・馬場喜信『流域紀行八王子』(2)
昨日の続きで、第一部「流域紀行八王子」の細目を見て置こう。要領は4月16日付(35)に見た、同じ「東京新聞ショッパー」八王子・日野版への連載を元にした『峠と路』第一部「八王子の峠と坂道」に準ずる。本文末、改行して下詰めでやや小さく附されている(掲載年月日)は題に添えて示した。見開きの左(奇数)頁に図版、写真でないのは①のみ、位置は横長のものは「上」で縦長写真は「左」としてある(正確には左上)。
① 八王子の川と丘陵(78・5・26)
3頁上「八王子の川と丘陵」概念図
② 谷地川(上)(78・6・16)
5頁左「戸吹町を流れる谷地川、この辺り/までさかのぼると水も澄んでくる」
③ 谷地川(下)(78・7・21)
7頁左「谷地川の水源――谷地田のふちを/行く小道をたどると、丘の頂に出/る.高圧線鉄塔のところが尾根」
④ 大谷川(78・9・22)
9頁左「大谷弁財天と弁天池――ひよどり山一/帯からわきだした清水が集まって池をつく/り、そこに水の神がまつられている」
⑤ 谷野川(78・10・13)
11頁左「谷野交差点に立つ里道開鑿/記念碑」
⑥ 大栗川(上)(78・10・20)
13頁上「大栗川の水源にある池、樹木が密生して/いて池のほとりに出ることもできない」
⑦ 大栗川(中)(78・11・17)
15頁左「多摩ニュータウン建設に伴う河川改/修工事で大栗川は放水路となった」
⑧ 大栗川(下)(78・12・11)
17頁左「別所の長池―ジュンサイ、サワギキョウ/などの水生植物が豊富だったという」
⑨ 鑓水の二つの谷(81・1・23)
19頁左「絹の道=板木谷戸の風景、/ 冬の日ざしが明るい」
⑩ 中川と申川(81・2・27)
21頁左「丘を背にあたたかそうに建/つ農家――中山の谷にて」
⑪ 村中川(81・4・17)
23頁上「多摩ニュータウンの造成工事た/けなわ―昭和55年11月撮影」
⑫ 寺沢川(81・3・27)
25頁左「旧観をとどめる谷戸の風景――/寺沢の旧道で」
⑬ 川口川(上)(79・1・26)
27頁上「川口川の北の源流から見た今熊山と檜原村方面.正/面奥に戸倉城山があり、直下はなぞを秘めた逆川だ」
⑭ 川口川(中)(79・2・9)
29頁左「冬の今熊山―山ろくでは雑木林を伐/採して薪炭づくりが行われていた」
⑮ 川口川(下)(79・4・20)
31頁左「川口川戸沢付近――川原にかけられた小/さな木橋が生活のにおいを感じさせる」
⑯ 谷戸川(81・5・22)
33頁左「谷渡川の入り口近くの御岳神社/にて――丘すそを小路がゆく」
⑰ 湯殿川(上)(79・4・27)
35頁左「湧き水を利用した池――/片倉城跡公園にて」
⑱ 湯殿川(下)(79・5・25)
37頁上「最後に行く手をさえぎった標高342.7㍍/の山、ここが湯殿川の水源」
⑲ 兵衛川(79・6・22)
39頁左「市指定天然記念物スダジイ/――宇津貫の毘沙門天境内」
⑳ 寺田川(79・7・17)
41頁上「寺田谷から相原の鍛冶谷へ抜ける切り/通し、稜線の道は左右の崖の上にある」
㉑ 山入川(79・8・31)
43頁左「はるかな山中の里を想わせる遠野/谷戸、その地に建つ百万遍供養塔」
㉒ 入山川(79・9・14)
45頁左「入山川林道の風景――明るい/谷の散策路だ」
㉓ 小津川(79・9・21)
47頁左「道しるべを兼ねた庚申塔――小/津から案下への道を知らせる」
㉔ 醍醐川(79・10・19)
49頁左「第五の谷。森久保の集落――/南の小丘の上から見る」
㉕ 案下川(79・11・16)
51頁左「和田峠と明王峠の眞之山稜をゆ/く道――冬の陽光がまぶしい」
㉖ 駒木野沢・板当沢(81・7・10)
53頁左「板当沢源頭の山.水平にの/びるのは滝の沢よりの林道」
㉗ 滝沢川(81・6・12)
55頁左「清龍寺滝――かつてこのあた/りにも軍馬の足音が響いた」
㉘ 北浅川(上)(79・12・14)
57頁左「浄福寺城山への道から見下ろす/北浅川の谷――大久保の集落」
㉙ 北浅川(下)(80・1・1)
59頁上「北浅川、壱分方付近の景観―収穫の/すんだ水田あと.背景は恩方丘陵」
㉚ 城山川(81・2・1)
61頁上「夕暮れの城山川.中央道から/は左手の丘ひとつ隔てている」
㉛ 大沢川(80・2・29)
63頁左「川にそって下る道」
㉜ 小仏川(80・3・14)
65頁左「小仏関跡の碑、すぐ近くに/駒木野宿跡の碑もある」
㉝ 小下沢(80・4・14)
67頁左「小下沢への入り口、正面の/高ドッケ(山)が美しい」
㉞ 日陰沢(81・7・17)
69頁左「日陰沢の流れ.どこまで/もこの流れにそってゆく」
㉟ 案内川(80・4・25)
71頁左「大垂水峠にかかる滝、水源/はさらにずっと奥にある」
㊱ 中沢・入沢・梅ノ木沢(80・5・9)
73頁左「静かな山稜上の道――西山峠/付近で」
㊲ 前沢川と伊久沢川(80・6・6)
75頁左「幾重にも谷に囲まれた高/尾山――表参道にて」
㊳ 初沢川(80・6・27)
77頁左「山王神社から見下ろした初沢の谷/――高乗寺境内が静まる」
㊴ 南浅川(上)(80・7・18)
79頁上「ケヤキ並木の美しい多摩御陵の参道/ ――御陵入り口からのぞむ」
㊵ 南浅川(下)(80・8・8)
81頁左「のびのびと流れる南浅川、正面は/八王子城山――横山橋付近にて」
㊶ 舟田川(80・9・5)
83頁左「舟田川のほとり、長房団地の北/側に立つ船田石器時代遺跡碑」
㊷ 山田川(80・9・19)
85頁左「小さな蛇行を繰り返す山田川/緑町で――」
㊸ 谷原川(80・11・14)
87頁左「二軒在家の鎮守の森.十二神/社の境内、弁天祠の北にある」
㊹ 多摩川(上)(80・11・21)
89頁左「手前に流れるのが谷地川、向こ/うの水門が北平用水の流出口」
㊺ 多摩川(下)(81・1・1)
91頁上「西玉神社より北方のながめ.晴れた日には武蔵野/台地を越えた遥か向こうに男体山が見えるはず」
㊻ 秋川(81・1・15)
93頁左「秋川段丘面上の水田――/北岸の東秋留駅への道で」
㊼ 浅川(上)(81・8・21)
95頁左「南・北浅川合流点にて.向/こうの団地は横川町住宅」
㊽ 浅川(中)(81・9・18)
97頁左「浅川大橋より望む西方の山々」
㊾ 浅川(下)(81・10・16)
99頁上「浅川を渡ってゆく中央線の貨物列車/――上流側から見る」
㊿ 八王子歩きの楽しさ(81・12・25)
101頁左「浅川の晩夏の夕暮れ/――浅川橋下流にて」
掲載順に並べ替えて見よう。
・昭和53年(1978)①②③④⑤⑥⑦⑧
・昭和54年(1979)⑬⑭⑮⑰⑱⑲⑳㉑㉒㉓㉔㉕㉘
・昭和55年(1980)㉙㉚㉛㉜㉝㉟㊱㊲㊳㊴㊵㊶㊷㊸㊹
・昭和56年(1981)㊺㊻⑨⑩⑫⑪⑯㉗㉖㉞㊼㊽㊾㊿
不定期連載であった。(以下続稿)