瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

雑記

松谷みよ子民話研究室「現代民話考」(02)

松谷みよ子民話研究室及び『現代民話考』の成立事情については断片的な記述を拾って見るばかりでしたが、その後、これまでその(主として物理的な)重さから敬遠していた『松谷みよ子の本』を見てみますと、やはりかなり詳しく、その辺りの事情が書いてあっ…

日本の民話『紀伊の民話』(09)

・『松谷みよ子の本 第2巻 太郎の物語・民話系創作文学・全1冊』一九九四年十二月二十五日・第一刷発行・講談社・669頁・上製本(20.0×14.8cm)松谷みよ子の本 (第2巻) 太郎の物語・民話系創作文学作者:松谷 みよ子講談社Amazon 649~655頁、松谷みよ子「あと…

日本の民話『紀伊の民話』(08)

庭の梅の実も粗方落ちてしまった。昨日は1日勤務で帰りに高円寺に行ったりして、帰ってから拾う余裕がなかった。パソコンを立ち上げる気力もなかった。――4年振りの高円寺駅界隈は、変わっていないような、しかし何処となく違和感を感じさせる、妙な気分であ…

飯盒池(10)

飯盒池の話にはなりませんが2020年3月29日付(09)の雑談の続きになるので一応その通し番号で続けます。 * * * * * * * * * * 飯盒池については、2020年3月21日付(01)から9日続けて確認してみました。 そのとき見付かった課題、平野威馬雄『日本…

祖母の蔵書(181)エリス・ピーターズ

祖母は同じシリーズの本はある程度、纏めて保管していたのだが、順番に並べておらず(しかし、これまで見て来たように時代小説のシリーズは番号を打っていないことが多く、並べにくいと云うことはある)途中の何巻かが別置されていたりする。私にはそもそも…

赤いマント(372)

当ブログではこれまで黒井千次(1932.5.28生)の著書を2点取り上げている。初回の記事はそれぞれ、2022年9月1日付「黒井千次『たまらん坂』(1)」と2023年1月1日付「黒井千次『漂う』(1)」である。 黒井氏の小説は、海外に赴任することになった知人から…

課金記事について(1)

昨日は、一昨日の記事の補足とすべく、祖母の夫と陸軍士官学校で同期だった人の追想録を取り上げるつもりだったのだが、先日の Windows 更新プログラムにエラく時間が掛かったので、もう Windows 10 ではアカンのかと思って、矢鱈と奨めて来る Windows 11 を…

祖母の遺品(16)軍事郵便⑤

朝日出版社の封筒に纏めてあった、伯母宛の祖父からの軍事郵便について、昨日までで葉書(12通)を済ませたので、今度は残りのものを見て行くこととしよう。 これら便箋は母親である祖母宛の書簡に同封してあったのだろう、封筒はない。よって日付がなければ…

全国歴史散歩シリーズ13『東京都の歴史散歩』(11)

昨日は以前借りたときには気付かなかった訂正シールに気付いてその確認なぞをしてしまった。――こんなのはまぁ詰まらない間違いの確認に過ぎないが、大きな変化のあった場所を詳細に見て行くと、昔の夏休みの自由研究くらいには十分なりそうだ。そして今の東…

全国歴史散歩シリーズ13『東京都の歴史散歩』(09)

久し振りに①文庫版上下2冊、②新書判上中下3冊、③B6変型判上中下3冊を揃えて見ました。 と云うのは、大和田刑場と云う、現在の八王子市に「あった」ことは確かだと思うのですが、実態がまるでよく分からない刑場が、この20年程の間に「江戸三大刑場の一つ」な…

大和田刑場跡(28)

昨日、濤江介正近の年齢、それから正親同人説の参考になろうかと刀剣販売店がネット販売している「正近」もしくは「正親」銘の刀を取り上げて見た。 美術品には偽物が少なくないことは承知している。私が大学院の修士課程のときに学会発表し、博士課程のとき…

山本禾太郎「東太郎の日記」(36)

山本禾太郎「東太郎の日記」については、2015年10月から12月に掛けて、初出誌の本文を紹介し、若干の考証を試み、更に浪花節についての調査も進める予定だったのですが、どうも当時は、今よりも働いていなかったのに強い倦怠感に襲われていて、職場も長続き…

佐藤健二『浅草公園 凌雲閣十二階』(6)

265~394頁「第四章 十二階凌雲閣の記憶と記録」について、まづ「あとがき」の記述を見て置こう。411頁15行め~412頁6行め、 第四章は資料集成的な部分で、今日の本づくりからすれば、さらに収録が忌避される。これを省略せず一章に位置づ/けたのは、社会科…

祖母の遺品(11)

・若山家の関東大震災(10)佐藤歯科医院③明治 9月9日付(09)の続き。 当ブログは翌日の記事を投稿するくらいまで、特に断らずに加筆修正している。投稿後に眺めると編集画面では気付かなかったアラが目に付く。かつ、ここまで書いて置こうと思っても入力し…

祖母の遺品(03)

・若山家の関東大震災(2) 昨日紹介したものに隣合うように、震災直前の若山次郎の葉書3通が保存してあった。 ・若山津子宛(大正12年8月)二十九日付若山次郎葉書 青黒インクで表に「朝鮮羅南本町第五九/號官舍/若山津子様/至急」とあり、額面の下、左…

祖母の蔵書(150)辞書①

ここには祖母の持っていた辞書を纏めて置きたい*1。 ・『ど忘れ二・三・四字熟語活用辞典』平成9年5月1日 初 版・定価1,438円・教育図書・305頁・20.0×12.0cmど忘れ二・三・四字熟語字典―大字版教育図書Amazon 合皮表紙にカバー。 ・講談社+α文庫 H-5-1 …

祖母の蔵書(148)円地文子

以下何冊かは客間のクローゼット右側3段めより。 ・『女帯』昭和37年5月30日 初版発行・三八〇円・角川書店・304頁・四六判上製本 祖母の蔵書はカバー存、帯はなかった。 ・『雪燃え』一九六四年二月二五日印刷・一九六四年二月二九日発行・定価三四〇円・…

祖母の蔵書(147)歴史雑誌

昨日の山本周五郎は昨年来の懸案(?)だった。クローゼットの奥に纏めてあるのを見付けたときには随分沢山あるような気がしたのだが、数えてみると19冊で、他に保存されていたものと合わせても32冊である*1。昨年、ベテランの古本屋に相談に行った際、言下…

祖母の蔵書(145)明治生れの男性作家

ここには、祖母が少数しか持っていなかった、日本の男性作家のうち、別に纏めている推理小説・時代小説・歴史小説に属さない作品を書いている明治生れの人物を纏めて置こう。 【谷崎潤一郎】 祖母は『源氏物語』を愛読していて、與謝野晶子・円地文子・田辺…

祖母の蔵書(142)パズル雑誌①

私は祖母が87歳のときに初めて会って、その頃はまだ元気で月に1度私ら夫婦で御機嫌伺いに通っていた*1。夕方待ち合せて、馴染みの料理屋で御相伴に与るのである。しかし、次第に食べる量も減り、かつ18時から1時間半ほどの料理屋の夕食では疲れるようになっ…

祖母の蔵書(139)相撲

祖母の家には小型の液晶テレビがあったが、付いていた記憶は殆どない。耳が遠くなって、台詞が聞き取れないのでドラマなどは久しく見ていないようだった。大きな声でしっかり話せば聞こえるので、買物などでは困らない。90代には見えなくても80代には見えた…

祖母の蔵書(137)植物

祖母は動物が苦手で、家人の家で飼っていた犬*1にも最後まで親しまなかったし、――かつてしばらく体調を崩したときに見舞に来た姪(姉の娘)が、叔母さまは本が好きだから、と見舞の品として絵本を買ったのだが、直前になって叔母さま、鼠が嫌いだったわ、と…

祖母の蔵書(133)野村胡堂②

鍵を引き渡す2日前に130冊余りを掘り出して大いに慌てたことは、8月2日付(122)に述べた。翌日、最寄りの古本屋に声を掛けて『童話』復刻版75冊と別冊解説、写真集1冊と明治期の木版本10巻5冊の3点を3000円で引き取ってもらった。『童話』は定価が19万8千円…

祖母の蔵書(124)長谷川町子

朝食の後、既に快晴で強い陽射しの下、自転車を駆って祖母宅に行って、居間に纏めて置いた使い差しのティッシュ4箱、5リットル入の小バケツ、使い差しの液体薬用石鹸とアルコールティッシュ、紙紐などを持ち帰った。室内も一通り見て廻った。これまでは行く…

祖母の蔵書(123)池田弥三郎

今日が祖母宅で作業が出来る最終日になるので出来る限り片付けてしまおうと、午前と午後に出掛けて、仮に自宅に持ち帰っていた本を祖母宅に戻し、それから残したままにしている本や、祖母が保存していた書簡その他記録類の整理に従事した。 しかし、今回のこ…

祖母の蔵書(122)童話

いよいよ明後日、仲介業者に鍵を引き渡すことになっている。電気や水道の契約は明日までにしてあるから、明後日は朝のうち、入ることは出来るがもう作業は出来ない。明日の夕方、仲介業者が見に来ると云うので、今日の午前、家人が久し振りに祖母宅に出掛け…

祖母の遺品(01)色紙

・「薫風自南來/淡」 ・「炭つげば/淋しゆう/ハなし/松乃声」右上に朱文楕円印「華游」左下寄りに白文円印「淡」 ・「幽庵に/陽光受/けて和〓*1」右上に朱文楕円印「華游」左下寄りに白文円印「淡」 ・蔓の付いた、細長い瓢簞の絵「〓*2風呼」右上に朱…

祖母の蔵書(101)少女小説

祖母は少女小説を愛好していた。『赤毛のアン』シリーズは既に取り上げた。吉屋信子は少女小説に限らずかなりの冊数があるので、別に取り上げよう。ここには点数の少ない作家の分を纏めて置こう。 【松田瓊子】 松田瓊子(1916.3.19~1940.1.13)は野村胡堂…

祖母の蔵書(099)歌舞伎

私が初めて会った頃の祖母は、杖を突きながらだけれどもスタスタ歩いていて、まぁ矍鑠としたものだったが、しかし段差は苦手にしていて、年末に長男宅に行って、年明けもしばらくゆっくり過ごして帰って来るのだが、往きには私もお供をして、当時各地の駅で…

祖母の蔵書(093)流行歌

ここしばらく、6月21日に見付けた、客間のクローゼットの左側、床の上の段ボールにあった本を取り上げているが、昨日唱歌を取り上げたので今日は(やはり冊数が少ないが)流行歌を取り上げて置こう。 ・『想い出の流行歌』昭和五四年四月一日 改訂第十二版発…