大島広志が話し、渡辺節子が記録
⑮二十三
・一九九七年に女子大学院生が話し、渡辺節子が記録
⑮二十四
・同年前話者が、前話の後日談として話し、渡辺節子が記録
⑮二十五
・一九八五年ごろに聞いた話を、高津美保子が記録
⑮二十六
・東京の大学の男子学生が、レポートとして大島広志に報告
⑮二十七
・一九九五年ごろに東京の大学生が話し、高津美保子が記録
⑮二十九
・一九九七年に二十代の女性が話し、渡辺節子が記録
⑮三十一
・一九九九年に岩倉千春が話し、渡辺節子が記録
⑮三十二
・一九八一年に中鉢カヨが話し、高津美保子が記録
⑮三十三
・二〇〇二年に渡辺節子が話し、高津美保子が記録
⑮三十四
・一九八六年に中鉢カヨが話し、高津美保子が記録
⑮四十二
・一九八九年に大阪の女子大生が三原幸久にレポートで報告
⑮四十四
・一九九五年に米屋陽一が話し、高津美保子が記録
⑮四十五
・一九九三年に友人から聞いた話を高津美保子が記録
⑮四十六
・一九八五年ごろに星野瑞子が話し、高津美保子が記録
⑮四十七
・一九九五年に杉本栄子が話し、高津美保子が記録
⑮四十九
・一九九五年に四十代会社員が話し、高津美保子が記録
⑮五十
・一九九四年に岡野久美子が話し、高津美保子が記録
⑮五十四
・一九九二、三年ごろに星野瑞子が話し、高津美保子が記録
⑮五十五
・一九九五年に浅野明から高津美保子に報告された話
⑮五十七
・一九九五年に知人女性が話し、高津美保子が記録
⑮五十八
・一九九一、二年ごろに友人から聞いた話を、高津美保子が記録
⑮五十九
・二〇〇二年に宮川ひろが話し、高津美保子が記録
⑮六十
・一九九五年に友人から聞いた話を、高津美保子が記録
⑮六十一
・一九九五年に矢部敦子が前話を受けて話し、高津美保子が記録
⑮六十二
・一九九九年に杉本栄子から高津美保子に報告された職場の同僚のドイツ人の話
⑮六十三
・一九九七年に友人から聞いた話を、高津美保子が記録
⑮六十四
・一九九三年に女子高生が話し、高津美保子が記録
⑮六十七
・一九九四年に中鉢カヨが話し、高津美保子が記録
⑮八十九
・一九九四年に友人から聞いた話を高津美保子が記録
⑮九十
・一九九九年に友人から聞いた話を高津美保子が記録
⑮九十一
 最後の⑮九十一「彼岸花が二輪」は、223頁6行めに( )に割注で、「この春に、話者の息子と別れた/夫が相次いで亡くなっている 」と、かなり個人的な事情に踏み込んでいる。
 以上、3回に分けて内輪の資料を使っている話を見て来た。非公開の資料を不思議な世界を考える会関連の人々の間で共有して使い回している。時間を掛けて蓄積した成果がこれ程あることには敬意を表するけれども、そろそろこんな風に切れ切れに示すのは止めてもらいたいし、こうして同じ話を複数の書籍に再録・再話していることが分かると、どうも、研究者として自分が触ったものを典型として、肝腎なところは公開しないまま使い回す態度には、正直疑問を覚えざるを得ないのである。
 早めに借りた2冊の返却期限が来てしまったので、残りの4冊と一括で返却した。まだ出典の全てを見ていないのだが、疲れて来たことだしここで一旦打ち切って、また出直すこととします。(以下続稿)