瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(46)文藝春秋

 祖母は雑誌も買っていた。居間の、いつも座って本を読んでいたソファの脇には、唱歌の本、漢字パズル、都市地図、週刊誌などが積んであった。『鞍馬天狗』等小説の文庫本もあったが薄汚れていて、かなり長いこと積んだままになっていたようだ。貴乃花のファンだったので、マガジンラックには貴乃花が優勝したときの週刊誌の特集号もあった。それにしても随分昔だ。しかし古事記関係の本等、一番上に積んであった何冊かはまだ綺麗だった。特集を選んで買っていたらしい歴史の雑誌も新しいものだった。それから「文藝春秋」も新しいものばかりだった。仏間と寝間にあった、数年分が揃っている一般向けの俳句雑誌は、まだ元気だった頃、長男と会ったときに共通の話題にしていたのを聞いているから、長男とともに購読していたらしい。いや、長男が、自分が一覧してから母親に送っていたのかも知れない。客間にあった「俳句」や「俳句研究」は長男の妻が、泊まりに来た際に置いたままにしたもののようだ。
「文藝春秋」文藝春秋・A5判
・平成二十一年八月号(第八十七巻 第九号)平成二十一年八月一日発行・定価七一四円・448頁

・平成二十五年六月号(第九十一巻 第七号)平成二十五年六月一日発行・定価八〇〇円・492頁・平成二十五年七月号(第九十一巻 第八号)平成二十五年七月一日発行・定価八〇〇円・492頁・平成二十五年八月号(第九十一巻 第九号)平成二十五年八月一日発行・定価八〇〇円・492頁・平成二十五年九月号(第九十一巻 第十号)平成二十五年九月一日発行・特別定価八四八円・556頁・平成二十五年十月号(第九十一巻 第十一号)平成二十五年十月一日発行・定価八〇〇円・492頁・平成二十五年十月号(第九十一巻 第十一号)平成二十五年十月一日発行・定価八〇〇円・492頁
・平成二十五年十一月号(第九十一巻 第十二号)平成二十五年十一月一日発行・定価八〇〇円・492頁・平成二十五年十一月号(第九十一巻 第十二号)平成二十五年十一月一日発行・定価八〇〇円・492頁
・平成二十五年十二月号(第九十一巻 第十三号)平成二十五年十二月一日発行・定価八〇〇円・492頁・平成二十六年一月号(第九十二巻 第二号)平成二十六年一月一日発行・特別定価八二九円・556頁・平成二十六年二月号(第九十二巻 第三号)平成二十六年二月一日発行・特別定価八二九円・556頁・平成二十六年三月号(第九十二巻 第四号)平成二十六年三月一日発行・特別定価八五七円・540頁・平成二十六年四月号(第九十二巻 第五号)平成二十六年四月一日発行・定価八〇〇円・492頁・平成二十六年六月号(第九十二巻 第七号)平成二十六年六月一日発行・定価八一五円・492頁 2014年に入ってからのものは、客間のベッドにあった。施設に入所した祖母の見舞に来た長男が買って、置いたままにしていたようだ。
 なお、平成二十六年四月号の値段は「[本体八〇〇円]」とあってその下に割書で「定価八四〇円(~3/31 税5%)価格八六四円(4/1~ 税8%)」とある。
 しばらく経ったら古紙回収に出していたようだ。平成二十一年八月号を何故残していたのかは分からない。
 寝室にあったものは綺麗だったが、居間にあったものは埃をかぶり、祖母は喫煙者だったせいか若干灰を落としたような跡がある。いや、黒い跡は煙草の灰や脂と云うより愛用していた「せんねん灸」に関係するのかも知れない。本棚やクローゼットにあった本は割合綺麗だし、紙袋や簞笥に入っていたものは撓んでいるだけで、そこまで汚くはない。「せんねん灸」は買置きが3箱くらいあったので持ち帰って、今、せっせと使っている。
 とにかく、部数があって珍しいものでない上に、さほど綺麗でもないので、先日、古紙収集日に祖母の家に出掛けて、ゴミ置き場に出して来た。(以下続稿)
2023年7月1日追記】祖母が「せんねん灸」を買っていた薬局が先月末で閉店した。閉店セール10%引きと云うので「せんねん灸」を買ったのだが「ソフトきゅう 竹生島」の「230点入」が「(税込) 奉 仕 価 格」で「¥3235」だった。 それでも1割引なら余所よりも安い。しかし祖母宅にあったものの値札シールは「(税抜) 本 体 価 格」で「¥2080」だった。10年くらい前のものと思うが、やはり暮らしにくくなっている。誰が支持してるんだ。壺のことも有耶無耶で、以前、練馬に大量に張られていたS元議員のポスターが、少し前にはタクシー会社の塀の見えにくいところにこっそりと張られていたのが、最近では目立つところにも張り出されている。
 マイナポイントの広告費、誰が決済してあんなにじゃぶじゃぶ使ってたんだ。増税とかインボイス云々の前に、あの金遣いの荒さを何故問題にしないのか。政府・与党・官僚のやることなすこと、色々と問題点、疑問点だらけなのに、何故そこを有効に攻められないのか。