瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

怪異小説

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(91)

・TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(1) 昨日まで、二見WAi WAi文庫『東京ミステリー/とっておきの怖い話』を取り上げて、60話中10話を紹介して見た。 ここまでは実は、前置きみたいなものである。――私が…

東京RADIO CLUB「東京ミステリー」(09)

一昨日(及び昨日)の続きで、TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(二見WAi WAi文庫)について、最後の章からまづ1話、最後を取り上げて見る。 ・第六章 語りつがれてきた戦慄の怪奇譚(1) 「目次」の10頁1…

事故車の怪(19)

・TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(2) 昨日の続きだが、6月9日付(18)と同じく事故車の話なので標記の題にした。第五章「日常を切り裂く凶々しき出来事*1」の10話め。 【50】不幸を招き寄せるバイク―――…

東京RADIO CLUB「東京ミステリー」(08)

昨日の続きで、TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(二見WAi WAi文庫)について。 ・第五章 日常を切り裂く凶々しき出来事(1) 「目次」の9頁5~15行め、章題*1に続いてやはり10題。 165頁(頁付なし)がこ…

東京RADIO CLUB「東京ミステリー」(7)

昨日の続きで、TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(二見WAi WAi文庫)について。 ・第四章 時空を超えて彷徨う哀しき魂(1) 「目次」の8頁9行め~9頁4行め、章題*1に続いてやはり10題。 123頁(頁付なし)…

東京RADIO CLUB「東京ミステリー」(6)

昨日、もしくは一昨日の続きで、TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(二見WAi WAi文庫)について。 ・第三章 世にも不思議な恐怖の怪現象(1) 「目次」の7頁12行め~8頁8行め、章題に続いてやはり10題。 83…

事故車の怪(18)

・TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(1) 昨日の続きだが、今回は話の内容を記事の題にした。第二章「血も凍らせる怨霊たちの呻き」の7話め。 【17】いわくつきの不気味な中古車―――H・Sさん(十九歳) 72…

東京RADIO CLUB「東京ミステリー」(5)

昨日の続きで、TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(二見WAi WAi文庫)について。 さて、第一章「理不尽にも開かれた冥界への扉」には「目次」の6頁3~12行めに10題挙がっているが、昨日一昨日のペースで粗筋…

東京RADIO CLUB「東京ミステリー」(4)

昨日の続きで、TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(二見WAi WAi文庫)について。 ・第一章 理不尽にも開かれた冥界への扉(2) 【03】セピア色の湖に遊ぶ妖しい母子―――Y・Mさん(十七歳) 19~22頁 「私が…

東京RADIO CLUB「東京ミステリー」(3)

5月29日付(2)の続きで、TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(二見WAi WAi文庫)について。 6~10頁(頁付なし)「目 次」。末尾、10頁12行め中央やや下に「本文イラスト……日野浦 剛」とある。 11頁(頁付な…

阿部主計『妖怪学入門』(3)

2018年4月8日付(1)に挙げた諸版のうち、今手許に⑤平成4年(1992)雄山閣ブックス19と⑦平成16年(2004)新装版、⑧平成28年(2016)雄山閣アーカイブス 歴史篇の3冊がある。今回は口絵(20頁、頁付なし)について見て置こう。 ⑤と⑦はアート紙、⑧は本文共紙…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(90)

・「炭燒の話」と「木曾の旅人」(1) 昨日、千葉俊二と東雅夫が、岡本綺堂「木曾の旅人」の「初出」を、2人とも「改題改稿して」としつつ「やまと新聞」連載の「五人の話」のうちの、其四「炭焼の話」としていることに注意した。 いろいろと違っていながら…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(89)

・文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション(2) 2018年12月20日付(86)の続き。 このシリーズは各作品の本文末に、下寄せでやや小さく初出について注記している。『霊 星新一・室生犀星ほか』93~132頁「木曾の旅人」では、132頁2行めまでが本文で、3~4行めに9…

東京RADIO CLUB「東京ミステリー」(2)

2018年8月21日付「「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(38)」に書影を貼付した、TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(二見WAi WAi文庫)について、昨日の続き。 カバー表紙折返しは白地で、下部には横組…

東京RADIO CLUB「東京ミステリー」(1)

2018年8月21日付「「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(38)」に書影を貼付した、TBSラジオ/東京RADIO CLUB 編『東京ミステリー/とっておきの怖い話』(二見WAi WAi文庫・1993年5月25日 初版発行・1995年6月25日 4版発行・定価485円・…

岡本綺堂の文庫本(13)

・岩井紫妻の「恋」と「死」(4) 一昨日からの光文社時代小説文庫『女魔術師』177~192頁「岩井紫妻の死」と、中公文庫『怪獣』117~130頁「岩井紫妻の恋」の比較の続きで、今回は「下」について。 ・『女魔術師』187頁9行め「座敷に這入って」は、『怪獣…

岡本綺堂の文庫本(12)

・岩井紫妻の「恋」と「死」(3) 昨日からの光文社時代小説文庫『女魔術師』177~192頁「岩井紫妻の死」と、中公文庫『怪獣』117~130頁「岩井紫妻の恋」の比較の続き。 前回の引用からも分かるように、『怪獣』は歴史的仮名遣いのまま(振り仮名を除く)…

岡本綺堂の文庫本(11)

・岩井紫妻の「恋」と「死」(2) 昨日の続き。昨日敬体だった文体が常体になっているのは気分で、深い意味はありません。 それでは光文社時代小説文庫『女魔術師』177~192頁「岩井紫妻の死」と、中公文庫『怪獣』117~130頁「岩井紫妻の恋」を比較して見…

岡本綺堂の文庫本(10)

・岩井紫妻の「恋」と「死」(1) 2月22日付(09)にて、光文社時代小説文庫『傑作情話集 女魔術師』に収録されている「岩井紫妻の死」が「新演藝」大正12年(1923)3月号に掲載された初出で、中公文庫『怪獣 岡本綺堂読物集七』に収録された「岩井紫妻の恋…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(88)

昨日と同じく、これもダイアリーからブログへの移行に際して一通り目を通した下書き記事から。 「 蓮華温泉(1)」との仮題で、2011年8月13日の晩に登録・保存されてそのままになっていた。 その後の記事に書いたために重複してしまった事項もあるが、今は…

村松定孝『わたしは幽霊を見た』考証(14)装幀

この記事は、ブログへの移行に際して久し振りに目を通した1000件近い下書き記事の中から取り出したもので、2011年2月1日夜に登録して、2011年2月15日の晩まで加筆している。番号は(12)だったが、2011年4月1日付(13)まで進んでいるので(14)に改めた。 …

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(87)

・末広昌雄「山の伝説」(11) 小松和彦監修『日本怪異妖怪大事典』と、その基礎になった国際日本文化研究センター「怪異・妖怪伝承データベース」について、12月19日付(85)に、問題点を述べて見ました。もっといろいろ突っ込んだ批判を加えるべきかと思う…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(86)

昨日の続きで、さらに突っ込んだ批判を加えることも、出来なくはないのだけれども、そこまで広げるだけの余裕も準備も出来ていない。かと云って、ちょっと虚脱状態で、かつ今日は、都内を西に東に移動して草臥れていて、俄に他のことに着手出来ないので、8月…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(74)

・末広昌雄「雪の夜の伝説」(10) 平成4年(1992)の「あしなか」第弐百弐拾四輯に掲載された「山の伝説」には、「山の宿の怪異」の添え物のようにもう1話「山の神の伝説」があるのですが、昭和31年(1956)の「山と高原」二月号(第二三三号)の「雪の夜の…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(73)

・末広昌雄「雪の夜の伝説」(9) 普通に考えたらどうなるのか、と云うのが私の基準です。常識的に考えておかしなところを突っ込んでみると、大抵そこに隙間があるのです。別に奇を衒っている訳ではありません。そして、その隙間には――上手く繋がっていない…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(72)

・末広昌雄「雪の夜の伝説」(8) 昨日の続きで、今回は「山と高原」第二三三号54〜56頁に掲載された「雪の夜の伝説」の1話め「山の宿の怪異」の結末を抜いて、9月14日付(55)に見た、「あしなか」第弐百弐拾四輯13〜17頁「山の伝説」の1話め「山の宿の怪…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(71)

・末広昌雄「雪の夜の伝説」(7) 末広氏が書いた「山の宿の怪異」の2つの本文のうち、「山と高原」第二三三号54〜56頁に掲載された「雪の夜の伝説」の本文について、今回は8月12日付(31)及び9月10日付(51)に見た、【K】子供の怯えたものに当たる箇所…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(70)

・末広昌雄「雪の夜の伝説」(6) 末広氏が書いた「山の宿の怪異」の2つの本文のうち、「山と高原」第二三三号54〜56頁に掲載された「雪の夜の伝説」の本文について、今回は8月12日付(31)及び9月9日付(50)に見た、【J】巡査による男の捕縛と説明に当た…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(69)

・末広昌雄「雪の夜の伝説」(5) 末広氏が書いた「山の宿の怪異」の2つの本文――「山と高原」第二三三号54〜56頁に掲載された「雪の夜の伝説」、「あしなか」第弐百弐拾四輯13〜17頁に寄稿した「山の伝説――古い山日記より」との比較の続き。 順を追って見て…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(68)

・末広昌雄「雪の夜の伝説」(4) 今日も、昨日の続きで「山と高原」第二三三号54〜56頁に掲載された「雪の夜の伝説」の「山の宿の怪異」本文を、その36年後に「あしなか」第弐百弐拾四輯13〜17頁に寄稿した「山の伝説――古い山日記より」の「山の宿の怪異」…