瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(112)A・A・フェア②

 どうやら古本屋は余程のことがない限り小説の文庫版を引き取ってくれないことが分ってきた。もう部屋の引き渡しまで2週間を切って、部屋を買った業者が大量に残ったままになっている本をどう始末するのか、しかし家財と違って売り物になるとは思えない。私は久しく古本屋に行かないが、昔の古本屋の店頭には祖母の蔵書よりも汚いものが沢山出してあった。しかし、最近売却のためによく出掛けているブックオフの本は、大体綺麗である。そしてブックオフが、状態が悪くなければとにかく5円ででも引き取ってくれることに対する感謝の念が湧き上がっている。――以前見た「相棒」の再放送で、松尾貴史演ずるホームレスが、新古書店で買った古本を街の古本屋に売りに行って差額を稼ぐみたいなことをしていたが、2004年1月21日放送回らしい。約20年前にはまだそのような状況もあり得たのだろう。
 私も以前は自分の研究の成果を本に纏めたいなどと思ったりしたこともあったが、今はその気も失せている*1。本を買う気もない。自分の蔵書も、今のうちに売り払ってしまった方が良いのではないか、と云う気もしている。それこそ、ブックオフも買ってくれない微妙な古さの本なのだが。そして院生時代から図書館利用を専らにして、極力本を買わずに済ませて来たのは間違っていなかった、いや、もっと進めて、正しかった、と確信している。いや、せざるを得ない。
ハヤカワ・ミステリ文庫早川書房
 昨日触れたように、文庫版でも少なからず買っていた。2箇所から見付けている。
 ▲=寝間の本棚
 =居間の9段の簞笥の5段め
511〈HM④-2〉『ラム君、奮闘す』三田村 裕訳 昭和五十一年十一月二十日 印刷・昭和五十一年十一月三十日 発行・¥370・341頁

668〈HM④-3〉『黄金の煉瓦』尾坂 力訳 昭和五十二年九月 十五 日 発行・昭和 六十 年七月三十一日 三刷・定価400円・317頁
859〈HM④-4〉『倍額保険』田中小実昌 昭和五十三年十月三十一 日 発行・昭和五十七年六月 十五 日 二刷・定価380円・313頁▲975〈HM④-5〉『梟はまばたきしない』田中小実昌 昭和五十四年七月十五日 発行・昭和六十一年四月三十日 三刷・定価420円・318頁
1034〈HM④-6〉『大当りをあてろ』砧 一郎訳 昭和五十四年十一月三十日 発行・昭和五十七年 二 月十五日 二刷・定価440円・375頁▲1300〈HM④-7〉『猫は夜中に散歩する』田中小実昌 昭和五十六年八月三十一日 発行・昭和五十八年九月 十五 日 二刷・定価380円・317頁▲1747〈HM④-8〉『コウモリは夕方に飛ぶ』田中小実昌 昭和五十九年七月 十 日 印刷・昭和五十九年七月十五日 発行・定価380円・307頁▲1861〈HM④-9〉『寝室には窓がある』田中小実昌 昭和六十年三月 十 日 印刷・昭和六十年三月十五日 発行・定価440円・336頁▲ 文庫版のISBNコード10桁なのにH・P・Bの書影が表示されている。
2220〈HM④-10〉『斧でもくらえ』砧 一郎訳 昭和六十二年五月 十 日 印刷・昭和六十二年五月十五日 発行・定価440円・317頁
 H・P・Bで出たものの文庫化なのだが、文庫化したものはH・P・B版の増刷をしなかったものか、祖母の持っていた同時期の増刷のH・P・B版とのダブリがない。
 それから、1冊めの『屠所の羊』が見当たらない。買っていないのか、失くしたのか、何処か別のところに紛れていて私がまだ掘り出していないのか。見付かったらここに追加することとしよう。(以下続稿)

*1:もし宝くじに当れば、200部刷って都道府県立図書館、政令指定都市の中央図書館、大学図書館に配り、残りは希望者に実費で頒布する。まぁ買ってないので当る心配もないのだけれども。