2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日までで『斎藤隆介全集』第十一巻「年譜」の、学歴と職歴、家族と住所についての記述を一通り眺め終りました。 しかし、極簡単なもので、大体を辿ることは出来ますが、細かいところは分りません。 自伝があれば良いのですが、どうもそのようなものはない…
昨日は山本和子について若干の文献を取り上げただけで終ってしまいましたが、ここで『斎藤隆介全集』第十一巻「年譜」の確認に戻りましょう。それから、これまで「年譜」の確認を優先して「月報」への言及を最低限にしておりましたが、ここらで「月報」の文…
秋田時代に斎藤隆介と内縁関係にあった山本和子ですが、『斎藤隆介全集』第十一巻「年譜」には「女人芸術」同人とあり、小沢三千雄『万骨のつめあと』には「文芸戦線」の同人、とありました。検索してみますと両誌に寄稿しておりました。「文芸戦線」の後継…
昨日の続き。 206頁5~6行め「一九五二年(昭和二十七年)|三十五歳」条、 わらび座文芸演出部客員となる。文化運動、労働運動に参加。 「人民文学」四月号に「八郎」が転載される。 そこでわらび座での活動を跡付けたいところなのですが、続く7~12行め「…
著者存命中の『全集』の「月報」ですから、その寄稿には周知のことは書かれませんし、それから遠慮(自主規制)も働きますので、当時だって事情に疎い人間は良く分らないところがあったと思われるのですが、42年後の私には、其処だけを読んだのでは愈々何の…
昨日の続きで、月報の寄稿から斎藤氏の経歴に関連する記述を拾って行くこととしましょう。 もちろん、全部を取り上げる訳ではなく、私の興味に従って取捨しております。すなわち、8月23日付「日本の民話『紀伊の民話』(26)」に『戦後人形劇史の証言』の記…
8月24日付「日本の民話『紀伊の民話』(27)」に、松谷みよ子に「隆介さんのこと」なる文章があることに触れました。松谷みよ子全エッセイ3『出会いのとき』か『松谷みよ子の本 第10巻 エッセイ・全1冊』に再録されているだろうと思ったのですが、『斎藤隆…
6月19日付(02)にて、NHK前会長坂本朝一について②単行本([第二期]Ⅲ・第1刷)の松谷みよ子「あとがき」に「すでに故人となられた」と誤っていたのを③ちくま文庫版が誤魔化して(!)いることを指摘し、 ‥‥。ここは③ではなく②の増刷時に訂正したのではない…
① 現代民話考 その十「軍 隊(上)」(日本民話の会編集「民話の手帖」第11号(第5巻/第3号)44~91頁上、一九八二年十月一日発行・定価 八八〇円・発行 日本民話の会・発売元 第一法規出版・160頁・A5判並製本) ② 現代民話考 その十一「軍 隊(下)」(…
さて、田代の平家の旗竹の話は、松谷みよ子が5月6日付(03)に引いた「太郎座」パンフレット以来、何度か書いているのですけれども、これは5月7日付(04)の後半に見たように江戸時代後期の地誌にも見えております。7月15日付(16)に引いたくまの文庫③『熊…