・銀河テレビ小説「たけしくんハイ！」出演（２）
もう35年前のドラマであり、西野家も半数が鬼籍に入ってしまった。子役を中心に、藝能活動を辞めてしまった人も少なくない。
一般社団法人 映像コンテンツ権利処理機構（aRma）の「放送番組に出演された方々をさがしています」に、NHK「たけしくんハイ！」1985/07/15～1985/08/02（2020/05/12 66188212）の出演者が今日現在で16名、掲載されている*1。50音順で秋山健太郎、伊尾知賢悟、石本倫子、伊藤公子、遠藤千鶴、岸久美子、さらだ菜々子、清水龍介（清水壠介）、高橋美聡、東郷晴子、都家やっちゃん、中山智哉子、西久保翔、富士原恭平、ボール・ボードマン、圓山由美。――なお「続たけしくんハイ！」の出演者は探していないようだから、再放送はしばらく先になろうか。
なお、キャストについては「テレビドラマデータベース」の銀河テレビ小説「たけしくんハイ！」にも出ているが、放送回数「15回」なのに「主な出演」は主演に「(1)-(7)」とあるように、何故か第７回までしかカウントされていない。スタッフ3名のみ「(1)-(10)」すなわち第10回まで関与したことになっている。別に全6回各回30分に再編集されたドラマ愛の詩「たけしくんハイ！」のデータもあるが、こちらは第２回のキャストのみ掲出しており、そこに何故か「続」から登場するはずの「後藤久美子」が混ざっている。その点、銀河テレビ小説「続たけしくんハイ！」の方が充実しており、役名（演技者）と全15回の出演が網羅されているようだ。
以下、前回一覧にした銀河テレビ小説「たけしくんハイ！」の「出演」について、一通り確認して置くこととしたい。
しかしながら、昨日書いたようにＮＨＫプラスの見逃し配信に頼っているので、第１回から第３回は明日の朝、見られなくなってしまう。だから、ざっと見直してメモを取った範囲で、2018年7月9日付（01）に書影を示した、布勢博一 著（ビートたけし 原案）との大きな異同を中心に検討することにする。
『シナリオ･たけしくん、ハイ！ 』については、1～8頁（頁付なし）口絵写真のみ、2018年7月11日付（03）及び2018年7月12日付（04）に紹介していた。続く細目をざっと見て置こう。
9頁（頁付なし）中扉で上部中央にやや大きく明朝体縦組みで標題「たけしくん、ハイ！」。10頁（頁付なし）は下部中央にゴシック体縦組みで「装幀 谷口康彦」。
本文は2段組で、11～23頁「１」、24～36頁「２」、37～49頁「３」、50～62頁「４」、63～74頁「５」、75～87頁「６」、88～99頁「７」、100～113頁「８」、114～127頁「９」、128～140頁「10」、141～153頁「11」、154～169頁「12」、170～182頁「13」、183～195頁「14」、196～209頁「15」。
211～212頁にスタッフと主要キャストの一覧。
213～218頁「制作スタッフ覚え書き」、213頁2行め～215頁6行め、ＮＨＫドラマ部チーフプロデューサー／岡本 由紀子「団塊の世代の悪ガキたち」、215頁7行め～218頁5行め、ドラマ部チーフディレクター／東海林 通「時代劇だったドラマ『たけしくん、ハイ！』」。
219～221頁、布勢博一「あとがき」。
白紙が1頁あって奥付、その裏は「太田出版刊」の目録6点、1点めが原作本『たけしくん、ハイ！』、以下4点めまでがビートたけしの本で、5点めはたけし軍団、6点め三浦良枝『ドラキュラの花嫁』。――所謂「ロス疑惑」を、当時連日ワイドショーで取り上げていたことは覚えているが、内容は殆ど覚えていない。
それはともかく、出演者の年齢を確認するために、まづ撮影時期について見て置こう。
チーフプロデューサーの岡本氏によると、岡本氏が初めて原作者に会ったのは213頁3行め「昭和59年秋」、そして布勢氏によると、219頁2行め「年の暮れも間近い」頃に岡本氏と河村正一ディレクターから脚本の依頼を受けている。チーフディレクターの東海林氏によると215頁8～9行め「制作が本格的に始まったのは、昭和六十年の／一月末」で、218頁1行め「すべての収録が終った」のは「六月の初旬」。――そうすると、昭和60年（1985）6月1日現在で年齢を勘定して置けば良いであろうか。
順序としては主人公とその家族から整理して置くべきだろうが、それでは確認すべきことが多くてとても間に合わないので、たけしの小学校の関係者から片付けて置こう。（以下続稿）
*1:【2022年1月31日追記】今日確認してみたところ、石本氏の名前がなくなって15名になっていた。【2024年1月17日追記】15名そのまま。
