瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(14)

前回8月22日付(13)に、本書が「社長の谷口春郷がどんな人物だったのかはよくわからないのだが」としていた(175頁17行め)銀座スタヂオの社長について、三重県の「大石村ガレージ画廊」HPにあった略歴*1を貼り付けて置きました。これなどは調べたうちに…

美内すずえ『ガラスの仮面』(5)

『ガラスの仮面 第5巻 舞台あらし①(白泉社文庫)』(一九九四年三月二十二日初版発行・一九九六年十一月二十五日第十七刷発行・定価563円・白泉社・318頁)ガラスの仮面 (第5巻) (白泉社文庫)作者: 美内すずえ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1994/03/01メ…

美内すずえ『ガラスの仮面』(4)

第3巻の巻末にある白泉社文庫の広告を見ていて、『動物のお医者さん』単行本全12巻も大学時代、全巻揃えた友人がサークルBOXに持って来て(特に私のためにではないが)しばらくそのまま置いてくれた間に読んでいたことを思い出した。動物のお医者さん (1) (…

美内すずえ『ガラスの仮面』(3)

『ガラスの仮面 第2巻 炎の階段(白泉社文庫)』(一九九四年三月二十二日初版発行・二〇一一年四月十五日第四十四刷発行・定価619円・白泉社・316頁) 『ガラスの仮面 第3巻 風の中を行く(白泉社文庫)』(一九九四年三月二十二日初版発行・一九九七年一月…

美内すずえ『ガラスの仮面』(2)

という訳で(どういう訳なんだか)私は『ガラスの仮面』は良く知らない。だから論評のようなことは、しない。 ただ、登場人物の言動に突っ込みは入れている。例えば、文庫版第2巻136〜138頁で“紫のバラのひと”速水真澄が月影先生を苛めるシーン。「 」( )…

塩嘗地蔵(036)

中野正皓『写真家が足で探した 鎌倉の秘道 切通し・やぐら・花の寺』1999年10月20日・2300円・日本写真企画・164頁)A5判並製本・カバー写真家が足で探した鎌倉の秘道―切通し・やぐら・花の寺作者: 中野正皓出版社/メーカー: 日本写真企画発売日: 1999/10メデ…

山岸凉子『日出処の天子』(1)

8月23日付で「完結した長篇漫画は、高校時代……以来、読んでいない」と書いたのだが、記憶違いで、2つは読んでいた。日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)作者: 山岸凉子出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1994/03メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 293回この商…

『ほんとうにあったおばけの話』(01)

8月21日付で『むかえにきた死人たち(ほんとうにあったおばけの話④)』(1990年7月初版第1刷発行・定価1000円・156頁)という本の細目を紹介して、ちょっと気になったことがあり、翌日、つまり一昨日、古いメモを繰ってみた。――私は児童向けの怖い話本を毛嫌…

美内すずえ『ガラスの仮面』(1)

ガラスの仮面 1-最新巻コミックセット (花とゆめCOMICS)作者: 美内すずえ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/10/29メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る すごいな……。 マンガは疲れるので読めなくなってしまった。完結した…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(13)

「これから」「浅草の姉の家」に「行くといって」出ていったのが最後だ、と「友人」は回想していて(264頁)、浅草区小島町の中村家が行先になっているのは、太田家に伝わる「いまから小島町に出かけるつもりだ、と告げて……腰をあげた」という話(316頁)と…

明治期の学校の怪談(5)

5月18日付(4)から随分経ってしまった。 その後、佐々木喜善の記録したザシキワラシの話について補足し、明治期に記録された他の例に及ぶつもりだったが、作業が滞っているので、ここでは後年記録された、明治期のこととされる学校の怪談について、紹介す…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(12)

随分回り道をしてしまいましたが、ようやく8月15日付(08)に一旦上げて削除したものの修正稿を上げます。 姉の太田みさをの家が、向島區吾嬬町のどの辺りだったのか、正確に分からないのですが、駒村氏が藤牧氏の下宿からの距離を「三キロほど」としている…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(11)

昨日、明治座の位置に触れました。明治座には4月17日付「港屋主人「劇塲怪談噺」(5)」で関東大震災で焼失したことに触れていましたが、ここはその後の明治座です。 震災までは、浜町川(浜町堀)に面した、日本橋区久松町38(現、中央区日本橋浜町二丁目1…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(10)

一昨日、8月16日付(09)にて、市電で新大橋を渡って、……と、うっかり書いてしまったのですが、藤牧氏の目的地である「日本橋區濱町二ノ十一」は、森下町から新大橋線、ではなく、その手前の亀沢町で、参考にさせてもらっているサイト「ぽこぺん都電館」の「…

塩嘗地蔵(035)

・講談社カルチャーブックス(講談社)A5判、並製本、カバー。 このシリーズは、7月5日付(08)で、塩嘗地蔵に触れていない2冊を紹介した。それから『遠野物語』関連の1冊を5月7日付で紹介している。 安西篤子 監修『鎌倉 歴史の散歩道 中世の香りを残す古都…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(09)

昨日、失踪当日について駒村氏がどのようなイメージを読者に抱かせようとしているか、そのためにどのような伏線を張っているか、をざっと確認してみようと思って始めてみたところ、いきなり先日見落としていた疑問点に引っ掛かり、そして地図で方角やら距離…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(08)

本書については、もう1点瑣事に触れて終わりにして、後は大谷氏の『藤牧義夫 眞僞』や現在開催されている展覧会の公式カタログについて触れるついでに、述べることにしようと考えていました。 しかし昨日、平成23年(2011年)8月14日付「産経新聞」日刊24673…

鎌倉の案内書(04)

『楽楽』について、内容が殆ど改訂されていない版が全くの新版を称し、大幅に改訂されている版が単なる改訂版扱いになっていることに疑問を表明して置いたのだが、考えてみれば、こういうシリーズ物は、シリーズ全体のイメージチェンジに伴って、内容に改訂…

鎌倉の案内書(03)

『楽楽』についてもう少々補足するべきだが別の本を紹介して置く。 * * * * * * * * * *・地球の歩き方(ダイヤモンド・ビッグ社)御朱印でめぐる鎌倉の古寺 (地球の歩き方GEM STONE)作者: 地球の歩き方編集室出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売…

塩嘗地蔵(034)

・仏像めぐりの旅(毎日新聞社)18.9×13.0cm、並製本。 ①鎌倉②奈良(奈良公園・西ノ京)③奈良(斑鳩・飛鳥・室生)④京都(洛中・東山)⑤京都(洛北・洛西・洛南)⑥信越・北陸、の全6冊。 毎日新聞社 編『鎌倉(仏像めぐりの旅――➊)』(1992年9月15日発行・定価1262円・194頁…

塩嘗地蔵(033)

・古都案内の決定版――「散歩みち」シリーズ(山と溪谷社) 富岡畦草『カラー版・鎌倉の散歩みち』(一九八三年一月五日初版第一刷・定価一、三〇〇円・192頁)並製本。 シリーズ名は190〜191頁見開きの『京都の散歩みち』『奈良の散歩みち』の広告による(191…

塩嘗地蔵(032)

・「なるほど事典」シリーズ(実業之日本社)四六判・並製本・縦書き・カバー。 「〜なるほど事典」というのはナツメ社(新雑学シリーズ)やPHP文庫からも出ている。実業之日本社からは平成6年(1994)から18年(2006)に18冊、うち12年(2000)から15年…

塩嘗地蔵(031)

・SEIBIDO MOOK(成美堂出版編集部 編集・成美堂出版)23.5×18.2cm、オールカラー。日帰り・一泊週末を楽しむ鎌倉散歩―花と古社寺を巡るベスト散策コース (Seibido mook)作者: 成美堂出版編集部出版社/メーカー: 成美堂出版発売日: 2003/03/01メディア: ムッ…

塩嘗地蔵(030)

早い時期の文献を引こうと思っていたのだが、いざ集めるとなると、かつてそこら辺の図書館ですぐに見られたような本が書架に見当たらなくなっていたりして、いくらかは集まったがまだ、17年前に集めた分にも達していない。 それにしても鎌倉に関する本は本当…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(7)

一昨日からの続き。 * * * * * * * * * *・275頁2行め「いたゞ度ふ」は「いたゞき度う」とあるべきですから、2箇所(ママ)を附すべきです。前者「き」は藤牧氏の誤脱でしょうが念のため現物で確認したいものです、(ママ)がないと駒村氏の見落と…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(6)

昨日の続き。 * * * * * * * * * *・197頁10行め「いたる部分」はネット上には散見されますが、普通は「いたるところ」なのではないでしょうか。 ・215頁17〜18行め「壊れやすく、いなしやすいのだ。」――文脈から何となく意味は分かりますが、相撲…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(5)

細々したものを挙げて置きます。人によっては許容範囲かも知れません。この他、若干保留しています。 * * * * * * * * * *・16頁8行め「万物の森羅万象」→「森羅万象」だけで良い。 ・25頁5〜6行め「六十歳なかば」は「六十歳代半ば」もしくは「六…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(4)

昨日の続きを少々。 山と溪谷社のHPには「お詫びと訂正」というページがあります。もちろん山の案内書が間違っていたら死にかねない訳ですから当然ですが、重大な結果が予想されないから放置して良い、とは思いません。ネット上では一部、著者や篤志の読者…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(3)

7月24日付(1)でも触れた本字の問題ですが、これは著者というより編集者がフォローすべきだと私は思っています。もちろん著者がその辺りがあやふやでは確かに困るのですが、しかしある程度慣れた人であってもどこかしら妙な癖が付いて可笑しな風に読んでし…

塩嘗地蔵(029)

佐藤和彦・錦昭江 編『図説|鎌倉歴史散歩(ふくろうの本)』(一九九三年三月二五日初版発行・二〇〇〇年三月一五日新装版初版発行・定価1600円・河出書房新社・131頁)。縦書き。河出書房新社のA5変型判「ふくろうの本」は7月3日付(06)に『図説|鎌倉伝…