瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

漫画

山岸凉子『青青の時代』(2)

今日は花粉は飛散していなかっただろうけれども、鼻腔の瘡蓋が酷くて、口呼吸するためにマスクをしていた。私は(高校山岳部だったからではないが)ゆっくり歩くことが出来ないので、この時期、晴れた日はマスクの中が暑くなって呼吸が苦しくて窒息しそうに…

山岸凉子『ヤマトタケル』(8)

それでは、3月22日付(7)に予告した単行本巻頭、『前編』2頁(頁付なし)の「登場人物*1」及び『後編』2~3頁(頁付なし)の「主な登場人物と前編のあらすじ*2」に使われている、登場人物11人の出所について指摘して置きましょう。同じ絵が若干範囲を変え…

山岸凉子『ヤマトタケル』(7)

2月23日付(6)の続きで上製本と単行本(あすかコミックス)の比較。 上製本は5頁(頁付なし)中扉で灰色地■に、上部中央に明朝体太字縦組み白抜きで標題。6頁(頁付なし)は右下に元は彩色されていたと思しき主人公の、左下を見つつ叫んでいる顔のカット。…

山岸凉子『黒のヘレネー』(1)

・あすかコミックス・スペシャル『山岸凉子全集』第31巻 ・昭和63年9月17日初版発行・定価490円・237頁 2015年7月21日付「山岸凉子『妖精王』(11)」に引用した、2007年12月01日付の「貸出メモ」の最初に載っていた「1 黒のヘレネー/あすかコミックス…

山岸凉子『ヤマトタケル』(6)

上製本と単行本(あすかコミックス)の本体を比較してみよう。 上製本は巻頭にカラー口絵、1頁(頁付なし)は2月7日付(1)に指摘したように単行本『前編』のカバー表紙に、3頁(頁付なし)は2月17日付(2)に指摘したように単行本『後編』のカバー表紙に…

山岸凉子『ヤマトタケル』(5)

・あすかコミックス版のカバー(2) 昨日の続きで、カバー折返しを見て置こう。白地で、文字は全て横組み。 カバー表紙折返しは共通で、上部に桃色の枠(’3.5×3.5cm)に囲われて例のロンパリのギャグ漫画風の自画像で桃色の薔薇を銜えている。下辺のみ太く…

山岸凉子『ヤマトタケル』(4)

・あすかコミックス版のカバー(1) カバー表紙は2月7日付(1)及び2月17日付(2)に示したが、上部の標題などが入っている辺りの地色は褪色しているようだ。私の手許にある本はさらに褪色が進んでいて、書影では黄色が入っている標題が『前編』の方は白…

山岸凉子『ヤマトタケル』(3)

・上製本のカバー カバーの図柄については2月7日付(1)にも触れたが、もう少し詳しく見て置こう。 表紙と裏表紙は僅かな余白(幅0.3cm)を除いてほぼ全面が子持枠(18.4×12.1cm)*1で、表紙には二上山の夕景、雄岳(517m)と雌岳(473.9m)の間、雄岳の斜…

山岸凉子『ヤマトタケル』(2)

今回から新稿である。――2月7日付(1)に書いた、何故か私が行ったときだけ上製本が貸出中になっていた図書館にまた行って来た。今はネットで貸出延長が出来るから、しばらく行かないつもりでいた。私が借りるような本は他の人が余り借りない妙な本か、どこ…

山岸凉子『ヤマトタケル』(1)

この下書き記事は2015年7月28日に登録・保存したままになっていた。最近、あすかコミックスの2冊本を借りる機会があったので四六判上製本と比較して記事にしようと思ったのだが、上製本を借りた図書館は今、ちょっと行くのが難しく、今でも通っている別の区…

三島衛里子『高校球児ザワさん』(4)

本作を取り上げたのは2014年8月15日付(1)に述べたように、上野顕太郎『ギャグにもほどがある』に、第2話「バッティングセンター」(『1』012〜020頁)のパロディが載っていたから興味を持ったのだが、続きがあったら読んでも良いかくらいに思っていたと…

岡野玲子『ファンシイ ダンス』(1)

平成元年(1989)12月23日公開の周防正行監督映画「ファンシイ ダンス」については、2017年4月17日付「周防正行『シコふんじゃった。』(5)」に触れました。当時、貼付出来なかった関連商品を上げて置きましょう。 ・パンフレット 映画パンフ「ファンシイ…

菊池規子『わが輩はノラ公』(6)

・笠間しろうのアシスタント(4) 7月18日付(3)及び7月19日付(4)に、高校3年生の菊池氏が笠間氏のアシスタント募集に応募して、との推測を述べたが、メディア芸術データベース(開発版)に挙がっている、菊池氏がアシスタントを務めた笠間氏の諸作は…

菊池規子『わが輩はノラ公』(5)

・笠間しろうのアシスタント(3) 昨日の続きで「メディア芸術データベース(開発版)」にてヒットした「週刊漫画アクション」掲載の「[アシスト]鈴木正年/菊池規子」の笠間しろう作品を見て置こう。 ・「エロチック怪奇/白い肌の誘い/ピンキーコミック…

菊池規子『わが輩はノラ公』(4)

昨日の続き。 ・「週刊少年ジャンプ」(2) 「ぼくのネエタン」が、昭和48年(1973)の34号にも掲載されている、とする情報の根拠であるが、学帽番長のサイト「思い出の週刊少年ジャンプ」の「1973年の週刊少年ジャンプ」であることが分かった。ここに示さ…

菊池規子『わが輩はノラ公』(3)

昨日の記事で一区切りにするつもりだったのだが、文化庁「メディア芸術データベース(開発版)」で検索したところ、もう少々分かったことがあるので、追記して置く。 ・「週刊少年ジャンプ」(1) このデータベースで「わが輩はノラ公」を検索すると、単行…

菊池規子『わが輩はノラ公』(2)

昨日の続き。 ・JUMP COMICS(2) 単行本全11巻の題と初版発行日はmanken99のブログ「漫画読書日記」の、2012/03/03「最近購読した漫画289【動物漫画(犬)】」に示されている。 昨日、1話しか覚えていないと言いつつ、もう1話思い出して注にメモして見たのだ…

菊池規子『わが輩はノラ公』(1)

・JUMP COMICS(1) わが輩はノラ公 [マーケットプレイス コミックセット]作者: 菊池規子出版社/メーカー: 集英社メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る 作者の菊池規子は、少年漫画雑誌に連載を持った初の女流漫画家であるらしい。しかしな…

山岸凉子『青青の時代』(1)

・潮漫画文庫(潮出版社)青青の時代 文庫版 コミック 1-3巻セット (潮漫画文庫)作者: 山岸凉子出版社/メーカー: 潮出版社発売日: 2005/01/01メディア: 文庫この商品を含むブログを見る・第1巻 二〇〇四年十一月二五日 第一刷発行(237頁)定価571円*1 青青…

久米田康治『さよなら絶望先生』(3)

12月1日付(2)の続き。 装幀については「久米田康治ワールド Wikiサイト」の「さよなら絶望先生」の「さよなら絶望先生単行本」条の「単行本リスト」各巻の項に、かなり詳しく記述されている。 そこでここでは、このWikiサイトがフォローしていない(と云…

水島新司『ドカベン』(59)

・東郷学園の野球部員 好い加減、このことで突っ込みを入れるのは食傷気味なのだけれども、他の人は恐らくやらない(やった人がいるかも知れないけれども)と思う瑣事なので、敢えて取り上げて置こう。――実は先月、もう1度映画を見直そうと思っていたのだが…

久米田康治『さよなら絶望先生』(2)

2015年12月10日付(1)の続き。 私が第一集と第二集を借りた図書館には『さよなら絶望先生』が20冊くらいあって、第四集以降は揃っているのにいつ行っても第三集がない。それでそのままになっていたのだが、先月の初めに立ち寄った別の図書館に第三集が1冊…

水島新司『ドカベン』(58)

・東郷学園対鷹丘中の試合〜山田の負傷と決勝点(2) 昨日の続き。 この小林から始まった回に山田が負傷し、さらに決勝点が入ってしまうのだが、この回の開始当初は3回裏の岩鬼の負傷直後の回、すなわち4回表のはずだった。ところがこの回が終わって見ると…

水島新司『ドカベン』(57)

しばらく、原作で山田が鷹丘中時代に唯一出場した野球の試合、因縁のライバル小林真司投手率いる東郷学園中戦について、確認している。――原作の確認は、もともとは鈴木則文監督の実写映画『ドカベン』の設定との比較のために始めた作業で、実写映画では山田…

水島新司『ドカベン』(56)

・殿馬のピアノ(3) 昨日の続き。今日はピアノに触れないが昨日の続きなので見出しは変えないで置く。 さて、東郷学園中学との試合後にピアノを弾きながら殿馬が口にした「借りができたづら」については、続けて本人が説明しているけれども、試合の場面に…

水島新司『ドカベン』(55)

・殿馬のピアノ(2) 昨日まで、11月14日付(48)に見た高2の選抜決勝、土佐丸高校戦での里中の回想が、初登場時に山田の家で語っていた内容と齟齬していることを確認した。そして同様のことは11月15日付(49)に見た、同じ選抜決勝戦に差し挟まれる殿馬の…

水島新司『ドカベン』(54)

本題に入る前に力尽きてしまった昨日の続きを見て置こう。 ・山田と初対面時の里中(2) 289頁2コマめ〜291頁4コマめ、 山田:「運命? そんなきみ かってに決めてもらっちゃ…/だいいちぼくの高校進学ときみとどういう関係があるんだい」 里中:「ぼくも高…

水島新司『ドカベン』(53)

・山田と初対面時の里中(1) 11月14日付(48)にて、高2の選抜決勝、土佐丸高校戦での里中の回想について検討したのだが、どうも当初の設定とは食い違っているようなのである。 そこで当初の設定を確認すべく、初登場した場面で里中が語っているところを眺…

手塚治虫『ブラック・ジャック』(09)

・大林宣彦監督『瞳の中の訪問者』(8) 昨日の続きで、11月11日付「水島新司『ドカベン』(45)」に書影を貼付し、11月17日付「水島新司『ドカベン』(51)」に目次を紹介した映画秘宝セレクション『漫画+映画! 漫画原作映画の現在地』には、当然のことな…

水島新司『ドカベン』(52)

・鈴木則文監督『ドカベン』(38)『漫画+映画!』(2) 昨日の続き。 55〜088頁、高鳥都(1980生)執筆の「第3章/映画と劇画の70年代/エロスと血しぶきと衝動の時代」は、15の節に分かれているが、一番長い節が9節め、072頁8行め〜075頁(13行め)「監督…