瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(35)藤沢周平③

 8月14日付(24)に見たように、祖母は平成12年(2000)頃に『用心棒日月抄』シリーズ全4冊(新潮社)を文庫版で揃えていたのだが、単行本(四六判上製本)も揃えていた。文庫版の方は、妙に綺麗だったが、寝間の本棚に収まっていた単行本は繰り返し読んだらしく、カバーがかなり草臥れていた。
・『用心棒日月抄』昭和五三年 八 一五日 発行・昭和五六年 四 月二〇日 三刷・定価九三〇円・235頁

・『孤剣 用心棒日月抄昭和五五年 七 月一五日 発行・昭和五八年一一月一〇日 九刷・定価八八〇円・218・『刺客 用心棒日月抄昭和五八年 六 月一〇日 発行・昭和五八年 七 月二五日 四刷・定価九三〇円・222頁・『凶刃 用心棒日月抄平成 三 年 八 月十五日 印刷・平成 三 年 八 月二十日 発行・定価1456円・321頁 しばらく前(8月21日付(31))に当時の定価で譲りたいなどと書いたが、これはそれでは高過ぎる。
・『隠し剣 秋風抄昭和五十六年二月十五日 第一刷・昭和五十八年九月十日 第七刷・定 価 一二〇〇円・文藝春秋・331頁・四六判フランス装カバー*1
・『蟬しぐれ』一九八八年五月十日 第一刷・定 価 一三〇〇円・文藝春秋・436頁・四六判フランス装カバー*2
・『麦屋町昼下がり』一九八九年三月十日 第一刷・定 価 一二〇〇円・文藝春秋・308頁・四六判フランス装カバー*3
・『三屋清左衛門残日録』平成元年 九 月二十日 第一刷・平成元年十二月 十 日 第四刷・定価一二六二円・文藝春秋・402頁・四六判フランス装カバー※ 帯あり「菊池寛賞受賞」
 パラフィン紙は初めから掛かっていなかったようだ。第37回菊池寛賞は平成元年(1989)10月12日決定。
・『ささやく河 彫師伊之助捕物覚え昭和六十年十月五日印刷・昭和六十年十月十日発行・定価 一二〇〇円・新潮社・346頁・四六判並製本*4
※ 帯あり
・『静かな木』平成十年一月十五日 発 行・定価1300円・新潮社・109頁・四六判上製本※ 帯あり「遺 作 短 編 集」
・『日暮れ竹河岸』平成八年十一月十日 第一刷・定価一六五〇円・文藝春秋・261頁・四六判上製本※ 角背布装、パラフィン紙、函に帯。
・『早 春 その他平成十年一月二十日 第一刷・平成十年二月 五 日 第二刷・定価1238円・文藝春秋・196頁・四六判フランス装※ 帯あり「藤沢周平遺作集」。カバーをパラフィン紙でくるみ、その上から掛ける。
・『海坂藩大全 下二〇〇七年一月十五日 第一刷・定価1429円・文藝春秋・395頁・新書判上製本※ 帯あり
 今後掘り出したものは冊数が少なければここに追加して行くこととする。(以下続稿)

*1:書影がぼやけて見えるのはカバーをパラフィン紙で包んでいるため。

*2:祖母の蔵書はパラフィン紙の折返し部分しか残っていない。

*3:書影がぼやけて見えるのはカバーをパラフィン紙で包んでいるため。

*4:2023年5月23日追記2023年5月23日付(55)に述べたように祖母は後に文庫版を買っている。文庫では「彫師伊之助捕物覚え」シリーズ全3冊揃いであった。【2023年5月24日追記】シリーズ名を「控え」と誤っていたのを訂正した。