瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

北杜夫『マンボウ響躁曲』(2)

 11月12日付(1)に単行本を取り上げたままになっていた。
・文春文庫(253頁)

・1982年5月25日 第1刷・1982年9月1日 第3刷・定価 300円
 カバー表紙、書影に示した通りなので分かりにくいところだけ補足して置く。副題はゴシック体灰色。燕尾服の指揮者のイラストの左下に「’82/YAMA/Fuji」とある。
 カバー裏表紙折返し、横組み中央揃えで上部に横長「文春文庫」その下に飾り線(4.3cm)があってゴシック体「北 杜 夫 の 本」以下明朝体で「怪盗ジバコ」「快妻オバサマ VS.躁児マンボウⅠ・Ⅱ/(母・斎藤輝子との対談)」「マンボウ響躁曲/地中海・南太平洋の旅」の3点、最下部左寄りに「カバー・山 藤 章 二」。
 カバー裏表紙、上半分、横線(7.5cm)の間に明朝体横組み9行の紹介文。

人生最大、スーパー〈躁〉状態に/突入したわれらが《どくとるマン/ボウ氏》の高揚する偉大な言動に/ふりまわされる《マンボウ夫人》/をお供に、規律厳正な《阿川弘之/海軍大尉ドノ》と決行したテンヤ/ワンヤの西洋膝栗毛の世にもおか/しな特別読物。他に懐かしの南洋/諸島再訪記『マンボウ南太平洋を/ゆく』を併録。 解説・阿川弘之


 中央に「文春文庫」のマーク、最下部右寄りに「0195-710104-7384  ¥300」。
 カバー背表紙のみ水浅葱色地。上部に明朝体で標題、中央やや上にやや小さく「北 杜 夫」、下部に「文春文庫 101 4」とあって文春文庫のマーク、但し数字は、私の見た本は分類票が貼付されているためはっきり見えない。最下部に「300」。
 カバー表紙折返し、上部に横組みで、

著者紹介
北 杜夫(きた・もりお)
1927(昭和2)年5月1日、東京で/生れる。本名、斎藤宗吉。52年、東/北大学医学部卒業。60年、「夜と霧/の隅で」で、第43回芥川賞受賞。「ど/くとるマンボウ航海記」から「幽霊」/「楡家の人びと」「酔いどれ船」「輝/ける碧き空の下で」に至るはば広/い創作活動で、現代の人気作家と/なっている。


 1頁(頁付なし)文春文庫の扉。裏は白紙。
 3頁(頁付なし)「目 次」。単行本と比較するに4行め「マンボウ観察記 阿川弘之」の1行が追加されている。下の「249」まで縦線(4.7cm)で繋ぐ。裏は白紙。
 5頁(頁付なし)中扉、中央上部に明朝体縦組みで「マンボウ響躁曲/   地中海・南太平洋の旅」単行本は標題がゴシック体だったが全て明朝体になっている。裏は白紙。
 7頁(頁付なし)中央上部「マンボウ響躁曲(地中海をゆく)」の扉。単行本には( )が附されていない(単行本《目次》も同じ)。裏は白紙。本文は1頁19行、1行43字で単行本に同じ。9頁、初め9行分が空白になっているのは単行本7頁に同じ。195頁8行めまで。
 197頁(頁付なし)中央上部「マンボウ南太平洋をゆく」の扉。裏は白紙。199頁、初め9行分空白は単行本197頁に同じ。247頁15行めまで。
 248~253頁、阿川弘之マンボウ観察記」。
 253頁の裏、中央に4行、まづ明朝体で「《初出誌》」とあって、2行め「 マンボウ響躁曲」11字分の縦線(3.1cm)があって「『文藝春秋』」すぐ下に割書「(昭和52年1~6月号連載「マン/ボウ出鱈目泰西旅日記」を改題)」、3行め「 マンボウ南太平洋をゆく」7字分の縦線(1.9cm)があって「『文藝春秋デラックス』 (昭和51年8月号)」、4行め「《単行本》」と上部、下部に「昭和五十二年十一月 文藝春秋刊」。
 次いで奥付、その裏は「文春文庫 最新刊」9点11冊。(以下続稿)