瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

花粉サイクリング(3)

昨日の続き。以下、今日と云うのは4月3日(金)のこと。 * * * * * * * * * * 今日行こうと思っているのは、都内の、2011年4月12日付「花粉サイクリング」の頃の職場の近くの図書館で、その頃から通い続けている。それからその隣の区の図書館も返…

花粉サイクリング(2)

セキュリティソフトの会社から、先月何百件もブロックしましたとか云う通知が来て、何か悪いことしたか? と思ったのだが、日本のニュースが信用出来ないので、海外のニュースサイトをせっせと覗いたせいらしい。それもこれも自宅待機が長く続いているからで…

赤いマント(226)

・北川幸比古の学年(5) 谷川俊太郎との関係は「谷川俊太郎 作、北川幸比古 編、中山智介 画」の次の本を見れば分かるでしょうか。 ・美しい日本の詩歌⑥『谷川俊太郎詩集 いしっころ』1995年11月10日・定価1,500円・岩崎書店・102頁・B5変いしっころ―谷川…

赤いマント(225)

・北川幸比古の学年(4) 昨日の続き。 Wikipedia「北川幸比古」項の、北川氏が「谷川俊太郎とは高校の同級生で」の根拠となったのは、「図書新聞」No.3033(2011年10月08日)掲載の内堀弘の連載「古書肆の眼」の「的場書房のこと――たった二年間の活動なが…

赤いマント(224)

・北川幸比古の学年(3) 3月4日付(223)の続き。 私は北川氏の生年月日、昭和5年(1930)10月10日と、2013年10月24日付(003)以来度々指摘して来た赤マント流言の時期、すなわち昭和14年(1939)2月と、2月21日付(222)に引いた松谷みよ子『現代民話考[…

図書館派の生活(5)

今週、都内の図書館の返却期限が来るのだが、これはもう、守らなくても良かろうか。 館によっては来月中旬まで完全休館してしまうところも出て来た。 先刻、今日の東京都の感染者数が減った、と受け取られそうなニュースが出たが、実は日曜日に都ではPCR検査…

飯盒池(9)

今回は飯盒池には触れませんけれども、前回の続きとして。 『現代民話考Ⅱ 軍隊』冒頭の「軍隊考」で、松谷みよ子の民話観の特徴が窺われる記述を、もう1箇所抜いて置きましょう。――佐々木喜善『聴耳草紙』に載る、源平の戦や大坂の陣にまつわる話*1を紹介し…

飯盒池(8)

昨日の続き。 * * * * * * * * * * 松谷みよ子の「民話」は民間伝承説話の意味ではありません。 この点を扱った論考も既に存在しているはずですが、探しに出る訳に行かぬので手許にある材料から、仮に私見を述べて置きましょう。 松谷氏の民話観を…

飯盒池(7)

・松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』(3) 一昨日からの続き。 ここで、序説に当たる、単行本13~28頁・文庫版16~32頁「軍隊考」を見て置きましょう。 松谷みよ子(1926.2.15~2015.2.28)は、下の娘(あけみ)が小学生のとき「戦争の話を聞いてくる宿題を出…

飯盒池(6)

・松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』(2) 昨日の続き。 それでは、これら備品をなくして自殺した兵士の幽霊が、失くしたものの名を呼ぶと云う怪異談で、どうして彼らが自殺にまで追い詰められてしまったのか、その説明をした辺りの記述を抜いて置きましょう…

飯盒池(5)

・松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』(1) これまで、丸山政也・一銀海生『長野の怖い話 亡霊たちは善光寺に現る』の見出しでこの話について述べて来ましたけれども、ここで原話の載る松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』(以下「本書」)をメインにして述べて行…

飯盒池(4)

・丸山政也・一銀海生『長野の怖い話 亡霊たちは善光寺に現る』(4) 昨日、本書147~148頁「三十八 ハンゴウ池 (下高井郡)」を、原話と思われる松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』に載る話と比較して見ました。 しかしながら、3月22日付(2)にも注意した…

飯盒池(3)

・丸山政也・一銀海生『長野の怖い話 亡霊たちは善光寺に現る』(3) 一昨日からの続き。 本書147~148頁「三十八 ハンゴウ池 (下高井郡)」の原話と思しきものが、松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』に載っている。但し、巻末の「参考文献・出典・初出・引用…

飯盒池(2)

昨日の続き。 ・丸山政也・一銀海生『長野の怖い話 亡霊たちは善光寺に現る』(2) 私がこの話を知った(と云うか、意識した)のは本書147~148頁「三十八 ハンゴウ池 (下高井郡)」を読んでからだけれども、2019年9月26日付「青木純二『山の傳説』(02)…

飯盒池(1)

・丸山政也・一銀海生『長野の怖い話 亡霊たちは善光寺に現る』(1) この池については、2019年9月26日付「青木純二『山の傳説』(02)」に取り上げて、場所について疑問を表明して置いた。 すなわち、147~148頁に「三十八 ハンゴウ池 (下高井郡)」と題…

冲方丁『光圀伝』(2)

昨日の続きで、帯の折返しについて。文字は全て横組み。 表紙側折返しには黄色の明朝体でやや大きく「第7回本屋大賞受賞の/ベストセラー時代小説」とあって、白の明朝体で大きく「冲方丁『天地明察』」とあり、その下の右側には文庫版の、白黒の書影。斜め…

冲方丁『光圀伝』(1)

昨日の続き。 山折哲雄と云えば何年か前に現天皇(昭和の頃は今上天皇と呼ばされたものだが、今「キンジョウ」とは殆ど聞かない)に自発的に廃太子されるよう、現在休刊中の「新潮45」に寄稿したことがあって、私は天皇家の存続について、そんなに興味がなか…

山折哲雄セレクション『生きる作法』(1)

3月15日付「紫式部『源氏物語』の現代語訳(1)」及び3月16日付「大河ドラマ「平清盛」(1)」の続き。 ・山折哲雄セレクション 生きる作法Ⅰ『無常の風に吹かれて』2007年4月25日 第1版第1刷発行・定価2,400円・小学館・428頁・四六判上製本山折哲雄セ…

左巻地蔵(1)

私が小学生の頃、小学校の郷土研究クラブの顧問が、校内放送でこの地蔵にまつわる伝説を紹介していた。 当時、兵庫県明石市高丘3丁目にあり、一度見に行ったことがある。 道路に面したコンクリート壁に穿たれた横穴に安置されていたように記憶するのだが、久…

大河ドラマ「平清盛」(1)

最初は兵庫県知事が映像が汚いと文句を付けるくらい迫真(?)の描写であったのが、海賊兎丸(加藤浩次)が出て来て次第に怪しくなり始め、それでも保元の乱くらいまでは悪くはなかったが、公家たちの前でドヤ顔で俺は家族が大事だぜみたいな変な和歌? を詠…

紫式部『源氏物語』の現代語訳(1)

私は入手した本を手放したくない性質なので、溜め込む一方なのだが、人からもらったりしたもので、今後読まないだろうと思われる本は処分することにした。 準備当初「処分書目(1)」と題していたが、何だか味気ないので改題した。 ・瀬戸内寂聴 訳『源氏物…

日本の民話35『越中の民話』(4)

3月11日付(3)に①第一刷のカバーについて記述した。 このカバーイラストは2019年12月22日付「日本の民話55『越中の民話』第二集(1)」に述べたように、その後刊行された『第二集』に色違いで使用されている。しかし当時、私は『第一集』の方のカバーの掛…

日本の民話1『信濃の民話』(3)

昨日からの、日本の民話1『信濃の民話』の①第一刷と①第二〇刷の奥付の比較の続き。適宜、④オンデマンド版(第一五刷)も参照した。 奥付下部の縦組み部分には3本の縦線があって、3本めの太線(①第一刷 6.6cm、④第一五刷 6.0cm、①第二〇刷 5.8cm)と2本めの間…

日本の民話1『信濃の民話』(2)

2019年12月20日付(1)の続き。 日本の民話1『信濃の民話』の①第一刷を①第二〇刷を比較してみた。適宜、④オンデマンド版(第一五刷)も参照する。 表紙、灰色なのは同じだが第一刷は細かい迷路のような模様が押されているのに対し第二〇刷は布目。右下及び…

日本の民話35『越中の民話』(3)

2019年12月21日付(1)に書影を示した、カバーの掛かった①第一刷を見た。 カバーの地色は深紅で、カバー表紙の左上に白で標題(約12.5×2.5cm)。本体表紙の同じ位置に金文字で入っている標題(約10×2.5cm)に良く似ており、同一人物の筆蹟と思われる。イラ…

図書館派の生活(4)

今日の夕方、某図書館に出掛けたら閉まっていた。行く前に HP で確認したのだが、HP では通常時に予定している開館時間をそのまま表示してあった。だから開いているものだと思って行ってみると閉まるところであった。とにかく返却ポストに貸出期限の本を投げ…

わが世代『大正十年生まれ』(3)

『ふるさと』と同時に借りていた、やはり神山征二郎(1941.7.16生)監督の映画。 ・神山征二郎 監督『北辰斜にさすところ』KWX-404 平成19年(2007)12月22日公開北辰斜にさすところ [DVD]発売日: 2008/09/05メディア: DVD北辰斜にさすところ [レンタル落ち]…

図書館派の生活(3)

一応、2月29日付(2)の続き。 * * * * * * * * * * 雨が止んでから、もう暗くなっていたが先週自転車で出掛けた某市立図書館に返却に行った。 書籍は来週の日曜15日まで借りられるのだが、その15日まで一部サービス縮小で、資料の返却と予約した…

平方浩介『じいと山のコボたち』(2)

・映画『ふるさと』(2) 再生を始めるとまづ「こぶしプロダクション第一回作品」と青い台紙の上に塩を撒いたような背景に、明朝体横組みの白文字で表示される。 その字が消えると背景はそのまま、墨書の題字が大きく1字ずつ表示され始めると同時に音楽が始…

平方浩介『じいと山のコボたち』(1)

未読。本作を原作とする映画『ふるさと』を、当時母が相談員を務めていたボランティア団体のチャリティー映画会で見た。横浜の某区の公会堂だったと思うのだが会場についてはっきりした記憶がない。ただ、客はそれほど入っていなかったと思う。この映画が完…