瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(33)ジェフリー・アーチャー

 昨日の記事を読んだ家人が「猫」のシリーズをこんなに持っていたなんて知らなかった、と驚いていた。祖母は家人にドイルやクリスティやクロフツなど海外推理小説、『赤毛のアン』や『ハイジ』などの少女小説、それから松本清張なども薦めて読ませていて、新しいものでは「おばちゃま」シリーズや、ジェフリー・アーチャーなどを「面白いわよ」と薦めて、家人は「おばちゃま」シリーズは読まなかったがジェフリー・アーチャーは貸してもらって読んだけれども、どうも受け付けなかったらしい。
 Jeffrey Archer(1940.4.15生)は現役作家だけれども、祖母が読んでいたのは平成1桁台までで*1、最後の3冊は分かり易いところにあったが、それ以前のものは少し奥まったところに仕舞い込まれていた。
新潮文庫 永井 淳 訳
新潮文庫2421/ア-5-1『百万ドルをとり返せ!』昭和五十二年 八 月 三 十 日 発  行・昭和 六 十 年 十 月 十 五 日 十 九 刷・定価440円・345頁
 ASIN では現行の書影しか表示されないが、祖母の蔵書はカバー表紙折返しの右下に「カバー 池田満寿夫」とある。
新潮文庫2481/ア-5-2『大統領に知らせますか?』昭和五十三年 七 月二十五日 発  行・昭和六十一年 六 月 十 五 日 二十一刷・定価480円・370頁*2

新潮文庫2711/ア-5-3『ケインとアベル(上)昭和五十六年 五 月二十五日 発  行・昭和六十一年 十 月 五 日 十 九 刷・定価520円・386頁新潮文庫2712/ア-5-4『ケインとアベル(下)昭和五十六年 五 月二十五日 発  行・昭和六十一年 五 月二十五日 十 六 刷・定価480円・353頁新潮文庫3499/ア-5-7『めざせダウニング10番地』昭和 六 十 年 十 月 十 五 日 印  刷・昭和 六 十 年 十 月二十五日 発  行・定価600円・550頁新潮文庫3499/ア-5-7『めざせダウニング10番地』昭和 六 十 年 十 月 十 五 日 印  刷・昭和 六 十 年 十 月二十五日 発  行・定価600円・550頁*3
新潮文庫3712/ア-5-8ロシア皇帝の密約』昭和六十一年 十 月二十五日 発  行・平成 元 年 八 月 十 五 日 十  刷・定価583円・481頁*4
新潮文庫3925/ア-5-9『十二本の毒矢』昭和六十二年 九 月 十 五 日 印  刷・昭和六十二年 九 月二十五日 発  行・定価400円・282頁*5
新潮文庫3963/ア-5-10『新版 大統領に知らせますか?』昭和六十二年 九 月二十五日 発  行・昭和六十三年 一 月 十 五 日 四  刷・定価480円・373頁新潮文庫4141/ア-5-11『十二の意外な結末』昭和六十三年 九 月 十 五 日 印  刷・昭和六十三年 九 月二十五日 発  行・定価440円・316頁※ 帯あり「新潮文庫の新刊」
新潮文庫4672/ア-5-13チェルシー・テラスへの道(上)平成 三 年 六 月 十 日 印  刷・平成 三 年 六 月 十 五 日 発  行・定価621円・471頁※ 帯あり「世界同時発売!!ジェフリー・アーチャー最新長編。  今月の新刊
新潮文庫4673/ア-5-14チェルシー・テラスへの道(下)平成 三 年 六 月 十 日 印  刷・平成 三 年 六 月 十 五 日 発  行・定価621円・488頁※ 帯あり「世界同時発売!!ジェフリー・アーチャー最新長編。  今月の新刊
新潮文庫5144/ア-5-17『最後の特ダネ』平成 五 年 九 月二十五日 発  行・定価388円・206頁*6
※ 帯あり「新潮文庫の新刊」右側に著者のカラー写真
※「世界的ベストセラー作家/ジェフリー・アーチャー/フェア '93-10」裏表紙側、最新刊として「盗まれた/独立宣言(上・下)」と本書。左側2面「曽野綾子の本」左に曽野氏の写真、内側、右側3面「新潮文庫*今月の新刊」日本人著者8人は白黒顔写真、左1面「映画化の話題作秘密の花園10月全国ロードショー公開
新潮文庫5407/ア-5-18『十二枚のだまし絵』平成 六 年十二月二十五日 発  行・定価621円・418頁※ 帯あり「新潮文庫の新刊」書影に同じ。
新潮文庫5820/ア-5-19『メディア買収の野望(上)平成 八 年十二月 一 日 発  行・定価660円・416頁※ 帯あり「新潮文庫の新刊」書影に同じ。
※「年末年始に楽しむ本 '96-12」挟まる。巻四つ折、両面カラーで表紙は檜風呂(設定)で頭に手拭いを載せ文庫本を手にした小泉今日子の写真。「〝年末年始に楽しむ本〟フェアの新刊」として表側8点8冊、裏側(右半分)6点7冊の計14点15冊、本書は12点め。ちなみに11点めは松本修『全国アホ・バカ分布考』。下部に小さく「●既刊●」表側33点38冊、裏側(右半分)24点31冊。12月ロードショー「評決のとき」’97新春全国ロードショー「エビータ」、「「年末年始に楽しむ本」お年玉クイズ」【応募の締切り】1997年1月31日(当日消印有効)
新潮文庫5821/ア-5-20『メディア買収の野望(下)平成 八 年十二月 一 日 発  行・定価660円・429頁※ 帯あり「新潮文庫の新刊」書影に同じ。
※「年末年始に楽しむ本 '96-12」挟まる。上巻と同じもの。
 今後見付けたものはここに追加して行くこととする。(以下続稿)
新潮文庫6240/ア-5-21『十一番目の戒律』平成 十 一 年 二 月 一 日 発 行・定価819円・517頁*7
※ 帯あり「新潮文庫の新刊」書影に同じ。
※ 巻四折チラシ「新潮文庫/今月の新刊」挟まる。

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 明日の投稿(!)の前置きに「全貌が見えて来た」と書いて、そのつもりだったのだけれども、今日の夕方立ち寄って、ふと気付いてこれまで覗いていなかった、応接間の隅にある7段くらいの縦に長い直方体の簞笥を開けてみたところ、――文庫本が詰まっていたのである。司馬遼太郎の長篇小説の揃いや、池波正太郎鬼平犯科帳』は2セットある。整理のし直しが必要だ。しかしすぐには対応出来ないので、明日の分、それからその先3日分くらいはそのまま投稿する。背表紙を上にして並べてあったので、ぎっしり詰まっている抽斗のは良いが、そうでないところのは撓んでしまっている。昨日投稿した『シャム猫ココ・シリーズ』は3冊出て来た。エド・マクベイン『87分署シリーズ』はこれまで見付けたものと同じか、それ以上あった。これまで何冊か見付けていたクライブ・カッスラーが大量に出て来た。祖母の部屋は綺麗に整理整頓されているのだが、本はバラバラに置いてあって、揃えて保管しようとしていないし、揃えようとも思っていなかったらしい。とにかく書店で見て読みたいと思った本を買って、それを読んで過ごしていたので、本当に読む本しか買っていなかったみたいなのである。図書館から借りた本も何もせずに返してしまう私とは対極にある、真に読書を愉しみとして過ごした人だったと言えよう。だから、実用書や参考書籍みたいな本が殆どない。とにかく読む本ばかりなのである。

*1:2023年6月29日追記】明け渡し期限の近付いて来た2023年6月22日、平成11年(1999)のものを見付けた。

*2:2023年5月25日追加。客間のクローゼット右側1段めから見付かった3冊のうち1冊。

*3:9月8日追加。ダブリ。

*4:2023年5月25日追加。客間のクローゼット右側1段めから見付かった3冊のうち1冊。

*5:2023年5月25日追加。客間のクローゼット右側1段めから見付かった3冊のうち1冊。

*6:9月16日追加。

*7:2023年6月26日追加。寝間の小簞笥の下にあった段ボールに入っていた35冊のうちの1冊。