瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

映画

冲方丁『光圀伝』(2)

昨日の続きで、帯の折返しについて。文字は全て横組み。 表紙側折返しには黄色の明朝体でやや大きく「第7回本屋大賞受賞の/ベストセラー時代小説」とあって、白の明朝体で大きく「冲方丁『天地明察』」とあり、その下の右側には文庫版の、白黒の書影。斜め…

わが世代『大正十年生まれ』(3)

『ふるさと』と同時に借りていた、やはり神山征二郎(1941.7.16生)監督の映画。 ・神山征二郎 監督『北辰斜にさすところ』KWX-404 平成19年(2007)12月22日公開北辰斜にさすところ [DVD]発売日: 2008/09/05メディア: DVD北辰斜にさすところ [レンタル落ち]…

平方浩介『じいと山のコボたち』(2)

・映画『ふるさと』(2) 再生を始めるとまづ「こぶしプロダクション第一回作品」と青い台紙の上に塩を撒いたような背景に、明朝体横組みの白文字で表示される。 その字が消えると背景はそのまま、墨書の題字が大きく1字ずつ表示され始めると同時に音楽が始…

平方浩介『じいと山のコボたち』(1)

未読。本作を原作とする映画『ふるさと』を、当時母が相談員を務めていたボランティア団体のチャリティー映画会で見た。横浜の某区の公会堂だったと思うのだが会場についてはっきりした記憶がない。ただ、客はそれほど入っていなかったと思う。この映画が完…

Giuseppe Tomasi Di Lampedusa “Il Gattopardo”(2)

・映画(2) ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画『山猫』について、2016年6月2日付(1)に、Risorgimento(イタリア統一運動)の知識がなくてこの映画の世界に入って行けるものか、疑問に思ったのだけれども、まぁ色々と見所*1はあるから其処を気にしなくて…

田口道子『東京青山1940』(24)

・『現代民話考』の青南国民学校(5) 『現代民話考』の「子どもたちの銃後」に見える戦時下の青南国民学校(青南小学校)についての、田口氏の同級生西原(大村)煌子の回答の続き。 【2】「六 竹やり訓練など」では、冒頭、単行本299頁6行め「○東京都港区…

森川直司『裏町の唄』(14)

・「投稿 風便り」(7)三丁目の夕日③ 昨日の続き。 op.18 三丁目の夕日DVDを観ました 森川秀安さん(東京都) H18/2/9 HP管理人でもある活禅寺管長徹空無厳(中城無厳)は、「op.17 映画 「三丁目の夕日」 を観て 森川秀安さん(東京都) H18/1/20」…

森川直司『裏町の唄』(13)

中学に入学して初めて受けた眼科検診で結膜炎と診断され、駅前の病院が雑居していたアパートの2階にあった校医の眼科に毎日通っていた。今で云えば医療モールと云うことになるのだろうが、昭和20年代に建てたらしい古アパートの、木の階段を上ってすぐのドア…

森川直司『裏町の唄』(12)

・「投稿 風便り」(5)三丁目の夕日① 昨日の続き。 op.17 映画 「三丁目の夕日」 を観て 森川秀安さん(東京都) H18/1/20 「無厳さん推奨の」とあるから、例の「Nostalgia」に言及があるのかと思ったが、現在公開されている「Nostalgia」にはこの映画に…

森川直司『裏町の唄』(09)

・「投稿 風便り」(2) 昨日の続き。森川氏以外の人の投稿については、森川氏の投稿内容に絡めていない限り、薄い灰色で題と投稿者・公開(もしくは投稿)日の1行を示すに止めた。 op.3 霊巌山寺の輦台(れんだい) 森川秀安さん(東京都) H14/11/8 平成…

芥川龍之介旧居跡(21)

裏のお婆さんが死んだのは、まだ社宅に住んでいた頃のことだったような気もして来た。 しかし、退去後に取り壊された裏の家に新築された家を見に行き、出ていた表札がうちの苗字と同じだったことを両親に報告したような気もする。20年前の記憶は曖昧だ。当時…

湯浅初江、もしくは湯浅初枝(1)

湯浅初江(1902.6.22~?)は日露戦争の第三回旅順港閉塞作戦で戦死した海軍少佐湯浅竹次郎(1871~1904.5.3)の娘で、ドイツで活躍したソプラノ歌手である。 ネット上で最も詳細な伝記である Wikipedia ドイツ語版「Hatsue Yuasa」項は「湯浅初枝」と漢字を…

壺井栄『二十四の瞳』の文庫本(16)

・新潮文庫1089(2) 朝間義隆監督映画の昭和62年(1987)7月11日公開に合わせて、カバーに映画の写真を使用したものが各社から出ている。2016年6月12日付(13)にフォア文庫版(第27刷)を取り上げたときに、映画関連の商品等を貼付して置いた。なお、Amaz…

吉田秋生『櫻の園』(09)

・中原俊監督映画(4) ③の「main menu」画面は、右が濃いグラデーションの桃色地で文字は全て横組み、左にパッケージに使用されているB2判ポスター、その下に淡い桃色のゴシック体で英語の題「The Cherry Orchard」、ポスターの右に淡い灰色の明朝体で立体…

吉田秋生『櫻の園』(8)

・中原俊監督映画(3)出演者 前回整理した、映像商品のうち③のパッケージの写真は、ポスター(B2判)を縮小して収めている。 ポスター(B2判)にはもう1種類あって、制服姿の顔写真を1段に4~5人、5段に配したものがある。すなわち、2~4段めの中央は標題…

吉田秋生『櫻の園』(7)

来月、(と云うか、いつの間にか今週末になってしまったが)中原俊監督映画の Blu-ray 盤が発売される。櫻の園 [Blu-ray]出版社/メーカー: オデッサ・エンタテインメント発売日: 2019/08/02メディア: Blu-rayこの商品を含むブログを見る この映画については…

連続テレビ小説「なつぞら」(1)

しかし連続テレビ小説「なつぞら」が酷くて引いている。――登場人物が現代風の美男ばかりなのは、もう仕方がないと思っている。連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)作者: 大森寿美男,NHKドラマ制作班,NHK出版出版社/メーカー: NHK出版発売日: …

松本清張『砂の器』(12)

昨日の続き。 前回から文体が敬体になっていますが、その日の気分です。 西村雄一郎『清張映画にかけた男たち 『張込み』から『砂の器』へ』では、橋本忍(1918.4.18~2018.7.19)は昭和39年(1964)1月の父の死が切っ掛けとなって、3月19日付(10)に引いた…

松本清張『砂の器』(11)

昨日、西村雄一郎『清張映画にかけた男たち 『張込み』から『砂の器』へ』には、177〜313頁「第二部 『砂の器』、そして『黒地の絵』」210~268頁「第二章 それぞれの旅立ち」227~258頁「橋本忍の場合」の節、7項め、「父をいかにして殺すか」に、橋本氏が…

松本清張『砂の器』(10)

昨日の続きと云うより一昨日の続き。 本作のシナリオを収録するシナリオ作家協会 編『年鑑代表シナリオ集 一九六八年版』について。 本作は「作品解説」の最後に取り上げられている。415頁上段23行め~下段13行め、 特別賞になった『砂の器』は、昭和三十六…

松本清張『砂の器』(09)

昨日の続き。 本作のシナリオが、映画公開の5年前のシナリオ作家協会 編『年鑑代表シナリオ集 一九六八年版』に掲載されているのは、1968年度のシナリオ賞の「特別賞」に選ばれたからだった。これは「同年度の公刊雑誌などに発表された未映画化シナリオの中…

松本清張『砂の器』(08)

野村芳太郎監督映画『砂の器』については、2017年8月8日付(06)に取り上げた樋口尚文『『砂の器』と『日本沈没』70年代日本の超大作映画』の解釈について、それから山田洋次が脚本執筆時のことを何度か回想しているが、その異同についても検討するつもりで…

斎藤澪『この子の七つのお祝いに』(1)

1月に Amazon で買物をした際に、間違って「prime をためしてみる」と云うボタンをクリックしてしまった。別に試すつもりもないので解除しようと思ったのだが、既に1ヶ月無料体験会員にされてしまっていた。厄介なことになったように思ったのだけれども、会…

岡野玲子『ファンシイ ダンス』(1)

平成元年(1989)12月23日公開の周防正行監督映画「ファンシイ ダンス」については、2017年4月17日付「周防正行『シコふんじゃった。』(5)」に触れました。当時、貼付出来なかった関連商品を上げて置きましょう。 ・パンフレット 映画パンフ「ファンシイ…

笠原和夫『大日本帝国』(1)

年度替りの頃に図書館の棚で見掛け、先年、同じ監督・脚本の『二百三高地』をDVDで見たところであったので、それほど期待せずに借りて見た。――母が五木ひろし(1948.3.14生)のファンで、演歌の番組をよく見ていたから、主題曲は何度も聞いたことあるが、映…

川端康成『古都』(13)

・新潮文庫1833(4) 2014年8月11日付(03)の続き。 2014年11月に映画の写真がカバー表紙に使用されている①三十六刷を某区立中央図書館のリサイクルコーナーで入手した。それから家人の蔵書に①七刷があることに気付いたのだけれども、比較しないまま来てし…

Marguerite Duras “Hiroshima mon amour“(2)

昨日の続きで、清岡卓行(1922.6.29〜2006.6.3)訳について。 ・マルグリット・デュラス『ヒロシマ、私の恋人 かくも長き不在』 筑摩書房・282頁・四六判上製本 3冊見たが、いづれも新装版第2刷であった。 書名はカバー背表紙に拠る。著者名は右上にやや小さ…

Marguerite Duras “Hiroshima mon amour“(1)

・映画(Alain Resnais 監督)昭和34年(1959)6月公開 二十四時間の情事【字幕版】 [VHS]出版社/メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ発売日: 1997/11/28メディア: VHSこの商品を含むブログ (2件) を見るHiroshima mon amour (neu restauriert) [DVD]メ…

今井正監督『ここに泉あり』(09)

・日本シナリオ文学全集・9『水木洋子集』(6) 昨日引いた、映画で写される合同演奏会のポスターに示されているのはリスト「交響詩「前奏曲」」とチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」そしてモーツァルト「交響曲」第40番の3曲で、脚本の当該箇所「54 …

今井正監督『ここに泉あり』(08)

・日本シナリオ文学全集・9『水木洋子集』(5) 昨日の続きで、各シーンごとに登場人物を拾って行けば良いのだが、手間が掛かって今日中に済みそうにないので、6月18日付(04)に取り上げた、ピアニストとして本人役で出演した室井摩耶子の出演シーンにつ…