瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

美内すずえ『ガラスの仮面』(37)

・単行本第18巻113頁(文庫版第11巻143頁)1コマめ、ト書きに見える「ジェノバ大使とロレンツオの姫君」は、単行本第18巻112頁(文庫版第11巻142頁)7コマめのビアンカ(マヤ)の台詞「ジェノバからロレンツオさまのお姉さまと大使どのがやってこられる…」か…

美内すずえ『ガラスの仮面』(36)

・単行本第18巻75頁(文庫版第11巻105頁)6コマめ、ビアンカの許婚「ロレンツオ」の名が初めて見える*1。しかし「Lorenzo」は「ロレンツォ」と書くべきではないか。94頁(文庫版第11巻124頁)5コマめの「大臣のモルフォ伯さま」のように。しかし以下全て「ロ…

美内すずえ『ガラスの仮面』(35)

昨日の昼、東京から新幹線で名古屋まで行った。そんなに混んでいる印象はなかった。そして今日の午後、名古屋から新幹線で東京まで戻って来て、階段にまで行列が及んでいるのを見た。私には故郷のようなものがないので、大変だなぁ……と思いながら眺めていた…

美内すずえ『ガラスの仮面』(34)

ガラスの仮面 (第18巻) (花とゆめCOMICS)作者: 美内すずえ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1981/02/01メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る・単行本第18巻3頁の扉絵、ヴェネツィアの町を背景に剣を手にしたビアンカが描かれて…

塩嘗地蔵(048)

・J GUIDE HOLIDAY(103)[ジェイ・ガイド]ホリデー(山と溪谷社)18.2×12.0cm、横組み、カバー。 神奈川さわやか散歩 (ジェイ・ガイドホリデー)作者: 旅行図書編集部出版社/メーカー: 山と溪谷社発売日: 1998/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含む…

美内すずえ『ガラスの仮面』(33)

演劇が出来なくなったマヤは大都芸能との契約を解除する条件として、速水真澄に(また)代役を勤めさせられる。姫川亜弓主演「夜叉姫物語」の乞食の子供役(役名トキ)が盲腸炎になったためであったが、それを知った端役たちが(また)単行本第17巻143頁1〜2…

美内すずえ『ガラスの仮面』(32)

今日は、昨日改めて読み返して、改めて思ったことを書いておく。 * * * * * * * * * *・単行本第17巻31頁、昨日も書いたように亜弓さんが白目で乙部のりえに念を送っているのだが、このシーンは28頁からの続きである。28頁から30頁までの亜弓さん…

美内すずえ『ガラスの仮面』(31)

乙部のりえの陰謀も、突っ込みたくなる箇所が満載なのだが、……また改めて書くことにして、今日は、この辺のしょうもないことを指摘して置く。 ・単行本第17巻31頁、1頁1コマで雑誌掲載時には1頁めで以下36頁まで巻頭カラーだったらしい(もちろん白黒で印刷…

美内すずえ『ガラスの仮面』(30)

なんだか勢い込んでみたのだが、実は大して気付いたところもなかった。 ・単行本第16巻22頁3コマめ、水城さんの台詞「母さんも喜こんでらっしゃると思うわきっと……」は、文庫版第9巻298頁では「母さんも喜んでらっしゃると思うわきっと……」に修正されている…

美内すずえ『ガラスの仮面』(29)

ガラスの仮面 (第9巻) (白泉社文庫)作者: 美内すずえ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1994/06/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る『ガラスの仮面 第9巻 華やかな迷路①(白泉社文庫)』(一九九四年六月二十二日初版発行・二〇…

駒村吉重『君は隅田川に消えたのか』(17)

いよいよ窮して来たので、昨日は古い下書き記事から、書いた当時少し躊躇するところがあって出さなかったものを上げて置いたのだが、今日も9月上旬に書いて、なんとなくそのままになっていた記事を上げて置く。当時、もう少しなんとかしようと思っていたのだ…

塩嘗地蔵(047)

鎌倉謎とき散歩―古寺伝説と史都のロマンを訪ねて作者: 湯本和夫出版社/メーカー: 広済堂出版発売日: 1996/11/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 湯本和夫『鎌倉謎とき散歩 改訂新版』(平成8年11月15日初版発行・定価1456円・廣済堂出版…

美内すずえ『ガラスの仮面』(28)

『ガラスの仮面』は次は単行本第15巻ということになるのだが、メモはあるが借りられなかったために、今、文庫版との対照が出来ない。 やっと単行本第27巻まで読んだ。そして、なんだか疲れてきた。第32巻まで借りているが、どうも画風に抵抗を覚えるようにな…

七人坊主(33)

ここで、『八丈島誌』第六篇「水道史」と『八丈島末吉地区文化財調査報告』に載る、末吉村の水源関連の地名について、まとめておきたい。まだ若干確認して置きたい資料もあるし、特に『八丈実記』との対照もすべきなのだが、12月2日付(29)でも触れたように…

七人坊主(32)

昨日予告して置いたように、今日は末吉村の水源に関係する地名を一覧にして示すつもりだったが、まだ補足して置きたい資料もあるので、今日は個々の資料を引用するに当たっての注記に止めたい。 千葉徳爾「末吉地区の民俗」(『八丈島末吉地区文化財調査報告…

『八丈島誌』(4)

*本日は予定を変更して『八丈島誌』を続けます* 『八丈島誌』の「水道史」がいつ増補されたのか、ということだが、初め私は三版だろうと思っていた。 それは、11月15日付(1)にも触れた、改訂増補版1頁の、八丈町長奥山日出男「八丈島誌改訂版の発刊につ…

『八丈島誌』(3)

昨日の「七人坊主(31)」の記事で、千葉徳爾「末吉地区の民俗」に 『八丈島誌』水道篇なる書名が挙がっていることを指摘した。 『八丈島誌』については11月15日付(1)に略述したが、そのとき昭和58年(1983)2月刊の三版で新たに「八丈島の水道史」を増補…

七人坊主(31)

143頁「第1図 末吉村の小地名」から、12月2日付(29)に示した小岩戸ヶ鼻から藍ヶ江港までの地名を拾って置こう。 小岩 マツリド オシジノハナ 平根ガハナ 上タン石 高石浦 「小岩」は下が切れてしまったらしい。『八丈実記』と対照するに「コミノ川」は高石…

七人坊主(30)

七人坊主に関係する地名を『八丈実記』から拾って、12月2日付(29)に、 それにしても、八丈島にはこれほどの地名資料がありながら、その同定・現在の地図との対照がなされていない(らしい)のは、少々寂しい。 などと悪態を吐いたのだが、そういう作業がな…

美内すずえ『ガラスの仮面』(27)

先走って文庫版第9巻に突入してしまったが、ちょっと文庫版第8巻に戻る。 単行本第13巻152頁以降の大河ドラマ「天の輝き」の「第6回、場面No.31/田沼家」で、156頁、マヤが赤面してしまうのだが、153頁2〜3コマめの岩友武史(里美茂)は、テレビカメラのモ…

美内すずえ『ガラスの仮面』(26)

続き。ちょっと息切れしてきた。 単行本第14巻60頁3コマめはまた「里美さん」である。以後、62頁2コマめ・5コマめは「里美茂」、78頁3コマめ〜79頁4コマめ「里美さん」、82頁4コマめも「里美さん」であったが、83頁6コマめは12月8日付(24)にその一部、単行…

塩嘗地蔵(046)

・歩いて楽しむ(JTBパブリッシング)A5判・カバー・オールカラー・横組み。歩いて楽しむ 鎌倉 湘南出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング発売日: 2011/09/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る『鎌倉 湘南(歩いて楽しむ)』(…

美内すずえ『ガラスの仮面』(25)

単行本第14巻、巻頭の6頁(文庫版第8巻226頁)1コマめから25頁(文庫版第8巻245頁)4コマめまでは「里美さん」だった。 ところが、仮にマヤのマネージャーを務めていた水城君が自分を正式にマヤのマネージャーに任命するよう、速水真澄に公衆電話(!)*1か…

美内すずえ『ガラスの仮面』(24)

マヤの初恋の相手は「里美茂」であるが、しばしば「里見茂」と誤っている。 芸名としては、面白い付け方なのかも知れないが、紛らわしいことこの上ない。 初登場シーンは前回触れて置いた。単行本第13巻126頁5コマめで、AD渡辺クンにより「ああ 第6回から…

美内すずえ『ガラスの仮面』(23)

文庫版第8巻について。 ・単行本第12巻158頁4コマめ、マヤが去って行く速水真澄を罵る台詞中に「大都芸能の冷血漢! 人非人! 鬼!」とあるが、文庫版第8巻12頁では「大都芸能の冷血漢! 人でなし! 鬼!」となっている。 ・単行本第12巻160頁(文庫版第8巻1…

美内すずえ『ガラスの仮面』(22)

文庫版第7巻の続き。単行本第12巻の書影はまだ示していなかった。ガラスの仮面 (第12巻) (花とゆめCOMICS)作者: 美内すずえ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1979/08/01メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る・単行本第12巻40頁…

美内すずえ『ガラスの仮面』(21)

・単行本第11巻126〜127頁(文庫版第7巻104〜105頁)、大都プラザ(タウン?)劇場「奇跡の人」初日、ヘレン役ダブルキャストのうち姫川亜弓の舞台開演直後、劇場関係者らしき黒スーツで腕章を着けた男2人が、上演会場外の通路にあるベンチに掛けて、鯛焼き…

美内すずえ『ガラスの仮面』(20)

文庫版第7巻を通読した。この辺りは単行本で先に読んでいて、そのときのメモをもとに、文庫版と対照したものを11月17日付(18)に挙げて置いたが、再読すると何かと気付くものである。 ・単行本第11巻28頁(文庫版第7巻6頁)5コマめ。単行本第11巻27頁の「興…

美内すずえ『ガラスの仮面』(19)

文庫版第4巻の前半、単行本第6巻との対照は11月11日付(17)に示したが、後半単行本第7巻との対照を示していなかった。 単行本第7巻の巻頭4頁が文庫版第4巻176頁。ということは、単行本第6巻の巻末186頁と単行本第7巻の巻頭4頁は重複(しているはず)である…

七人坊主(29)

ついでに同じ表から、中之郷村(169〜170頁)の分の「海岸」欄、小岩戸ヶ鼻から藍ヶ江港までの地名も抜いてみよう。 ……/小ヤワドヶハナ/ツシロ/ナヅマト/祭リ戸/アシクノ下/オレジノハナ/○平根ケ浦/上タン石〔石印〕/コミノ川浦/高石浦/□初子ノ潟…