瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

新聞

清水成夫 編『八王子周辺の民話』(3)

・郷土資料シリーズ⑷『八王子周辺の民話』(3)跋① 66~67頁上段に橋本義夫「跋」を見て置こう。66頁上段1~4行め、 編者清水成夫氏は武相地方に知られた地方史家であ/る。今日まで四十余年、生活の三分二ほどの傾けるとい/う地方紙のマニヤ的な熱心家で…

道了堂(57)

昨日の続き。 ・かたくら書店新書44『野猿峠』(2) 著者の下島彬については、ネット検索すると「朝日新聞デジタル」の連載「マダニャイ とことこ散歩旅」と云うのがヒットした。 これは2019年4月2日(火)16時30分「(マダニャイ とことこ散歩旅:1)内堀…

浅間山の昭和22年噴火(27)

昭和22年(1947)8月14日の浅間山の噴火については、その後、火山館の主人の証言を記録した本を見たりしたのだが、そのままになっていた。 先日、花粉症の薬を止めてみたら症状が出て、また服薬を再開している。で、どうも昨日の続きを遂行する自信がないの…

朝日新聞東京本社社会部『多摩の百年』(3)

・企画の意図と時期及びスタッフ(下) 昨日の続きで『下』について見て置こう。 まづ『下』の章と副題を示して置く。 1章め「機織りの歌/――老女たちの青春」3~38頁上段 2章め「横浜往還/――夢の跡」39~56頁上段 3章め「大資本と小資本/――勝者と敗者と」…

朝日新聞東京本社社会部『多摩の百年』(2)

・企画の意図と時期及びスタッフ(上) ここでは標記に関する記述を抜き出して置こう。 『上』「はじめに」3頁9~11行め、 昭和五十年春、大戦後三十年という歴史的なフシ目を目の前にして、私たち朝日新聞社会部立川支局の記者たち/は、明治以来、百年の多…

湯口康雄『黒部奥山史談』(1)

・湯口康雄『黒部奥山史談』一九九二年十一月二十日発行・定価三、〇〇〇円・桂書房・257頁・A4判上製本 著者の湯口康雄(1936~2013.11)については、奥付の上にある「著者略歴」に、 湯口康雄*1 昭和十一年 富山県に生まれる 昭和三十二年 富山大学教育学部…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(182)

・叢書東北の声44『杉村顕道作品集 伊達政宗の手紙』(5)樺太から仙台へ 昨日の続きで土方正志「◎解説◎杉村顕道の足跡」の気になったところをメモして置く。 ・476頁下段7行め「見い出され」は「見出され」。 ・484頁上段16行め「三遊亭可楽」は「三笑亭可…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(179)

・杉村顕道の家系(6) 昨日の続き。 私の杉村氏の著書『信州の口碑と傳説』及び『信州百物語』、そして「蓮華温泉の怪話」の検討結果は、一昨年の8月から10月に掛けて、Twitter に53回(!)にわたって「杉村顕道「蓮華温泉の怪話」の素性」と題して連投し…

白馬岳の雪女(57)

・丸山隆司「【研究ノート】民話・伝説のポストコロニアリスム」(6) 一昨日見たように、丸山氏は「悲しき蘆笛」の粗筋を紹介、末尾は原文のまま引用して、次のように述べる。39頁下段9~17行め、 ‥‥。も/うすこしあからさまにいえば、この話のモチーフは…

上田満男『わたしの北海道』(2)

昨日の続き。 続いて「第二部 開拓の歴史」の細目を見て行くつもりだったが、それは秋以降、余裕があるときに果たすこととしたい。 さて、本書に関しては、ネット上には古書店の在庫状況くらいしか情報がない。元の連載についても、何せ北海道版の、40年以上…

上田満男『わたしの北海道』(1)

・すずさわ叢書14『わたしの北海道―アイヌ・開拓史』1977年7月25日発行・定価1,200円・すずさわ書店・318頁・四六判並製本わたしの北海道―アイヌ・開拓史 (1977年) (すずさわ叢書〈14〉)作者:上田 満男すずさわ書店Amazon 見返しは表紙・裏表紙とも黄緑色の要…

赤いマント(325)

昨日の続きで、ブログ「古新聞百物語」に紹介されていた、昭和14年(1939)2月23日付「東京朝日新聞」のコラム「青鉛筆」の内容について、簡単に確認して置きましょう。 ・東京のラジオ放送の日時と内容 さて、当時はテレビ放送はまだ開始されておりませんの…

赤いマント(324)

それでは「東京朝日新聞」の、恐らく唯一の赤マント流言当時の記事を見て置きましょう。尤も、当ブログは私の蒐集記事集積所と云うべき場所で、公開はしていますからそれなりに読めるように努めてはおりますが、飽くまでも資料の原態を伝えることを旨として…

赤いマント(323)

さて、昨日の続きで朝倉喬司『毒婦伝』に赤マント流言が取り上げられていることと、そこでの扱いが他の朝倉氏の著書と食い違っていることについて確認しようと思っていたのだけども、他のことにかまけているうちに、ちくま文庫『犯罪百話 昭和篇』と能美金之…

津留宏『一少女の成長』(2)

本書再刊の事情、いや成立の事情も、3~4頁「改訂新版まえがき」に述べてある。末尾、4頁12行めに下寄せで「六甲山寓にて 津留 宏」とあり1行分空けて13行め3字下げでやや小さく「昭 和 五 十 五 年 六 月」とある。 3頁8行め~4頁5行め、 大学を終えて、あ…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(172)

・青木純二あれこれ(2)嫁が欲しい② それでは昨日の続きで、青木純二「嫁が欲しい」の原本を見ていないらしい湯沢雍彦『大正期の家族問題』は,何処からこれを持って来たのか、と云う疑問を片付けて置きましょう。 ・体系日本史叢書17『生活史Ⅲ』昭和44年…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(171)

・青木純二あれこれ(1)嫁が欲しい① 私は青木純二が目下、10月6日付(166)に述べたように与太伝説捏造記者として遇されていることに、少々不満を持っております。そこで、そうでない一面を紹介して見たいと思うのです。 ・ 湯沢雍彦『大正期の家族問題――…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(169)

・青木純二の経歴(22) 昨日の続きで、山室清『横浜から新聞を創った人々』より青木純二に関連する記述を見て置こう。 まづ、青木氏が朝日新聞社から神奈川新聞社に移った事情であるが、252~253頁、7章め13節め「朝日新聞と「持分合同」」に拠ると戦時下、…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(168)

2019年10月28日付(142)に、横浜市中央図書館開館記念誌編集委員会 編集『横浜市中央図書館開館記念誌 横浜の本と文化』202~205頁「戦後の新聞事情」に青木純二の名が見えることを指摘したが、この節の執筆者、山室清の本に何か記述があるのではないか、と…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(157)

・青木純二の経歴(21)『日本新聞年鑑』昭和27年 青木純二はアイヌの伝説捏造の方面で注目されているらしい。最近久し振りに Twitter で検索して見たのですが、その中に、明らかに当ブログもしくは当ブログ告知 tweet(瑣末亭*1)に依拠していながら、その…

内館牧子『必要のない人』(2)

久しく歩かなかったせいで臀部の肉が落ちていたせいか、起きたら尻が痛かった。しかし午後まで持ち越さなかったから大した痛みではない。まぁせいぜい3時間乗り続けただけなのである。今日は朝から晴れて、昨日と同じ時間に都内に自転車で出たら、途中でへた…

森川直司『裏町の唄』(06)

・『昭和下町人情風景』の「あとがき」(1) 森川氏は本書以外にも、前回挙げた『やさしい商品先物取引100問100答』の他に何冊か、本を出している。商品取引の基礎知識 (1973年) (ビジネス新書)作者:森川 直司出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 1973…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(143)

・青木純二の経歴(12)横浜での活躍② 昨日の続き。 10月27日付(141)に見たように昭和19年(1944)4月には朝日新聞東京本社の整理部に勤務していたが、昨日見たように昭和21年(1946)2月には「神奈川新聞」に連載を持っている。神奈川新聞社に移籍したの…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(142)

・青木純二の経歴(11)横浜での活躍① 青木氏の名は横浜の資料に幾つか見えている。 ・横浜市総務局市史編集室 編『横浜市史Ⅱ』第一巻(上)平成5年3月31日発行・定価6,797円・横浜市・1397+15頁 240頁に青木氏の発言が〈青木純二・元朝日新聞市政記者…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(141)

・青木純二の経歴(10)「内地新聞人名簿」 昨日の続きで、阿部氏・遠田氏が調査した段階では参照しづらかった資料の追加。 ・文圃文献類従 49『戦時末期敗戦直後 新聞人名事典 附・日本新聞年鑑1946』全二巻・2015年12月発行・金沢文圃閣・A5判上製本 井川…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(140)

・青木純二の経歴(09)『全國新聞通信網大觀』 ここまでが阿部敏夫によって指摘され、遠田勝によって追加訂正を見た『新聞人名辞典』に見える青木純二の情報で、これが東雅夫 編『山怪実話大全』に紹介された昭和3年(1928)7月の「サンデー毎日」に掲載さ…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(139)

・青木純二の経歴(8)『日本新聞年鑑』の現住所 一昨日からの続きで、『新聞人名辞典』第2巻に見えるの青木純二の経歴について。 ・昭和三年版『日本新聞年鑑』昭和二年十二月二十四日印刷・昭和二年十二月二十八日發行・定價金四圓 第四篇「名鑑 ―いろは…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(138)

・青木純二の経歴(7)「新聞及新聞記者」と『日本新聞年鑑』 それでは『新聞人名辞典』第2巻に影印で収録されている資料を順に見て行こう。 まづ雑誌「新聞及新聞記者」に掲載されていた2点。 ・「〈新聞/通信〉記者名鑑〈大正十年/九月現在〉」右から…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(137)

・青木純二の経歴(6)『新聞人名辞典』第2巻「凡例」 10月20日付(135)に見たように阿部敏夫は、青木純二の名は「『新聞人名辞典』で調べてみると、大正十三年と大正十四年と昭和二年の三回ほど」出ている、と述べているのだが、10月21日付(136)に見た…

読売新聞社横浜支局編『神奈川の伝説』(3)

昨日の続きで、大藤時彦「序」及び長田与四郎「はじめに」から、本書の由来について述べた箇所を摘記して置こう。 前者の2頁め(前付4頁め)1~6行め、 このたび読売新聞社神奈川支局で、県下の伝説の一部をまとめ、一冊子に編まれることは、今まで/こうし…