瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

雜誌

清水成夫 編『八王子周辺の民話』(3)

・郷土資料シリーズ⑷『八王子周辺の民話』(3)跋① 66~67頁上段に橋本義夫「跋」を見て置こう。66頁上段1~4行め、 編者清水成夫氏は武相地方に知られた地方史家であ/る。今日まで四十余年、生活の三分二ほどの傾けるとい/う地方紙のマニヤ的な熱心家で…

祖母の蔵書(46)文藝春秋

祖母は雑誌も買っていた。居間の、いつも座って本を読んでいたソファの脇には、唱歌の本、漢字パズル、都市地図、週刊誌などが積んであった。『鞍馬天狗』等小説の文庫本もあったが薄汚れていて、かなり長いこと積んだままになっていたようだ。貴乃花のファ…

『「超」怖い話』(3)

・竹書房文庫『「超」怖い話†(クロス)』(2) 昨日の続き。今回は「はじめに」の3頁13行め~5頁5行め及び「おわりに」の201~203頁の、本書の刊行と新作の追加についての記述を見て置こう。 3頁13行め~14頁6行め、 ‥‥、竹書房の小川さんよりご連絡をいた…

武蔵野文化協会 編『武蔵野事典』(3)

昨日の続きで記念号の699頁、市販版の奥付の前の頁を見て置こう。 上段1行めは丸ゴシック体で若干大きく2行取りで「表紙・口絵・補遺編凡例」とあって記念号は4項であったが市販版は3項になっている。すなわち記念号の1項めが削除されているのだが、次のよう…

武蔵野文化協会 編『武蔵野事典』(2)

昨日の続きで、「武蔵野」記念号の『武蔵野事典』について、昨日見た上製本と比較しながら見て置こう。 ・「武蔵野」第九十五巻第一・二号(通巻三五九・三六〇号) 特集『武蔵野』創刊100周年記念号「武蔵野事典」(令和二年五月四日発行・701頁・A5判) まづ装…

武蔵野文化協会 編『武蔵野事典』(1)

・武蔵野文化協会 編『武蔵野事典』2020年9月10日 初版発行・定価12,000円・雄山閣・ⅵ+690頁・A5判上製本武蔵野事典雄山閣Amazon 書影は帯が掛かったものらしく、私の手許にあるカバーでは紫地の箇所には、最下部中央に行書体白抜きで「雄 山 閣」とあるば…

米光秀雄・滝沢博・浅井徳正『多摩』(7)

・郷土叢書2『続多摩』(5) 7月5日付(5)の続き。 扉の用紙、初刷は灰色、重刷は横縞の透かしの入った明るい灰色。上部中央やや左寄りにカバー表紙と同じ標題を黒で縦に組み、下部中央やや左寄りに明朝体縦組みで行間を詰めて「米光秀雄/滝沢 博/浅井…

道了堂(13)

小池壮彦『怪奇事件の謎』の「「道了堂跡」に刻まれた"悲史"と"タブー"」の初出は、2011年1月12日発売の「怖い噂」Vol.8のようです。怖い噂 VOL.8―世の中の”怪”を読み解くエンターテインメント・ミステリアス・マガジン (ミリオンムック)ミリオン出版Amazon す…

湯口康雄『黒部奥山史談』(1)

・湯口康雄『黒部奥山史談』一九九二年十一月二十日発行・定価三、〇〇〇円・桂書房・257頁・A4判上製本 著者の湯口康雄(1936~2013.11)については、奥付の上にある「著者略歴」に、 湯口康雄*1 昭和十一年 富山県に生まれる 昭和三十二年 富山大学教育学部…

中島正文 著/廣瀬誠 編『北アルプスの史的研究』(14)

・「山の蒐書入門」と「回想の岳人」 2021年12月29日付(05)に年末年始のせいか閲覧出来なくなっていると述べた、第七章「山岳雑記」の初出である日本山学会の会報が、閲覧出来るようになっていたので、早速「日本山岳会」HPの「会報「山」バックナンバー」…

中島正文 著/廣瀬誠 編『北アルプスの史的研究』(13)

・「黒部の古文書二、三」 前回の最後に述べたように、この文章の末尾には「(『山小屋』昭和二年一〇月号)」とあるから、1月3日付(10)に引いた「烏水翁のこと その二」の冒頭に「私は昭和の初め頃から黒部奥山の登山史料と取組んでいて、‥‥」とある、「黒…

中島正文 著/廣瀬誠 編『北アルプスの史的研究』(4)

昨日は「第三章 白馬岳をめぐって」の「白馬岳志雜攷」を見ただけで力尽きてしまったが、この章には他に次の小文が収められている。 ・345頁12行め~348頁17行め「白馬雜談」(『山岳会報』八二号・昭和十四年) これは「日本山岳会」HPの「会報「山」バックナ…

中島正文 著/廣瀬誠 編『北アルプスの史的研究』(3)

・白馬岳志雜攷 昨日の続き。 「第一章 黒部奥山と奥山廻り役」にはこの他に2篇、これ以降は全て新たに活字を組んでいる。また、これ以降のものは末尾に下詰めで「凡 例」の最後、13行め「六、初出書誌名とその年月は各文末に記した。」とある通り、初出を示…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(184)

・叢書東北の声44『杉村顕道作品集 伊達政宗の手紙』(7)『彩雨の屑籠』正・続・新 2019年9月12日付(115)の後半に抜いた箇条からも察せられるように、叢書東北の声11『杉村顕道怪談全集 彩雨亭鬼談』にはかなり細かい、編集部「【解題】」があったが、本…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(182)

・叢書東北の声44『杉村顕道作品集 伊達政宗の手紙』(5)樺太から仙台へ 昨日の続きで土方正志「◎解説◎杉村顕道の足跡」の気になったところをメモして置く。 ・476頁下段7行め「見い出され」は「見出され」。 ・484頁上段16行め「三遊亭可楽」は「三笑亭可…

白馬岳の雪女(069)

・遠田勝『〈転生〉する物語』(29)「二」2~6節め 10月14日付(067)にて『信濃の民話』の典拠表示について問題にしているところを引き、10月15日付(068)からは本書を離れて「信濃の民話」編集委員会について確認するため『信濃の民話』について一通り確…

白馬岳の雪女(60)

昨日の続き。 ・橘正典『雪女の悲しみ』(2) 奥付は横組みで、上部に[著者略歴]がある。「昭和4年 兵庫県加古川市に生まれる。/昭和29年 京都大学文学部卒業。/現 在 京都薬科大学教授/著 作 ‥‥」著作は5点、川端康成とフォークナーについての単著、…

白馬岳の雪女(13)

・大島廣志の「雪女」(1) 8月4日付(08)に、日本の伝説24『富山の伝説』の前半、大島広志・石崎直義「富山伝説散歩」の2章め「黒部」を担当したのは大島氏だったらしいと見当を付けたのだが、4節め「黒部峡谷の怪異譚」の最後(44頁上段6行め~下段12行…

池内紀の中公新書(1)

5月8日付「池内紀「雑司が谷 わが夢の町」(3)に取り上げた中公新書2023『東京ひとり散歩』は、2007年と2008年の2年間「中央公論」に連載した「足の向くままいちにち散歩」を中心に纏めたものだった。――この頃、池内氏は「中央公論」に持っていた連載を、…

長沢武『北アルプス夜話』(4)

昨日の続き。 ・初出誌「信濃路」の謎(?) 復刻版というと、元版の内容を余すところなく再現しているものと、普通思う。頁付を打ち直したり、新たに凡例や解説を加えることはあっても、元版は影印でそのまま収録されているものと思う。 しかしながら、新た…

長沖一『上方笑芸見聞録』(13)

昨日の続きで、劇場や文学作品、演目、映画その他を列挙して行く。 こちらの方は未定稿で大体の分類はしてあるが、敢えて50音順にしなかった。 【劇場・演芸場】 ナンバ・グランド 25 南の花月 9~11・75~76・87・100・103・118・139・147・154・181 ナンバ…

長沖一『上方笑芸見聞録』(12)

それでは6月1日付(01)に予告した、2000年12月21日までに私が作成した本書の「索引」に、6月2日付(02)に断ったような若干の修訂を加えて、示して置こう。 もとの「索引」では、まづ長沖氏の著作が1字下げで並べてある。 「はだか道中記」横山エンタツの巻…

池内紀『昭和の青春 播磨を想う』(3)

昨日の続き。 「昭和の青春」の諸篇を眺めていると、最後がやや尻すぼみになっているような印象が拭えない。しかしながら最後、【14】篇めが「終わりと始まり」と題しているところからして、急に打ち切りになったのではないだろう。 しかしながら、【12】「ち…

池内紀『昭和の青春 播磨を想う』(1)

昨日取り上げた歿後刊行の1冊を見て置こう。先日、コロナとは関係なく昨年来休館していた隣の市の図書館が再開していたので久し振りに出掛けて、たまたま書棚に見掛けて借りて帰って来た。 本書の由来は192~194頁「あとがき」に説明されている。筆者の中元…

池内紀『記憶の海辺』(2)

昨日の続き。 ・初出と細目 本書の成立については、354~355頁「あとがき」に次のように述べてあります。354頁10行め~355頁4行め、 はじまりは月刊誌『ユリイカ』の連載だった。二〇一五年五月号から一八回つづけた。それか/【354】ら二年ちかく眠らせてい…

長沖一『上方笑芸見聞録』(3)

昨日見た長沖渉「あとがき」の冒頭に「『上方笑芸見聞録』は朝日放送のPR雑誌『放送朝日』に、昭和四十八年から四十九年まで二年間にわたり二十四回連載された」とある。 そこで、推定される号とその刊年月を、本書の章節と対照させてみよう。【 】に連載…

長沖一『上方笑芸見聞録』(2)

昨日は一昨日の続きを投稿するつもりで、帰宅後準備しようとしたら(1)が投稿されていた。 連休中に、連休明けに本書について投稿するつもりで準備していたのだが、当初(2)として次に上げるつもりだった2000年に作成した索引が、そのまま上げられるよう…

杉村恒『明治を伝えた手』(4)

昨日の続き。 解説1章めには、本書からは割愛した職人について述べたところがある。168頁17行め~169頁12行め、昨日の引用の続きになる。 そして一人ひとりの仕事の中にある本当に専門的な知識については、私にはまだまだ分らないことが多くあった。/【168…

小沢昭一『わた史発掘』(3)

本書が雑誌連載を元にしていることは、読み進めるうちに察せられるのだが、「その十二 道塚篇」の冒頭「反省録」の節の頭に、①単行本172頁3~8行め、②文春文庫184頁3~8行め、③岩波現代文庫194頁3~8行め、改行位置は①「/」②「|」③「\」で示した。 『話の…

能美金之助『江戸ッ子百話』(5)

昨日の続きで鶴見俊輔『不定形の思想』の「小さな雑誌」について。――「思想の科学」が中央公論社から刊行されていたのは昭和34年(1959)から昭和36年(1961)までの3年間である。本書『上』1~2頁、鶴見俊輔「『江戸ッ子百話』の読者として」に「それから十…