瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(02)佐伯泰英②

 昨日取り上げた『居眠り磐音 江戸双紙』は、2019年2月から2021年3月に掛けて文春文庫から『居眠り磐音』決定版全51巻が刊行され、2019年1月から2021年1月に掛けて書き下ろし新作『新・居眠り磐音』5巻も刊行されている。双葉文庫『居眠り磐音 江戸双紙』全51巻は完結してまだ6年半にしかならないが「品切れ重版未定」となっている。そうすると、改版・改装の興味も生ずる訳だけれども、今から何万頁も検討していられない。
 今回取り上げる、『居眠り磐音』に先行する次のシリーズにも、新装版が出ている。佐伯氏には『居眠り磐音 江戸双紙』もそうだったが、当初シリーズの順番を明確に示さない癖があるらしく、これを分かり易い表示した新装版を余り間を置かずに出している。今回は新装版の書影も参考までに添えて置こう。
・ハルキ文庫/時代小説文庫『鎌倉河岸捕物控』角川春樹事務所
さ 8-4『橘花の仇』2001年3月18日 第一刷発行・2002年6月18日 第三刷発行・定価840円・371頁*1

さ 8-5『政次、奔る』2001年6月18日 第一刷発行・2002年6月18日 第三刷発行・定価667円・374頁さ 8-7『御金座破り』2002年1月18日第一刷発行・定価667円・371頁さ 8-8『暴れ彦四郎』2002年6月18日第一刷発行・定価667円・370頁さ 8-9『古町殺し』2003年1月18日第一刷発行・定価648円・332頁さ 8-11『引札屋おもん』2003年10月18日第一刷発行・定価667円・314頁さ 8-12『下駄貫の死』2004年6月18日第一刷発行・定価667円・299頁さ 8-13『銀のなえし』2005年3月18日第一刷発行・定価667円・288頁さ 8-14『道場破り』2005年12月18日第一刷発行・定価667円・293頁さ 8-15『埋みの棘』2006年9月18日第一刷発行・定価667円・317頁※ ここまでの巻はカバー表紙に〈×の巻〉を入れた新装版が出ている。
さ 8-16 佐伯泰英 著・監修『「鎌倉河岸捕物控」読本』2006年9月18日第一刷発行・定価590円・215頁※「今月の新刊」帯(書影に同じ)あり。
さ 8-17『代がわり』2007年6月8日第一刷発行・定価667円・327頁※ 書影ではシリーズ名に〈十一の巻〉と添えてあるが祖母の蔵書は「鎌倉河岸/捕物控 」のみである。これ以前はカバー裏表紙の紹介文の最後に「‥‥シリーズ第十一弾。」と入っているばかり*2で、分かりにくかった。
さ 8-18『冬の蜉蝣』2008年5月18日第一刷発行・定価667円・317頁※ 奥付・カバー表紙・カバー背表紙のシリーズ名に〈十二の巻〉と添える。
さ 8-23『独り祝言2008年11月18日第一刷発行・定価667円・322頁※ 奥付・カバー表紙・カバー背表紙のシリーズ名に〈十三の巻〉と添える。
さ 8-28『隠居宗五郎』2009年5月18日第一刷発行・定価667円・321頁※ 奥付・カバー表紙・カバー背表紙のシリーズ名に〈十四の巻〉と添える。
さ 8-32『八丁堀の火事』2010年4月18日第一刷発行・定価667円・305頁※「今月の新刊」帯あり。
※ 奥付・カバー表紙・カバー背表紙のシリーズ名に〈十六の巻〉と添える。
さ 8-33『紫房の十手』2010年7月18日第一刷発行・定価667円・316頁※ 奥付・カバー表紙・カバー背表紙のシリーズ名に〈十七の巻〉と添える。
さ 8-34 佐伯泰英 監修/鎌倉河岸捕物控読本編集部 編『鎌倉河岸捕物控 街歩き読本』2010年7月18日第一刷発行・定価571円・203頁※「今月の新刊」帯あり。
さ 8-34 佐伯泰英 監修/鎌倉河岸捕物控読本編集部 編『鎌倉河岸捕物控 街歩き読本』2010年7月18日第一刷発行・定価571円・203頁
※「佐伯泰英フェア」帯あり。裏表紙側「最新刊/春の珍事〈二十一の巻〉」とある。『春の珍事』は「2012年11月18日第一刷発行」なのでその頃のものらしい。「ハルキ文庫の新刊案内」が挟み込まれているがこれは「2010.7月の新刊」すなわち発刊時のものである。このダブリは客間にあって、祖母は大抵外している書店のブックカバーが掛かったままになっていた。長男が泊まりに来た際に消閑の具として買って、置き忘れたものかも知れない。
※ 栞あり。表はカラーで「安積警部補シリーズ/ドラマ化/ハンチョウ 神南署安積班 3/主演 佐々木蔵之介/2010年7月5日 夜8:00~/(一部地域で放送時間が異なります)/TBS系列にて放映スタート!!」との今野敏『安積警部補シリーズ』とPR誌「ランティエ」、裏は桃色と黒の2色刷で「料理は人を幸せにしてくれる」とて和田はつ子『料理人季蔵捕物控』シリーズ7点と高田郁『みをつくし料理帖』シリーズ2点。
さ 8-35『熱海湯けむり』2011年 5月8日第一刷発行・定価686円・310頁※ 奥付・カバー表紙・カバー背表紙のシリーズ名に〈十八の巻〉と添える。
さ 8-37『宝引きさわぎ』2012年 5月8日第一刷発行・定価686円・319頁※ 奥付・カバー表紙・カバー背表紙のシリーズ名に〈二十の巻〉と添える。
さ 8-38『春の珍事2012年11月18日第一刷発行・定価686円・308頁※ 奥付・カバー表紙・カバー背表紙のシリーズ名に〈二十一の巻〉と添える。
さ 8-41『よっ、十一代目!』2013年4月28日第一刷発行・定価686円・316頁※「今月の新刊」帯あり。
※ 栞あり。表はカラーで新津きよみ『ふたたびの加奈子』新装版と映画化、PR誌「ランティエ」。裏は鶯色と黒の2色刷で「ハルキ文庫最新刊」。
※「ハルキ文庫の新刊案内/2013.4月の新刊」挟まる。
※ 奥付・カバー表紙・カバー背表紙のシリーズ名に〈二十二の巻〉と添える。
 〈十四の巻〉までは揃っている。しかしカバーに巻の順番が分かり易く入るのは〈十二の巻〉以降で、それ以前のものはカバー裏表紙の紹介文でしか順番が分からなかった。そのためか10冊めまでは分かり易くした新装版が出ている。祖母も「1」から「8」まで、カバー背表紙の下部に油性ボールペンで巻を入れたシールを貼り付けていた。このシールは剥がして保存して置こう。現在表示されている新装版の書影では、〈六の巻〉までは絵が変わっているが〈七の巻〉以降は同じである。しかしながら画像検索するに、当初の装画を左右反転させた〈一の巻〉『橘花の仇』新装版がヒットした。そうすると当初はとにかく同じ絵を使ってでも文字を組み替え〈×の巻〉の順番を表示することを主眼として、少々急いで新装版を出し、その後、絵も替えた新装版にして行ったようである。(以下続稿)
8月7日追記】時代小説文庫ではない、ただのハルキ文庫の1作めがクローゼットに収まっていた。――7月24日付(07)に見たように、ハルキ文庫の時代小説文庫レーベルは2001年6月に立ち上げられたので、本シリーズの1作めのみ、当初は時代小説文庫ではなかったのである。
・ハルキ文庫『鎌倉河岸捕物控』角川春樹事務所
さ 8-4『橘花の仇』2001年 3月18日第一刷発行・定価840円・371頁
※ 帯あり「今月の新刊」
 カバー表紙以外、上が薄く下が濃い青地のグラデーション。第三刷と比較するに、カバー表紙は同じ。カバー裏表紙の紹介文は同じだがレイアウトは異なる。カバー表紙折返しの写真は同じだが紹介文は作品名が増えている。もっと細かい比較をしても良いがその余力がない。ファンの方にお任せしたい。

*1:8月7日追記】クローゼットに第一刷があった。末尾に追記した。

*2:ここまでの巻は「第二(~七)弾。」と「第八(~十)弾!」。これ以降の巻は必ずしも順番に触れない(し、祖母も揃えていないので飛び飛びになる)が「待望の第十四弾。」「大好評シリーズ第十六弾。」「待望の第十七作。」「記念すべき第二十巻。」「待望の最新刊。」「待望の第二十二弾。」。