瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『稲川淳二の恐怖がたり』(2)

竹書房文庫『ライブ全集①'93〜'95 稲川淳二の恐怖がたり〜祟り〜』(2)
 昨日の続きで、1冊めの細目を確認して置こう。
 まづ番号が打たれているカバー折返しの題を示し( )に頁を添えた。次いで改行して本文の2行の見出し(上詰め)を「 」に改行位置を/で示した。これには小さく年が全角縦組みで添えてある。目次もこの2行の見出し(下詰め)であるが年は入っていない。異同があれば註記した。
・13頁「第一章 大事件に隠された「ウラ恐怖」」の扉(頁付なし、以下同じ)
1 N航空旅客機墜落現場の霊(14~23頁)
「旅客機墜落の現場は、この世の地獄絵図/血に染まった服を、怨念たちは揺らす…………(1994)
2 仙台坂ミステリー(24~28頁)
「仙台坂、別名〝幽霊坂〟に連続怪奇事件…/イチョウはなぜ〝血吸いイチョウ〟と呼ばれたか(1994)
3 タレントBのバイク事故(29~36頁)
「あのタレントのバイク事故、お岩伝説と関係ある/いわく因縁の怖――い話が影に潜んでた………(1994)
4 富士の樹海(37~77頁)
「クイズ番組の収録で行ったのに…富士の樹海で/怖い現象が次々と、私たちを待っていた…(1994)*1
5 八王子怨霊地帯・首なし地蔵(78~91頁)
「深夜の郊外の遺跡に、謎の白い〝男〟/祟りはどのようにして起こったか――(1994)
6 お地蔵さんの願い(92~102頁)
「〝家の150メートル以内に、お地蔵さんがいる〟/怪奇現象は突然、女優Hさんの息子を襲った…(1994)
・103頁「第二章 芸能界・怖い話がいっぱい」の扉
7 エド山口の “女の子の忘れ物” (104~112頁)
「女の子の忘れたものは…………………/アンビリーバボーなエド山口の体験実話(1994)
8 そのまんま東を襲った怨念(113~120頁)
そのまんま東を襲った恐怖の闇夜/怨念か、祟りか、東はそれを見た!(1994)
9 大川興業にまつわる闇の因縁(121~127頁)
大川興業にまつわる〝絶対テレビでは言えない実話〟/変な夢を見る男の話から、すべては始まった……(1994)
10 窓の外アイドルが見たものは…(128~138頁)
「「おかしい…」アイドル歌手の悲痛な声に/マネージャーはついに部屋に入った……(1994)
11 渡嘉敷の幻体験・死体をひいた(139~145頁)
「タレント渡嘉敷が体験していた幻の秘話/悲惨なバイク事故は謎に包まれたまま…(1994)
12 伊集院光が語る “ベッドの秘密” (146~150頁)
伊集院光が語る「死んだ人間の怨霊も怖いが/生きてる人間の念もチョー怖い」話(1994)
13 鳳啓助の電気をつけて寝るワケ(151~156頁)
鳳啓助、数々の修羅場をくぐり抜けてきた師匠が、/夜、電気をつけないと寝れなくなった理由とは(1994)
・157頁「第三章 マスコミに怪奇談は尽きない」の扉
14 火事を知らせに来た男(158~164頁)
「深夜、庄野真代さんにメッセージを持って来た/紳士は、/あの世からの使者か、それとも死者か―――(1993)*2
15 ニッポン放送レコード室の怪(165~174頁)
ニッポン放送のスタジオで起きた怪事件/オールナイトニッポン収録時に、私は体験した(1993)
16 ニッポン放送のエレベーター(175~180頁)
「深夜のエレベーターが訴えた〝故障〟/それは悲痛な死者が起こした〝異常〟だった(1993)
17 合わせ鏡から出た悪魔(181~183頁)
多摩川のある夫婦から聞いた悪魔の話/絶対にマネしないで下さい………(1993)
18 お通夜を知らせに来た友人(184~192頁)
「将来を誓い合った友、私の親友にまつわる/これは本当にあった不思議な、怖い実話です」
19 夜窓人面浮遊考(193~208頁)
「一枚の心霊写真から始まった奇怪な顚末/偶然に偶然が重なり私は導かれた……(1993)
20 死の旅館(夜汽車にて)(209~226頁)
「夜汽車の中で、その女性が語った!/戦慄の顚末と、恐るべき旅の結末(1993)
21 血を吐く面(227~237頁)
「真夜中、なぜ部屋は真っ赤に変色したのか/火事、自殺、不吉な出来事が次々と…(1993)
・239頁「第四章 地方が舞台の「恐怖劇場」」の扉*3
22 淡谷のり子を襲う絵師の霊(240~249頁)
「地方巡業の夜、淡谷のり子を襲った恐怖/私に語り継がれて、今、よみがえる…(1994)
23 M旅館にまつわる心中の因縁(250~284頁)
「老舗のM旅館で起こった身の毛もよだつ現象/絶え間なく襲って来た恐怖の連鎖の正体とは(1994)
24 メリーさんの館(285~292頁)
「あの恐るべき言い伝えのある「メリーさんの館」/実際に入ったヤツの話を、私は聞いたんです(1994)
26 幼稚園のバス(293~296頁)*4
「大阪の郊外の、ある道路で体験した恐怖/場所は絶対に云えない。車で走ってた時の話(1994)
25 とりついた家(297~305頁)*5
「家庭崩壊の一歩手前まで行った/女にしか見えない亡霊がお父さんの首を…(1994)
27 先輩のハト(306~313頁)
「あの伝説にもなった「先輩のハト」の話/原点を皆さんにお話しましょう(1994)*6
28 あけちゃいけない(314~323頁)
「忘れていた記憶がよみがえる/今度ははっきり姿を現した〝お姉ちゃん〟(1994)
29 シャツに残った子供の手形(324~332頁)
「月明かりのよい真夜中は〝気をつけなさい〟/ゾンビの群れに、囲まれてしまった男……(1994)
・333頁「第五章 「偶然」を演出するのは誰だ?」の扉*7
30 フィルムに映った恐怖(334~341頁)
「撮影したフィルムに、謎の人物が……/映画研究会がパニックに襲われた事件とは!(1994)
31 闇夜に泣く赤ん坊(342~345頁)*8
「深夜の帰り道は、必ず憑かれてしまう/後ろから、なにかがあとをつけて来たら…(1994)
32 サーファーの死(346~360頁)
「私の店の常連客、〝坊さん〟の体験話/海にまつわる恐ろしい出来事なんです(1994)
33 トンネルリヤカー(361~374頁)
「偶然の一致なのか、なにかの仕業か/幼少の頃から聞いていた話の真実は……(1995)
35 顔ちょうだい(375~383頁)*9
「交通事故、首吊り死体、顔の皮膚をえぐられた/妊婦。いったい病院でなにが起こったのか」
34 奥多摩の旅館(384~407頁)*10
「怖いけど同情してしまう霊だってある/私が、洗面所の後ろで見たものは…」
36 心中死体の岩場で(408~420頁)
「これ、私にとっては一番、忘れられない話/本当の幽霊を見たのも、この体験の直後だった…」*11
 次の頁には前回見たプレゼントの応募要項、その裏は白紙で次に奥付。奥付の上部に、

あなたの”怖い話”大募集
編集部ではあなたの心霊体験、恐い話を募集しています。
宛先は bunko@takeshobo.co.jp
または 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-7-3
    ㈱竹書房 第四編集部「怖い話」係まで。

とある。プレゼントの宛先は同じ編集部の「稲川淳二・生声CDプレゼント」係だった。
 奥付の裏は「あの語りが蘇る…… /稲川淳二の好評既刊」として「●竹書房文庫」の『稲川淳二のこの心霊体験がスゴイ!!』と『稲川淳二新・怖い』の書影入り紹介。

 付録として前者には「「稲川淳二全仕事」(作品リスト他)」、後者には「「稲川淳二全仕事」(改訂版)」が載っているとのことなので、一度参照するべきであろうか。(以下続稿)

*1:「◎目次」2頁には2つめの「…」なし。

*2:「◎目次」4頁では「紳士」の前で改行。

*3:「◎目次」5頁では鉤括弧全角。

*4:「25」であるべき。

*5:「26」であるべき。

*6:「◎目次」6頁は「お話ししましょう」。

*7:「◎目次」6頁では鉤括弧閉じ全角。

*8:「◎目次」6頁は「242」と誤る。

*9:「34」であるべき。

*10:「35」であるべき。

*11:「◎目次」7頁には「…」なし。