瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

米光秀雄・滝沢博・浅井徳正『多摩』(5)

・郷土叢書2『続多摩』(4) 重刷の奥付裏は横線(8.5cm)3本で上下2段(各 6.0cm)に仕切る。上下の横線は太く真ん中は細い。3本めの横線の下、右寄せで「武蔵書房郷土叢書 」とあるのは初刷に同じ。上段はまづ「郷土叢書3/ 多 摩 を 掘 る」とあって次…

米光秀雄・滝沢博・浅井徳正『多摩』(4)

本書は2月に初めて見て、4月以来、取り敢えず私が借り出せる図書館の蔵書を全て並べて見て、取り上げようと準備をしていたのだが、しかし何のかのとしているうちに期限が来て返却してしまい、返却した後であそこはどうなっていたか、等と気になって来るよう…

米光秀雄・滝沢博・浅井徳正『多摩』(3)

昨日の続き。 ・郷土叢書2『続多摩』(2) 重刷のカバー裏表紙折返しは、『多摩』四刷と同じような既刊書の広告になっている。最上部の中央に「〈武蔵書房郷土叢書〉」とあって、「 多 摩(風土とその歴史) 〈米光秀雄/滝沢 博/浅井徳正〉」著者名はや…

米光秀雄・滝沢博・浅井徳正『多摩』(2)

・郷土叢書2『続多摩』武蔵書房・264頁・B6判上製本*1 ・昭和45年9月15日 初刷・定価 700円 ・昭和45年9月15日 初刷・昭和47年2月15日 重刷・定価 700円 郷土叢書1『多摩』の内容を見ても良かったのだが、『多摩』四刷のカバー裏表紙折返しに見えていた…

米光秀雄・滝沢博・浅井徳正『多摩』(1)

・郷土叢書1『多摩』武蔵書房・300頁・B6判上製本*1 ・昭和44年10月1日 初刷/昭和45年3月1日 三刷・定価 700円 ・昭和44年10月1日 初刷/昭和46年2月1日 四刷・定価 700円 ・昭和44年10月1日 初刷/昭和47年8月1日 五刷・定価 700円 カバーの掛か…

道了堂(90)

私は主に図書館で情報蒐集している。古書店から購入することもあるが、図書館にないから仕方なく買うので、そもそもが当ブログの行き方からしても、同じことをずっと続けるような根気はないのである。気が向いたらしばらく続けて、行き詰まったり他の課題に…

全国歴史散歩シリーズ13『東京都の歴史散歩』(8)

①文庫版(2) 文庫版の1版1刷の上下揃いを借りることが出来たので、4月29日付(1)に取り上げた『上』1版10刷と『下』1版7刷と比較して見た。 ・全国歴史散歩シリーズ 13上『東京都の歴史散歩 (上) 』1977年6月25日 1版1刷印刷・1977年7月15日 1…

道了堂(89)石造物④

・道了堂の石造物(4) 昨日の続きで、やはり道了堂旧境内にあったものについての記述を抜いて置こう。 ①11頁13行め~12頁7行め、 昭和五十年一月に来て記録したときには完全な姿で建っていた、線/【11】刻観音像(明治二十年に大塚五郎吉らが寄進したもの…

道了堂(88)石造物③

・道了堂の石造物(3) 昨日の続きで、石段を登り切った平地に遺されている石造物について。ここでは④が3つ纏めて取り上げているので、④から見て置こう。141頁11行め~142頁12行め、 石段をあがって、もとの境内だった平地に出ると、本堂跡にむかって左手に…

道了堂(87)石造物②

・道了堂の石造物(2) 昨日の続き。参照した文献①②③④とブログ⑤については昨日の記事に紹介して置いた。 ①8~9頁11行めは「絹の道」碑について、銘文や橋本義夫など地域史研究の先人について述べている。②は6月23日付(84)に述べたように、別の節に紹介済…

道了堂(86)石造物①

・道了堂の石造物(1) 私は中学生時代、横浜市南部から鎌倉市・逗子市・葉山町・横須賀市西部、藤沢市東部と云った辺りを自転車で走り回って、庚申塔の調査をしていた。何でそんなことをしたものだか、今となっては自分でもよく分からないのだけれども、数…

道了堂(85)

・歴史の道調査報告書 第四集『浜街道』(5) 昨日の続き。 「三 道筋の確定と現状」の「㈤ 鑓水峠から浜見場へ(約二・六キロメートル)」は続いて41頁〔57頁〕下段14~26行め、『武蔵野歴史地理』に見える「十二州の見晴らし」について、『皇国地誌』や「…

道了堂(84)

・歴史の道調査報告書 第四集『浜街道』(4) 今回は、馬場喜信執筆と思われる、27~54頁〔43~69頁〕「三 道筋の確定と現状」について、もう少し詳しく見て置こう。 27頁〔43頁〕上段2~21行め「㈠ はじめに」はこの章の目的と依拠した資料について述べる…

道了堂(83)

・歴史の道調査報告書 第四集『浜街道』(3) 昨日の続きで、章立てを確認して置こう。〔 〕内は『歴史の道調査報告書集成』の頁付。 ・5~26頁〔21~42頁〕「二 浜街道概観――生糸の道としての歴史的背景と浜街道地域の概要」 以下、節の見出しは2行取り2字…

道了堂(82)

6月17日付(78)の続き。 ・歴史の道調査報告書 第四集『浜街道』(2) ここからは原本の頁に〔 〕で『歴史の道調査報告書集成』の頁を添えながら進めよう。 まづ、口絵写真の3頁め〔11頁〕下に「八王子市 鑓水道了堂前」の写真がある。右に平成2年(1990)…

道了堂(81)

・井出孫六 編『日本百名峠』(3) 昨日は取材・執筆時期や執筆陣に触れたが、肝心の「■ 写真」の三橋秀年(1933生)に触れるのを忘れていた。初版345~346頁・新装版342~343頁に「全走行四万一千キロ」を寄稿しているが、三橋氏のみが100峠を全て走破して…

道了堂(80)

・井出孫六 編『日本百名峠』(2) 本書は『日本百名山』の模倣なのだが、名数好きな人が多いためか、Wikipedia にも「日本百名峠」項がある。100の峠が一覧表になっていて便利だが「『日本百名峠』(にほんひゃくめいとうげ)は、井出孫六が1982年に発表し…

道了堂(79)

寝かせて置いたものに本格的に(と云うほどでもないが)取り組んでみると色々と課題が見付かるもので、昨日の続きを上げるべきなのだけれども、週明けに図書館で幾つか確認した上で続けることにして、今回は、先月から借りている次の本について、返却期限も…

道了堂(78)

当ブログの記事は、ある程度材料が集まってから書くことが殆どである。そして、一応、何となく記事・資料の並べ方(流れ/構成)を考えて書き始める。しかし、書き始めてしまうと余力がなくなるので効果的な運びを考える余裕もなく取り上げてしまうことも多…

道了堂(77)

・「北野台ニュース」第72号 既に取り上げた馬場喜信『八王子片倉台の地誌』は、5月15日付(53)に引いた「あとがき」にあったように、自治会報「片倉台自治会だより」に連載されたものだった。 そうすると、他にも周辺の新興住宅地の自治会報に、道了堂を…

道了堂(76)

・かたくら書店新書20『絹の道』(9) 本書に見える道了堂の現状と回想については「一」を除いて、前回までに一通り眺めて置いたはずである。 道了堂境内の石造物について記述した「一」は、遠からず他の本と比較しつつ検討しようと思っている。 今回は、気…

道了堂(75)

昨日は何の縁も所縁もないのに戸板女子短期大学の八王子校舎が更地になっていることに引っ掛かってしまった。 ・かたくら書店新書20『絹の道』(8) それでは昨日に続いて、道了堂の回想をもう1つ見て置こう。昨日見た尾崎正道(1946生)は道了堂が無住にな…

道了堂(74)

・かたくら書店新書20『絹の道』(7) それでは、本書刊行に近い時期に関する記述・写真の検討を済ませたので、ここからは回想について検討して置こう。 細目は既に見ているので、執筆者と題、頁・行のみを示して置く。 尾崎正道「はじめに」の冒頭、2頁1~…

道了堂(73)

前回問題にした、道了堂の向拝の屋根がいつから崩れていたかだが、次の本に掲載される写真の時点で崩れていたことが分かる。 ・カラーブックス564『武蔵野歴史散策』昭和57年3月5日 発行・定価 500円・保育社・151頁武蔵野歴史散策 (1982年) (カラー…

道了堂(72)

・かたくら書店新書20『絹の道』(6) 昨日の続きで、本書に掲載されている道了堂の写真について確認して置こう。 1つは12頁上欄に「道了堂(一九八六年)」とのキャプションを右(下詰め)に添えた写真で、南南東を向いた堂宇を南南西から写している。堂宇…

道了堂(71)

・かたくら書店新書20『絹の道』(5) 昨日の続きで、本書に見える、道了堂の現状についての記述を、今回は後半から拾って置こう。 51~58頁「六、八王子市の絹の道保存計画と概要について」は、52~53頁2行めに概要を略述、54頁「絹の道保存計画略図」に「…

道了堂(70)

・かたくら書店新書20『絹の道』(4) 佐藤広「絹の道とは何か/――道了堂を歩いて――」の詳しい内容は、かたくら書店新書45『浜街道』の「第2部 歩いてみよう「絹の道」」の「3 大塚山公園――道了堂のあと」と(4月27日付(46)に予告したように)新旧対照…

道了堂(69)

・かたくら書店新書20『絹の道』(3) 昨日、本書は刊行の切っ掛けとなった企画及び舞台である場所について、きちんとした説明を欠いている、と指摘したのだけれども、実は、それを意図した章は存在している。 「一、絹の道とは何か」の章、扉(5頁)には「…

道了堂(68)

・かたくら書店新書20『絹の道』(2) さて、本書は昭和61年(1986)9月、道了堂解体に最も近い時期に刊行され、その最後の姿を止めた本なのだけれども、これまで殆ど注意されていない。 それは、以下に述べるように、本書が何を伝えたいのかが伝わりづらい…

道了堂(67)

・かたくら書店新書20『絹の道』昭和61年9月30日 第一刷発行・昭和61年10月20日 第二刷発行・定価 500円・120頁 カバーの掛かっているものと掛かっていないものを手許に並べている。 カバーの掛かった第一刷を見たこともある。カバーは同じで、異同は奥付の…