瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

怪異小説

中学時代のノート(19)

・昭和56年頃に聞いた怪談ノート(16)後篇⑥ 怪談(その十)おまえや! 1行空けて22頁8行め~24頁19行め、 ある田舎に池があった。夏は水をたたえているのだけど、/冬になると、水が涸れて、底無し沼の泥沼のようになってい/た。 この田舎に秘密で結婚している…

赤いマント(261)

・中村希明『怪談の心理学』(13) 中村氏は、鳥越信が松谷みよ子に語り、松谷氏が『現代民話考』に「学校の怪談」を取り上げる原点になった、旧制姫路高等学校の寮に伝えられていた怪談「あかずの便所」から、「赤マントの怪談」へと筋を引こうとしているの…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(165)

・日本民話の会 学校の怪談編集委員会『学校の怪談大事典』 昨日までで、ともに吉沢和夫の手に成る、本書の「峠の一軒家」と、怪談レストラン❸『殺人レストラン』の「とうげの一けん家」との本文の比較を終えた。 最後に、例話の前後に丸ゴシック体で添えて…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(164)

・怪談レストラン❸『殺人レストラン』(7) 日本民話の会 学校の怪談編集委員会『学校の怪談大事典』の「峠の一軒家」と、本書の「とうげの一けん家」の比較の続き。要領は8月20日付(160)に同じ。【E】結末・孫の説明『学校の怪談大事典』36頁下段13~18…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(163)

・怪談レストラン❸『殺人レストラン』(6) 日本民話の会 学校の怪談編集委員会『学校の怪談大事典』の「峠の一軒家」と、本書の「とうげの一けん家」の比較の続き。要領は8月20日付(160)に同じ。【D】巡査の来訪『学校の怪談大事典』36頁下段7~12行め …

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(162)

・怪談レストラン❸『殺人レストラン』(5) 日本民話の会 学校の怪談編集委員会『学校の怪談大事典』の「峠の一軒家」と、本書の「とうげの一けん家」の比較の続き。要領は一昨日に同じ。【C】孫の号泣~来訪者の退去『学校の怪談大事典』36頁下段2~6行め…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(161)

・怪談レストラン❸『殺人レストラン』(4) 日本民話の会 学校の怪談編集委員会『学校の怪談大事典』の「峠の一軒家」と、本書の「とうげの一けん家」の比較の続き。要領は昨日に同じ。【B】深夜の来訪者~犬の異変『学校の怪談大事典』35頁下段13行め~36…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(160)

・怪談レストラン❸『殺人レストラン』(3) 「とうげの一けん家」は、日本民話の会 学校の怪談編集委員会『学校の怪談大事典』にも立項されている。2014年1月13日付「赤いマント(083)」に見た、11~44頁「1.こわい話」の11項め、35頁下段8行め「とうげの…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(159)

・怪談レストラン❸『殺人レストラン』(2) 私は『怪談レストラン』シリーズについて、余り知識がない。 当ブログでは、本巻と並んで怪談レストラン㊷『紫ババアレストラン』について、だらだらと長期にわたって、記事にする準備をしている、みたいなことを…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(158)

・怪談レストラン❸『殺人レストラン』(1) 本書に、「蓮華温泉の怪話」系統の話が収録されていることは、以前から気付いていて、はてなダイアリー時代に「(仮)殺人レストラン」と題する下書きを2011年10月24日に作成して、2018年7月23日まで加筆していた…

赤いマント(257)

・井上雅彦「宵の外套」(12) 赤マントに関連しそうなところはここまでであるが、序でに以後の展開を眺めて置こう。 友人に大切な何かを汚されてしまったように感じた「私」は「深草」に赴き、自転車を引いた黒い外套の「老人」に逢う。 続いて、四条大橋の…

赤いマント(256)

・井上雅彦「宵の外套」(11) 昨日の続きで①初出『京都宵』②再録『四角い魔術師』③再々録『夜会』の異同を確認しつつ内容を見て置こう。要領は8月8日付(250)に同じ。 昨日引いた、地の文になっている友人の説明の最後までと「私」の感想。【G】カイナデ…

赤いマント(255)

・井上雅彦「宵の外套」(10) 昨日の続きで①初出『京都宵』②再録『四角い魔術師』③再々録『夜会』の異同を確認しつつ内容を見て置こう。要領は8月8日付(250)に同じ。 昨日引いた、地の文になっている友人の説明の続き。【F】赤マントとの関連(二)(①47…

赤いマント(254)

・井上雅彦「宵の外套」(9) 昨日の続きで①初出『京都宵』②再録『四角い魔術師』③再々録『夜会』の異同を確認しつつ内容を見て置こう。要領は8月8日付(250)に同じ。 昨日引いた会話の続き。【E】赤マントとの関連(一)(①474頁3行め~475頁2行め②247頁…

赤いマント(253)

・井上雅彦「宵の外套」(8) 一昨日の続きで①初出『京都宵』②再録『四角い魔術師』③再々録『夜会』の異同を確認しつつ内容を見て置こう。要領は8月8日付(250)に同じ。 「黒い外套の男」の候補として、「私」は2人の人物(?)を上げている。1人は冥界と…

赤いマント(251)

・井上雅彦「宵の外套」(7) 昨日の続きで①初出『京都宵』②再録『四角い魔術師』③再々録『夜会』の異同を確認しつつ内容を見て置こう。要領は昨日に同じ。 語り手の「私」は、6月28日付(246)に引いた「自作解題」の類に「母から聞いた想い出話」等と述べ…

赤いマント(250)

・井上雅彦「宵の外套」(6) 8月1日付(249)までで①初出『京都宵』②再録『四角い魔術師』③再々録『夜会』の本文比較を終えたところで、小説の内容について見て置くこととしよう。 まづ6月28日付(246)に引いた、これら3冊に添えられた作者・井上雅彦(19…

青木純二『山の傳説』(08)

・「戸臺部落」と「人骨をかぢる狐の話」(3) 昨日の続き。要領は一昨日に示した。 【C】人骨をかじる狐~事件 村人の体験談の後段。 ①『山の傳説』278頁5~10行め 暫く行くと、ガリ、ガリと異樣な音をきいた、思はず立すくむと、雪の中に一匹のきつねが…

青木純二『山の傳説』(07)

・「戸臺部落」と「人骨をかぢる狐の話」(2) 昨日の続き。要領は昨日に同じ。 【B】冬の野天の火葬場~事件前段 ①『山の傳説』278頁7行め~279頁4行め ある年の冬、村人が用事をすまして歸路についたのは夜も深んで居た、雪はぴつたりとやんで/居た、空…

青木純二『山の傳説』(06)

・「戸臺部落」と「人骨をかぢる狐の話」(1) 前回、8月4日付「「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(156)」の冒頭に触れた丸山政也は、2019年9月22日付(125)に見たように、その著書『長野の怖い話』の「参考文献・出典・初出・引用」に、2019年9月…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(156)

・志村有弘 編訳『山峡奇談』(3) 志村氏が杉村顕道『信州百物語(信濃怪奇伝説集)』から採録している2話は、2019年9月22日付(125)に取り上げた、丸山政也・一銀海生『長野の怖い話 亡霊たちは善光寺に現る』にも採用されている。すなわち、「蓮華温泉…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(155)

・志村有弘 編訳『山峡奇談』(2) 本書が典拠を「杉村顕道『信濃怪奇伝説集』」とするのは、昨日引用した「あとがき」に「二作品」とあったように、「◆近代」の5話め、197頁5行め~199頁3行め「人骨をかじる狐の話」と、9話め、214頁8行め~22…

赤いマント(249)

・井上雅彦「宵の外套」(5)本文③ 昨日の続きで、初出①『京都宵』と再録②『四角い魔術師』そして再々録③『夜会』の本文の異同、行空けの位置について、最後まで見て置こう。今回の異同は行を跨ぐものがあるので、②の改行位置を「/」③の改行位置を「|」で…

赤いマント(248)

・井上雅彦「宵の外套」(4)本文② 昨日の続きで、初出①『京都宵』と再録②『四角い魔術師』そして再々録③『夜会』の本文の異同、1行空けの位置について。 ・①465頁13行め「聳」=②243頁上5行め→③130頁上10行め、ルビ「そび」添加。 ・①465頁14行め「剪定…

赤いマント(247)

・井上雅彦「宵の外套」(3)本文① 6月28日付(246)の続きで、初出『京都宵』と再録『四角い魔術師』再々録『夜会』の本文を比較して置こう。仮に番号を附して見易くした。 ①『京都宵』459~486頁 2月20日付(221)にも触れたように461頁から本文。461頁は…

赤いマント(246)

2月20日付(221)の続き。2月21日付(222)として準備していたが2月21日付(222)に書いたような理由で見送ってそのままになっていた。今、その確認すべきところの『四角い魔術師』の記述を補って、4ヶ月越しに投稿する。 ・井上雅彦「宵の外套」(2) 初出…

赤いマント(237)

・岩崎京子の赤マント(12) 今回は【B】赤マント流言の内容の、①『紫ババアレストラン』にのみに見える説明を、昨日から続けて確認して行くこととしましょう。 女の子の生き肝、と云うと上方落語「肝潰し」を思い出しますが、2013年11月20日付(030)に見…

赤いマント(221)

もともとは2019年12月24日付「森川直司『裏町の唄』(1)」に述べたように、森川直司『裏町の唄』を「赤いマント(221)」として取り上げる予定だったのだが、前段階の考証で長くなってしまった。昨日まで続けた田口道子『東京青山1940』にしても同様で…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(145)

・朝里樹 監修『大迫力! 日本の都市伝説大百科』 本書のことは11月23日付「赤いマント(211)」に取り上げたが、「二章 迫りくる影」の21項め(通しで42項め)、116~117頁に「おんぶ幽霊」が立っていた。 見開きのイラスト、左頁(116頁)に青光りする女性…

赤いマント(219)

【お詫び】11月下旬の記事の書名が全て『現代日本怪異事典』となっておりました。書名の校正漏れを指摘したところにこうして間違ってしまい、誠に面目ない次第です。煩雑になりますので一々の記事には断らず、纏めて訂正して、ここに記してお詫び申し上げま…