TVドラマ
これはそもそも一昨年の8月8日に「祖母の蔵書()西村京太郎」と題して書き始め、その後、昨年7月18日に2冊追加してそのままになっていた。よって以下、新たに見出し【西村京太郎】を追加して以後の本文に見える「昨年」は2022年である。 【西村京太郎】 祖…
朝日出版社の封筒に纏めてあった、伯母宛の祖父からの軍事郵便について、昨日までで葉書(12通)を済ませたので、今度は残りのものを見て行くこととしよう。 これら便箋は母親である祖母宛の書簡に同封してあったのだろう、封筒はない。よって日付がなければ…
森満喜子の本を何冊か借りて来た。いづれも版元は新人物往来社で四六判上製本である。 ・『沖田総司抄』昭和四十八年十二月十五日 第一刷発行・昭和五十二年十一月 五 日 第七刷発行・定価980円・246頁沖田総司抄 (1973年)Amazon・『沖田総司幻歌』昭和四…
11月17日付(19)の後半で触れた、東屋梢風のブログ「新選組の本を読む ~誠の栞~」の、2015/11/04「名和弓雄『間違いだらけの時代劇』」に紹介されていた、名和弓雄(1912.1.3~2006.9.1)の次の2冊を借りて来た。 ・河出文庫『間違いだらけの時代劇』一九…
山本禾太郎「東太郎の日記」については、2015年10月から12月に掛けて、初出誌の本文を紹介し、若干の考証を試み、更に浪花節についての調査も進める予定だったのですが、どうも当時は、今よりも働いていなかったのに強い倦怠感に襲われていて、職場も長続き…
以下何冊かは客間のクローゼット右側3段めより。 ・『女帯』昭和37年5月30日 初版発行・三八〇円・角川書店・304頁・四六判上製本 祖母の蔵書はカバー存、帯はなかった。 ・『雪燃え』一九六四年二月二五日印刷・一九六四年二月二九日発行・定価三四〇円・…
山本周五郎の小説は、2011年1月1日付「森鴎外『雁』の年齢など」に述べたような理由で、私は読んでいない。父の本棚にもそこそこあったと思うのだけれども。 穏健な読書家で時代小説を特に愛好していた祖母は、昭和50年代に続刊されていた新潮文庫を中心に、…
祖母の家には小型の液晶テレビがあったが、付いていた記憶は殆どない。耳が遠くなって、台詞が聞き取れないのでドラマなどは久しく見ていないようだった。大きな声でしっかり話せば聞こえるので、買物などでは困らない。90代には見えなくても80代には見えた…
山崎豊子の本は好みと云うほどではなかったのか、3作だけ寝間の本棚にあった。しかしうち2作は単行本の初刷を揃えているので、全く関心がなかった訳でもないらしい。 ・『華麗なる一族』新潮社・四六判上製本 『上巻』昭和四十八年四月 五 日 印刷・昭和四十…
どうやら古本屋は余程のことがない限り小説の文庫版を引き取ってくれないことが分ってきた。もう部屋の引き渡しまで2週間を切って、部屋を買った業者が大量に残ったままになっている本をどう始末するのか、しかし家財と違って売り物になるとは思えない。私は…
ここには、女性の文筆家が書いた随筆を纏めて置こう。 【檀ふみ】 次の本は早い時期に持ち出していたので何処にあったか覚えていない。 ・知的生きかた文庫 た 20-1『ほろよいかげん』1991年2月10日=第1刷発行・定価437円・三笠書房・245頁ほろよいかげん…
5月28日付(60)に見た横溝正史の春陽文庫『人形佐七捕物帳全集』と並べて、こちらはエリエールのティッシュケースに並べてあった。『人形佐七捕物帳全集』も薄汚れていたが、こちらは更に汚れが酷く、触っているうちに指先が黒ずんでしまう。今の家に移って…
歴史小説についても、祖母が余り数を買っていない作家を一括して置こう。但し未整理の中から出て来る可能性がある。もしある作家について今後纏まった数が出て来たら、独立させた記事にすることとしよう。 【津本陽】2022年8月7日*1 ・光文社文庫/光文社時…
・講談社 青い鳥文庫『―大きな森の小さな家シリーズ―』ローラ=インガルス=ワイルダー/こだまともこ 渡辺南都子訳/絵・かみや しん 53-1 [1]『大きな森の小さな家』昭和57年7月10日 第1刷発行・昭和61年9月19日 第15刷発行・定 価 390円・222頁大きな…
・嶋中文庫『銭形平次捕物控』嶋中書店 の 1 3(三)酒屋火事 二〇〇四年七月二〇日 第一刷発行・定価619円・373頁銭形平次捕物控 3 酒屋火事 (嶋中文庫 の 1-3)作者:野村 胡堂嶋中書店Amazonの 1 6(六)結納の行方 二〇〇四年一〇月二〇日 第一刷発行…
家人は朝の連続テレビ小説を見ていて、人物の関係を『赤毛のアン』や『若草物語』に当て嵌めて理解しようとすることがあるのだが、これは10代の頃に祖母に薦められて読んだからで、祖母の小説の趣味は、晩年は時代小説、その前は推理小説と時代小説であった…
私は怪談に興味を持っているけれども、体験談は苦手である。怖いからではない。以前「ほんとにあった怖い話」とか「新耳袋」その他の実写ドラマを見ていたのも怖がろうとしてではなく「そう来たか」とか「何じゃこりゃ」と突っ込んで笑うために見ていたので…
祖母は松本清張も愛読していたはずで、家人も色々薦められたと言っているが、何故か纏めて保管せずにあちこちに散らばっていた。 今回は文庫本を纏めて置こう。単行本も何冊かあるのを見ているが、まだ全体として単行本には殆ど手を着けていないので、まだ記…
・廣済堂文庫*1 さ 4-3『木戸の椿公事宿事件書留帳・二>』平成8年2月1日 初 版・平成8年4月20日 2 刷・定価534円・廣済堂出版・323頁木戸の椿 (広済堂文庫―公事宿事件書留帳)作者:澤田 ふじ子廣済堂出版Amazon※ 帯あり「テレビ朝日系にて/好評放映中!!…
祖母は、時代小説・推理小説の分野の流行作家の、新刊や話題作に興味を示す傾向があるようだ。 ここまで「※ 帯あり」との註記を附した本が少なからずあった。私は帯に惹かれて本を買うような経験を久しくしていなかったが、今回祖母の蔵書を整理して、①今月…
・新潮文庫 新潮社 祖母は時代小説のうちで剣豪小説も好みだったらしく、新潮文庫の『眠狂四郎』を冠するものは全て買い揃えていた。――『眠狂四郎』以外のものは殆ど見当たらなかったので、他社の文庫とともにここに纏めて取り上げて置こう。 ・新潮文庫『眠…
後述するように内田康夫を愛読していたことは知っていたのだが、ほぼ全て本棚やクローゼットに仕舞い込まれていたので、取り上げるのが遅くなった。今回掘り出したのは昭和末から平成12年までに刊行されたものに限られていて、今世紀に入ってから出た本がな…
・講談社文庫『仕掛人・藤枝梅安』 い 4 13『梅安乱れ雲』昭和61年11月15日第1刷発行・定価420円・325頁梅安乱れ雲―仕掛人・藤枝梅安 (講談社文庫)作者:池波 正太郎講談社Amazonい 4 17『梅安影法師』1990年10月15日第1刷発行・1991年11月1日第6刷発行・…
・文春文庫『鬼平犯科帳』*1 142―1(一)1974年12月25日 第1刷・1980年12月1日 第10刷・定価 320円・301頁鬼平犯科帳 (1) (文春文庫)作者:池波 正太郎文藝春秋Amazon142―2(二)1975年4月25日 第1刷・1978年11月30日 第5刷・¥320・302頁鬼平犯科帳 (2)…
・講談社文庫『深川澪通り木戸番小屋』 き 26 1『深川澪通り木戸番小屋』1993年9月15日第1刷発行・2000年8月31日第16刷発行・定価495円・270頁深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)作者:亞以子, 北原講談社Amazonき 26 4『深川澪通り燈ともし頃』1997年9月1…
祖母のクローゼットに詰め込まれていた文庫本の、第1列には他にも平岩氏の小説が何冊かあった。 ・文春文庫 168―7『藍の季節』1978年10月25日 第1刷・1979年10月1日 第4刷・定価 280円・264頁藍の季節 (文春文庫 ひ 1-7)作者:平岩 弓枝文藝春秋Amazon168―…
昨日、中身を改めて持ち帰った紙袋に入っていた10冊と、別にあった1冊(『横浜慕情』)について。 ・『御宿かわせみ』文藝春秋・四六判並製本 『源太郎の初恋』一九九七年六月十五日 第一刷・定価1095円・264頁「源太郎の初恋」―御宿かわせみ作者:平岩 弓枝…
差当り紙袋に入っているものを持って来たので、新刊の書き下ろし時代小説が中心になった。しかしそうこうするうちに7月も終わりである。今年度1回めの来週月曜の引落しに備えて健康保険税を入れて置いた。今月分の家賃を振込んで置いた。もうそろそろ本棚に…
①文庫版(2) 文庫版の1版1刷の上下揃いを借りることが出来たので、4月29日付(1)に取り上げた『上』1版10刷と『下』1版7刷と比較して見た。 ・全国歴史散歩シリーズ 13上『東京都の歴史散歩 (上) 』1977年6月25日 1版1刷印刷・1977年7月15日 1…
2013年7月30日付(1)にぼんやりとした回想を述べたが、その後再見の機会を得ないままだった。松本清張原作 天城越え【NHKスクエア限定商品】大谷直子、佐藤慶、鶴見辰吾 ほかAmazon それが、4月9日(土)未明(8日深夜)の「けものみち」再放送に続く「松…